内田有紀と成宮寛貴が主演のラブストーリー。が、甘さは微塵もなくむしろ痛々しいくらいの不器用な愛だ。
しかし、たどり着いた先は穏やかな幸福感に満たされる。
今年が終わる頃になって、また邦画の秀作が出てきた。金子修介監督の代表作に数えられる一本になるだろう。芥川賞作家・絲山秋子の同名小説が原作。
10年間の物語だが、ある決定的なこと以外には登場人物に歳は感じられない。途中で挿入される時事画像と川柳が時の流れを説明する。
偶然出会ってイキナリの関係に陥り、その後、紆余曲折があって再び出会う、というパターンだが、相手をダメにしたという心の傷が再びお互いを引き寄せることになる。
視点は成宮の側にあるので、途中、内田は姿を消す。その間の堕ちて行き方がまことにリアルに描かれるる。
再会後、内田が不自由になった体で料理を作るシーンには驚いてしまった。今までどんな映画でも描かれたことのない部分を見せてもらった。
しかし、たどり着いた先は穏やかな幸福感に満たされる。
今年が終わる頃になって、また邦画の秀作が出てきた。金子修介監督の代表作に数えられる一本になるだろう。芥川賞作家・絲山秋子の同名小説が原作。
10年間の物語だが、ある決定的なこと以外には登場人物に歳は感じられない。途中で挿入される時事画像と川柳が時の流れを説明する。
偶然出会ってイキナリの関係に陥り、その後、紆余曲折があって再び出会う、というパターンだが、相手をダメにしたという心の傷が再びお互いを引き寄せることになる。
視点は成宮の側にあるので、途中、内田は姿を消す。その間の堕ちて行き方がまことにリアルに描かれるる。
再会後、内田が不自由になった体で料理を作るシーンには驚いてしまった。今までどんな映画でも描かれたことのない部分を見せてもらった。