![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/41/ee65cfb6c5d1f2de376e96f516c2579b.jpg)
向井理が主演。「But, we wanna build a school in Cambodia.」というサブタイトルが付く。学生たちがカンボジアに小学校を建てるまでの物語である。
鑑賞して、映画としてのバランスや完成度はさておいて、何とも不思議な魅力がダイヤモンドの原石のように潜んでいるのに驚いた。、
なぜカンボジアに小学校なのか?劇中で主人公もそう問われて絶句する。ただ何となく、でしかないのだ。たまたま落ち込んでいるときに郵便局で見たパンフレットに150万円あればカンボジアに小学校が建つ、とあった。
そういう軽いのりが、やっぱり現地も知らないで何だ、というわけでとりあえず行ってみた辺りから事情が変わってくる。
ここからは現地ガイドとともに観客もカンボジア観光をする雰囲気になってくる。が、物見遊山の観光スポットではなく、見学先はカンボジア史の負の部分をたどる重い旅だ。現地ガイド役が役者さんなのか本物のガイドなのか分からないくらいうまくて泣ける。半分ドキュメンタリーのようなタッチなのだ。
青春のある時期、みんなが確かに輝いていたというノスタルジーに酔う。
カンボジアの田園風景の中での集団立小便は絵のように美しいシーンの一つだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます