ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ITSの可能性

2007年01月07日 | ITS
このところどうも批判ばかりしていて、前向きな意見を出していないように思う。
ということで、ITSの可能性について最近思うことをあげてみよう。

前から主張している通り、ITSは安全向上にフォーカスするべきだ。
それを踏まえれば、路車間通信もありうると思う。

たとえば運転支援、特に今後増加する高齢ドライバーの支援だろう。
先ほどコメント欄に書いたが、たとえば高速道路の逆走を感知するというのはかなり有効だろう。
ナビの精度が上がれば、これは車ローカルでも実現可能かもしれない。

また、駐車時のアクセル・ブレーキ踏み違えによる事故も絶えない。
駐車場内ではアクセル開度を制御し、フルスロットルにならないようにするなんて事はおそらく技術的には実現可能だろう。DSRCで入り口でのオンオフ制御をしても良い。

さらに、交通事故死亡者の過半は歩行者と自転車だ。
事故死者を減らすためには車対車事故よりも、こちらの改善が先だろう。

ハイテクを使う以前に、自転車専用路や路面バンプなどで人・自転車・車分離を進めるべきだと主張しているが、これも通信によるソリューションはあるかもしれない。

ただし、それは「歩行者に発信機をもたせる」などという非現実的なものではだめだ。
もっと単純な、たとえば裏通りでは30km以上スピードが出ない、もしくは警告が出るような仕組みなら割と簡単に実現できるだろう。

こうした仕組みの実現には路側機と車載器および車両のエンジン制御が連携しなければならず、統一規格が必要だ。
さらにいえば、法整備が必要だろう。
しかし、今現在そうした「事故死者減に実効のある」ITSへの規格つくりが進んでいるようには見えない。

駐車場のキャッシュレス利用なんてことより、今年こそこうした本当に国民のためになる施策に焦点を当てて欲しいと切望する。

ページのリニューアル

2007年01月07日 | ITS
本文の文字がみにくいというご指摘を頂戴しましたが、Gooブログは出来合いのテンプレートを使っているとフォントの色変更も出来ないことがわかりました。

ということで、この際なので最初からカスタマイズで作り直して見ました。

またちょくちょくいじると思います。