最近政府系機関がしきりと朝ごはんを食べろといっている。
しかも、何故か和食がいいらしい。
(優香が出てる頭で独楽を回すTVCMでも「ご飯を中心に」といっている。)
どうもおかしいと思っていたら、全然知らなかったのだが、食育基本法なんて法律が制定されていた。
この法律がなにをしたいのか、読んでわかる人がいたら教えて欲しい。
というか、こんな法律作ることにエネルギーを消費することの意味がわからない。
で、この食育にからむ話には山ほど疑問がある。
・何故朝ごはん(もしくは一日3食)にこだわるのか?
いわく、脳は一日に120gのブドウ糖を消費し、備蓄は出来ない。人間の体に備蓄できるブドウ糖は肝臓に50gくらい。夜寝ていても脳はブドウ糖を消費するから、朝ごはんを抜くと脳にエネルギーが行かなくなり、低血糖によって記憶力や集中力が低下する。
これが本当なら、私は毎日脳死している。早ければ8時には夕食をすませ、朝食は抜いて翌日の昼食まで食事はしない。16時間絶食ということになるが、この話が本当なら昼前には脳にエネルギーがいかなくなってしまう。って、脳死?
実は低血糖というのは極めて重篤な状態で、一食食事を抜いたぐらいでなるようなものではない。
「ガソリンをいつも満タンにしておかないとエンジンの調子がでない」といっているようなものだ。
そもそも人間という動物が一日3食だったとは考えにくい。
食物が手に入ったら食べてエネルギーを蓄積し、手に入らなければ食べなくても数日体調を維持できるように体は設計されている。
・何故和食にこだわる?
食育法には、「豊かな緑と水に恵まれた自然の下で先人からはぐくまれてきた、地域の多様性と豊かな味覚や文化の香りあふれる日本の「食」が失われる危機にある。」という一節がある。
また、朝食でとる食物の品数が多い子供は「夜更かしをせず」「学校が楽しい」という。で、品数が多い朝食は和食だそうだ。
しかしこれは典型的な「恣意的に原因と結果を混同させようとする調査レポート」だ。
「朝食の品数」も「夜更かし」も「学校生活の充実」も、おそらくは規則正しい家庭教育の結果であり、結果同士に因果関係はないと見るのが普通だろう。
(なお、ここを見ればこの千葉大明石教授が「早寝早起き朝ごはん」活動の関係者であることがわかる。)
新聞社もこんな幼稚な内容をそのまま記事にするなよ、と思う。朝食が洋食より和食の子の方が学校が楽しい??。日本のパンには何か人を憂鬱にする成分でも入っているのだろか。
教育や文化の話に巧妙にすり替えようとしているらしいが、結局のところ、わが国の農業保護、というのが本音としか考えられない。
しかし、食文化なんていうのは言葉の乱れと同様、変化するからこそ文化であり、政府が介入したってそんなもの変りはしない。
朝食に米飯を食べるか、パンを食べるかなんて極めて個人的な嗜好の問題であって、国にとやかく言われる問題ではないだろう。仮にそうした構造的な変化がわが国の農業に打撃を与えるのなら、産業側で努力するしかないのだ。
食育をめぐっては、根拠のないトンデモ似非科学のような話や統計調査による初歩的な目くらましが横行している。そしてマスコミは安易に同調し、多くの人がそれを鵜呑みにしているように感じる。
しかも、何故か和食がいいらしい。
(優香が出てる頭で独楽を回すTVCMでも「ご飯を中心に」といっている。)
どうもおかしいと思っていたら、全然知らなかったのだが、食育基本法なんて法律が制定されていた。
この法律がなにをしたいのか、読んでわかる人がいたら教えて欲しい。
というか、こんな法律作ることにエネルギーを消費することの意味がわからない。
で、この食育にからむ話には山ほど疑問がある。
・何故朝ごはん(もしくは一日3食)にこだわるのか?
いわく、脳は一日に120gのブドウ糖を消費し、備蓄は出来ない。人間の体に備蓄できるブドウ糖は肝臓に50gくらい。夜寝ていても脳はブドウ糖を消費するから、朝ごはんを抜くと脳にエネルギーが行かなくなり、低血糖によって記憶力や集中力が低下する。
これが本当なら、私は毎日脳死している。早ければ8時には夕食をすませ、朝食は抜いて翌日の昼食まで食事はしない。16時間絶食ということになるが、この話が本当なら昼前には脳にエネルギーがいかなくなってしまう。って、脳死?
実は低血糖というのは極めて重篤な状態で、一食食事を抜いたぐらいでなるようなものではない。
「ガソリンをいつも満タンにしておかないとエンジンの調子がでない」といっているようなものだ。
そもそも人間という動物が一日3食だったとは考えにくい。
食物が手に入ったら食べてエネルギーを蓄積し、手に入らなければ食べなくても数日体調を維持できるように体は設計されている。
・何故和食にこだわる?
食育法には、「豊かな緑と水に恵まれた自然の下で先人からはぐくまれてきた、地域の多様性と豊かな味覚や文化の香りあふれる日本の「食」が失われる危機にある。」という一節がある。
また、朝食でとる食物の品数が多い子供は「夜更かしをせず」「学校が楽しい」という。で、品数が多い朝食は和食だそうだ。
しかしこれは典型的な「恣意的に原因と結果を混同させようとする調査レポート」だ。
「朝食の品数」も「夜更かし」も「学校生活の充実」も、おそらくは規則正しい家庭教育の結果であり、結果同士に因果関係はないと見るのが普通だろう。
(なお、ここを見ればこの千葉大明石教授が「早寝早起き朝ごはん」活動の関係者であることがわかる。)
新聞社もこんな幼稚な内容をそのまま記事にするなよ、と思う。朝食が洋食より和食の子の方が学校が楽しい??。日本のパンには何か人を憂鬱にする成分でも入っているのだろか。
教育や文化の話に巧妙にすり替えようとしているらしいが、結局のところ、わが国の農業保護、というのが本音としか考えられない。
しかし、食文化なんていうのは言葉の乱れと同様、変化するからこそ文化であり、政府が介入したってそんなもの変りはしない。
朝食に米飯を食べるか、パンを食べるかなんて極めて個人的な嗜好の問題であって、国にとやかく言われる問題ではないだろう。仮にそうした構造的な変化がわが国の農業に打撃を与えるのなら、産業側で努力するしかないのだ。
食育をめぐっては、根拠のないトンデモ似非科学のような話や統計調査による初歩的な目くらましが横行している。そしてマスコミは安易に同調し、多くの人がそれを鵜呑みにしているように感じる。
朝食を抜いた人は朝食をとっていた人より集中力などが低下するなどという統計のデータは何種類も見たことがありますし、おそらく因果関係ははっきりあるのでしょう。
ガソリンに無理に例えるなら朝食を食べたら満タンで食べなかったらガス欠、というよりは朝食を食べたほうが質のよい、高純度のガソリンを脳に送ることができる、といったことになるでしょう。
確かに英国の学者による論文など、いろいろありますね。
これなど
記憶力に影響があるということで、かなり明確な差が出ているようです。
一方で、自分の実感として食事の前後で記憶力に差があるとは思えないので、本当にこんな差がでるのかな?という気もしました。
DSの脳トレで自分で実験してみようかな。
http://www.ajcn.org/cgi/content/abstract/67/4/772S?ck=nck
でした。
>「朝食の品数」も「夜更かし」も「学校生活の充実」も、
>おそらくは規則正しい家庭教育の結果であり、
>結果同士に因果関係はないと見るのが普通だろう。
結論的には、「ダメな親の再教育」をどうするか?団塊の世代が「躾をしなかった世代」に規則正しい家庭教育をどうしたら出来るか?という課題の解決方法の一つだと理解していますが・・・いかがでしょう?
>朝食に米飯を食べるか、パンを食べるかなんて極めて
>個人的な嗜好の問題であって、国にとやかく言われる問題ではないだろう。
>仮にそうした構造的な変化がわが国の農業に打撃を与えるのなら、
>産業側で努力するしかないのだ。
戦後、日本をアメリカの余った小麦の消費国にする為にパンを国が食べさせた結果としてパン食があるので、全く国によって個人の嗜好が形成されたのです。
だから、チャンと朝早く起きて子供の食事位、しっかり出来る親になりなさい、和食のおかずを作れる親になりなさい。・・・というメッセージ?なのでは。
今、やらないと、その子供達は益々出来なくなるので、私は田植えの最後に乗用田植え機を止めて、5列は家族総出で手植えの「田植え」セレモニーをやってます。
「親の再教育」と言いたいのを我慢(ちゃんと結婚して子供を育てるだけマシ)して、次の世代に期待しているのでは?
要は親の教育で、その責任は親の親である団塊にある。
先日TVを見ていたら、結構好感を持っていた若い女性タレントが「包丁を持つのは初めて」なんていっててがっくりきちゃったんだけど、一体母親は何をしていたんだと。
いまさら朝飯つくれ、なんていっても10年遅いぜ、と思うのでした。