昨日、奈良へ出かけました。6月から春日大社境内にある鹿苑で子鹿の公開が行われています。鹿は、5月頃から初夏にかけて出産シーズンを迎えます。妊娠期間は約230日、年一回1頭の子鹿を出産し、子育てのすべてを母鹿が行うそうです。出産シーズンの人と鹿とのトラブルを避けるために母鹿を鹿苑に保護し、赤ちゃん鹿が母鹿と行動を共にできるようになるまでの期間、子鹿を特別公開しています。
今年の公開は6月1日(木)~30日(金)まで、公開時間は11時~14時、料金は一般300円、高校生以下は無料です。
奈良公園に生息している鹿は野生動物で、1957年に「奈良のシカ」は国の天然記念物に指定され、現在は約1,200頭が奈良公園一帯に生息しています。春日大社には「平城京鎮護のため茨城県の鹿島神宮よりタケミカヅチノミコトをご祭神として勧請した際、白鹿の背に乗り御蓋山(三笠山)に奉還された」という伝説があります。平安時代ごろからは神鹿として神聖視され、保護敬愛されてきました。
順路に従って歩くと、上から見下ろす位置から、母子の鹿を見学することができます。えさやりもOK(専用えさ100円)昨日現在、鹿苑内には母鹿218頭、子鹿87頭いました。
ゆっくり日陰で休んだり、元気に走り回ったり、見てて飽きませんでした。かわいい♪ 1頭しか産まないわけだから、母親以外のおっぱいも飲んじゃうって事なのかな?(^^;)
パネル展示コーナーでは、鹿の生態や歴史、愛護会の活動を紹介したパネル展示や、クイズなどがあります。もし?鹿を車でひいてしまったら?毎晩鹿が夢に出てくるかも?(^^;)
同じ目線で母子鹿を見るコーナーもあります。ちょうど、出産まもなくの母子鹿に出会うことができました。
出産後は、母鹿は栄養補給のために自らの胎盤を食べます。赤ちゃん鹿は、ヨロヨロと立ち上がり元気な様子でした。金網越しに、みんなが見守る中、初乳も飲んで一安心。性別は、1年ぐらいして角が生えてくる頃にようやくわかるそうです。*出産時に立ち会えば性別は調べることもできるそうです。
このコーナーでは、全国から寄せられたドングリを与えることができます。園芸用の肥料「しかっぴ」も出ていました。試供品を頂きましたので、少しだけ寄付もしてきました。
奈良の鹿愛護会 http://naradeer.com/
子鹿見学の前に、春日大社へ参拝しました。この辺りで見かける鹿は、なんだか神聖な感じ~。
修学旅行生もたくさん来ていました。
ここの絵馬、鹿の形のもあります。期間限定の白鹿おみくじをいただいてきました。(600円)大吉でした~!!
春日大社 http://www.kasugataisha.or.jp/index.html
以前、紅葉時にご紹介しています。【前ぶろぐ】
奈良はよくご紹介しています。カテゴリ:奈良 にて。この後は、奈良国立博物館で開催中の快慶展をご紹介します。次のぶろぐにて。