SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「親愛なる君へ」

2011年10月13日 | 映画(サ行)
 特殊部隊の兵士が2週間の休暇を故郷で過ごしている。浜辺でサーフィンをやっているときに地元の女子大生と知り合う。休暇が終わって青年は戦場へ・・・。

 予告ですべてが分かってしまうような典型的なラブストーリーの予感。本来ならパスしたかもしれない作品を鑑賞したのは、名作「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」を撮ったラッセ・ハルストレム監督の作品だったから。

 特殊部隊ゆえ任地を明かせない二人をつなぐのは手紙のみ、という古典的な展開。しかし予告ですべては分からなかった。二人の運命の行方を大きく変えていくことになる突発的な事件が起こる。9.11だ。

 任務を終えて除隊、結婚という二人の夢は、対テロの国家危機の前に吹き飛んでしまうのだ。どうなる二人?

 意外な展開で遠回りはするけれど、ほろ苦さを湛えつつもどちらかといえばハッピーな結末には違いない。

映画 「ワイルド・スピード MEGA MAX」

2011年10月04日 | 映画(ラ行、ワ行)


 招待券でもなければ行かない映画に招待券があったから行った。が、これを見ない手はない超娯楽作だ。

 シリーズ5作目にして初見。だが、本作が最高という意見も多いようだ。過去作を知っている人はより楽しめるのかもしれないが、初めてでも十分に面白い。

 序盤のエピソードだけでも重量級だが、じゃあ仲間を集めてヤマを狙うかと、そこから始まる気配に興奮を覚えた。

 クライマックスのカーシーンでは2台の車に街が破壊され尽くしてしまう。

 というのも2台である重量物をワイヤーで引きずって高速走行するからなのだが、まっすぐ走るわけではないのでカーブするたびに曲がりきれない重量物が、道路際にある標識、樹木は言うに及ばず、建物まで破壊しまくる。

 傾向的には「オーシャンズ11」シリーズに近いチーム窃盗団のイメージだが、ど迫力で130分を一気に見せてくれるお得度大の作品だ。

 最後に、これはプロが撮影のために封鎖した道路で行ったものだから絶対にマネするなと字幕が出る。やりたくてもこれは無理だ、出来ない・・・。