ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

YOUTUBEと省エネ

2008年03月01日 | 雑記
インターネットのトラフィックが急増しているという。
27日朝のNHKニュースはウトウトしながら聞いていたので正確かどうかわからないが、この3年で2.6倍とかいっていたように思う。

その原因は動画ファイルで、YOUTUBEやニコニコ動画などによるものらしい。

一方で、このトラフィック増加はサーバー負荷をも増大させており、それが電気使用量にかなり大きく影響しているという。

極端な話をすれば、チームマイナス6%とかいって暖房は25度やら、昼休みは消灯やらと一生懸命に省エネをする一方で、動画閲覧がそれを帳消しにしてしまっているのかもしれない。

YOUTUBEやニコ動の閲覧にその価値があるのかどうか、なんともよく理解できないものがあるけど、仮にこの先通信が放送を飲み込むのならトラフィックの増加はこんなもんではすまないだろう。

事実、経産省はデータ通信量は2025年に現在の190倍、IT機器の消費電力は約5倍となり、総電力消費の4分の1を占めると予測しているという(朝日新聞)
これが本当ならとんでもないことだ。まあ、IT機器の発熱量とか、圧縮技術などのブレイクスルーはまだまだあるんだろうけど。

データ通信の激増がすべて趣味や暇つぶしの動画配信だけに起因する訳じゃないことは承知しているが、よく言われる過疎地への遠隔医療診断なんかのニーズって本当にそんなに言うほどあるのだろうか?
やはり、データ通信の激増の大部分は放送からオンデマンド・インタラクティブな通信へ、ということに起因するんだと思う。

そのために大量の電気を消費する必要があるのか、私にはよくわからない。
というか、本当にそれがそんなに地球環境にインパクトがあるんなら我慢しろよ、と思う。