短い墨絵タッチの芸術的なタイトルから本編に入ると、いきなり緩急のメリハリある映像世界が展開する。理想郷のようなファンタジー世界に現実世界が侵入する、その両者の対比的な描写を行き来しながら物語は語られる。
アーミッシュの世界を描くハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック/目撃者」と黒澤の「七人の侍」を合わせたような味わいがある。こちらは六人かと思っていたら、何とちゃんと七人になっていた。
人間は世界を規定するあるストーリーの中で敵と味方を演じさせられているのだ。理想郷内のまったく別の規律の中では敵も味方も、あるいは北も南も意味をなさない。その別世界で「外界から理想郷を守る」という新たなストーリーを与えられた侵入者たちを観客は見守ることになる。
監督のパク・クァンヒョンはこれが長編デビューだそうだ。やや荒削りながらも、寓意に満ちた物語が多くを語っている。
ラストシーンは深い余韻を残す。すべてが夢だったら良いのに・・・・。
アーミッシュの世界を描くハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック/目撃者」と黒澤の「七人の侍」を合わせたような味わいがある。こちらは六人かと思っていたら、何とちゃんと七人になっていた。
人間は世界を規定するあるストーリーの中で敵と味方を演じさせられているのだ。理想郷内のまったく別の規律の中では敵も味方も、あるいは北も南も意味をなさない。その別世界で「外界から理想郷を守る」という新たなストーリーを与えられた侵入者たちを観客は見守ることになる。
監督のパク・クァンヒョンはこれが長編デビューだそうだ。やや荒削りながらも、寓意に満ちた物語が多くを語っている。
ラストシーンは深い余韻を残す。すべてが夢だったら良いのに・・・・。