ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

市販ナビゲーションのトレンド

2004年12月08日 | ITS
市販ナビゲーションのトレンドをみると、DVD再生機能はもはや常識となり、HDD化およびメモリーカード対応が進んできている。
HDDは当然音楽データの蓄積が可能で、メモリーカードによりPCからのデータ取り込みが出来る。松下の主力機種「ストラーダFクラス」では2400曲保存可能だ。
また、SDカード経由でTV番組などの画像データもナビの画面で観ることが出来る。

そして、一時期話題となった通信機能の話は殆ど聞かなくなった。
通信インフラの状況からして時期尚早だったとか、魅力的なコンテンツが用意出来なかったとかの分析がされているようだが、本当だろうか?HDDに必要な情報は全て詰め込んでしまっているから、それ以上の情報なんていらないんじゃないのか。
そしてPCの音楽や映像データが取り込めるのに、わざわざ通信料+情報提供料を支払ってクルマの中から通信でデータを取りにはいかないだろう。

今のナビには必要な情報は全て盛り込まれている。そこから先の差別化ということで、リアル3D交差点表示等というギミックに近い所の勝負になっているが、スタバ斉藤氏が今週の週アスでパイオニアのサイバーナビ新製品についていっているように、実はそんなものはいらないのだ。

価格的にリーズナブルな工場装着のナビを拒否して30万以上する市販ナビを装着する人たちは、ある種特殊なマニアだ。
従って市販ナビの例が一般市場にそのまま当てはまるとは思わない。

しかし、逆にいえばマニアですら通信機能はいらない、といっている訳だ