ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

20代は「かわいそうな世代」?

2008年03月08日 | 雑記
一番の関心事は貯金 20代は「かわいそうな世代」なのか(J-CASTニュース)

いわく、今の20代は酒も飲まず、車も持たず、一方で「自由に使えるお金の使い道」(複数回答)については、「貯蓄」を挙げた人が36.0%(日経)

将来への不安から、自己投資を控え堅実な生活を行う20代を「かわいそう」とするジャーナリストの意見を載せている。

これに対して、コメント欄は反論一色。
一言でいえば、「酒飲んだり車を持つことのどこが投資だ、それにハマルほうがよっぽど痛いぜ」ということだ。

その中でも、車についての議論はなかなか考えさせられる。
20代と40代との間には車に対する考え方にとんでもないギャップがある。

20代の意見は、「別に車がなくても困らない」なのだ。買えなくてかわいそう、なんていわれても全然ピンときていない。

では、なぜ困らないのか?

都市部では公共交通で十分、なんていうけどその状況は30年まえからそんなに変わっていないので、解にはなっていない。

-昔はなぜ若者に車が必要だったのか?
-そして、今はなぜ必要ではないのか?

これを本気で分析しないと、若者のクルマ離れの本当の理由はわからない。
だから、いくらトヨタが嵐の桜井翔に「3年分ください」とかいわせて買いやすさをアピールしても、あんまり効き目はない。

20代には戻れないし、20代の気持ちを理解することも物理的にできないが、おそらく簡単にいえば
「昔は(自分の)クルマを持っているのといないのでは生活の質(交友関係、男女関係など)にかなりの違いがあったけど、今はあんまり関係ない」
ということになるんだろう。