ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

アクトビラ

2008年04月14日 | 雑記
「Sonet Sonet Sonet 光でアクトビラ」というCMソングが呪文の様に頭にこびりついてしまった。
かなりの費用をかけたキャンペーンだが、私にはしかし、このTVをネットにつなぐというビジネスが成功するとは到底思えないのだ。

お茶の間メディアである大画面TVと、パーソナルメディアであるインターネットは極めて親和性が低い。
(これは私が家財と個財という造語で何回か記事を書いているので、興味があれば左の検索窓から探してみてください)

気になった事柄のネット検索なんて極めてプライベートな行為であって、家族でわいわい、と言うものではないと思うのは私だけだろうか。
実際、アクトビラはお茶の間に危ない画像が飛び込まないように、i-modeのようなクローズドのコンテンツで運営される。でも、そんな「消毒済み」の情報なんてすぐに飽きてしまうだろう。

むしろキラーコンテンツはオンデマンド番組だ、という人もいるかもしれない。
でも有料コンテンツでどこまで市場を獲得できるのだろうか。しかも、動画コンテンツを楽しむ場合は「アクトビラビデオ」専用対応テレビが必要。

確かに、家庭のTV画面から映画が検索できて、ワンクリックで再生が始まり、レンタル並の価格で見ることができて、クレジットか何かで簡単に決済できる、というシステムが構築されれば間違いなくレンタルビデオ店舗は消滅する。

でも、大前提としてどの家庭でもスムースにそれができる状況を整備するのが、大仕事だ。

アクトビラビデオ対応のテレビがこの先どんどん普及し、光接続がまだまだ右肩上がりで拡大するという絵が実現しないといけないわけで、これは大変だ。