日曜夜8時のNHK大河「天地人」のあと、TBSで「ぼくの妹」(6月28日が最終回)を見る生活が2ヶ月あまり続いて、どちらにも出ている長澤まさみが、それぞれにとても良いので目を見張っていた。
その彼女が主演というので見に行ったのが映画「群青 愛が沈んだ海の色」。
テレビの方がよほど良い、というのが素直な感想である。テレビは無料、映画有料だ。そう思うだけでも、金を取る以上、少なくとも料金に見合う見せられる商品にしてから出して欲しい。
長いカットは役者には酷だ。見る方も辛い。切り刻んでうまく繋いで見せてくれるのが映画職人だと思う。話も紙芝居のようにメリハリなく進行する。
20世紀フォックス配給で海外にも行くのか?大丈夫か?という不安が一杯だ。
ただし、海中撮影の美しさは見事だ。
都合2回の潜水シーンが用意されている。2度目は回想だと思い、なぜここで回想が入るのか不思議に思っていたら、そうでないことが分かった。誰が潜っているのか分からない観客が悪いのか?