スピルバーグ監督の話題作「リンカーン」をようやく鑑賞することが出来ました。上院で可決された奴隷制度廃止の修正法案を下院で可決するために、数の勝負の駆け引きがどう進められたかを描く真面目な映画ではありますが、面白いかと問われると、これまでのスピルバーグ映画とは違う、としか言いようがありません。
ヒューマンなエピソードをちりばめて、各登場人物の個性がくっきりと浮かび上がるという場面がありませんでした。長男役の若手実力派ジョセフ・ゴードン・レヴィットも見せ場なしでお気の毒でした。法案成立の後に、背後関係など説明もないまま大統領暗殺事件が唐突に付け加わって幕、となります。
個人的評価にはともかく、いろんな賞をたくさん受賞した作品です。アカデミー賞では12部門ノミネートされ主演男優賞と美術賞を受賞しました。
リンカーンのまだ幼い末息子が、売りに出ている奴隷のチラシを面白がって見ていますが、それをおかしいと思わなかった時代の怖さがあります。
ヒューマンなエピソードをちりばめて、各登場人物の個性がくっきりと浮かび上がるという場面がありませんでした。長男役の若手実力派ジョセフ・ゴードン・レヴィットも見せ場なしでお気の毒でした。法案成立の後に、背後関係など説明もないまま大統領暗殺事件が唐突に付け加わって幕、となります。
個人的評価にはともかく、いろんな賞をたくさん受賞した作品です。アカデミー賞では12部門ノミネートされ主演男優賞と美術賞を受賞しました。
リンカーンのまだ幼い末息子が、売りに出ている奴隷のチラシを面白がって見ていますが、それをおかしいと思わなかった時代の怖さがあります。