SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

愛宕の麓に旧友を訪ねる

2012年03月07日 | 日常生活・事件

 福岡市の西に愛宕神社はあります。正確には鷲尾愛宕神社と言うそうです。ドーム球場や、福岡タワーよりさらに西、室見川を渡ったところにある、標高60mの愛宕山(というよりは丘?)山頂にあります。

 昔はケーブルカーがあったというこの山頂まで、高校時代は冬のマラソンで、苦しい思いをして駆け上りました。

 この麓に中学、高校を共にした旧友が社長をやっている会社があります。その社長室を先週、訪問しました。

 零細企業と本人は謙遜していましたが、クラシックな印象の、よく掃除の行き届いた部屋でした。卒業後ずっと付き合いがあったわけではないので、昔があって、今があるその間の歩みを部屋の中に置かれたものがそれぞれに語ってくれるようでした。

 夕刻の訪問で、その後、他の友人も交えて飲み会になったのは言うまでもありません。訪問記をブログに書くという約束はこれで果たせました。

Not for sale

2011年08月25日 | 日常生活・事件
 お盆休みに故郷で同期会に顔を出した。30人ほどが集まった。

 高齢にもめげずバンドをやっているという友人がCDを持ってきていた。くれるのかと思って聞いたら1000円でいいよ、というので一枚もらった。

 帰宅して就寝前に、山口百恵の後にこのCDを鳴らしたら、あまりの落差に愕然、とても下手だ。

 しかし友人があの年、あの顔でこのボーカルをこなしていると思うと、なぜかとても癒され、ヘタな歌もある意味では味があって病み付きになるかもしれない・・・とも思えた今年の夏の思い出であった。

 後でCDジャッケットをよく見ると Not for sale ではないか!!1000円も取りやがって・・・。まあ、頑張りに対するカンパと思うことにしよう。

誰かいる・・・?

2009年10月13日 | 日常生活・事件

朝の早い時間、
方向によっては地下鉄もほぼみんな座れる。

後ろの方で大きな声で話している。
日本語ではない。中国語のようだ。

見ると、相手と隣り合って座れなかったのか
通路スペースをはさんで向かい合って話しているようだ。

降車駅で後方扉に向かうと、
まだしゃべっているが、その向い側には誰もいない {{{{(゜∀゜;)}}}}。

なれない国で暮らすストレスなのか、
あるいは他の人には見えない誰かがそこにはいたのか?

車内が空いて来たので、付近にいた人も避けるように
他の席に移動していた。

北京のアマデウスたち

2008年08月21日 | 日常生活・事件

 アスリートたちは、それも、少なくともオリンピックに出るクラスの選手たちは、過酷な日々のトレーニングを黙々とこなす人種かと思っていた。

 だけどそうでない部類の選手がいることも分かったし、実際、彼らが素晴らしい記録でメダルを手にしている現実も目に出来た。体操の内村も、陸上のウサイン・ボルト(ジャマイカ)も・・・。

 食事に関して節制するわけでもなく、好きなものを好きなだけ食べて、練習もそこそこのレベルで継続している程度。本番前も過度な緊張はなく、むしろリラックスしている様子で、十分に周囲を気にかける余裕も観客にサービスする余裕も見せる。

 で、メダルを獲得する。

 この日のためにすべてを犠牲にしてきた方の選手たちは、「何なんだあいつらは」と憮然とするか、その天賦の才に嫉妬するかだ。

 モーツァルトの時代から努力型と天才型の葛藤は続いているのだ。しかし天才には天才の、我々凡人には分からない苦悩があるのだろう。

 二人の選手、冨田洋之と内村航平を見ていてそう思った。

エコの裏側 ~ そんなの関係ない

2008年08月18日 | 日常生活・事件

 近所のスーパーに近隣の資源ゴミ回収用ボックスがあるので、ペットボトルを捨てようとした。

 ボックスは蓋に当たる部分に空きカン用とペットボトル用の投入口が2つ設けられている。同じような大きさで、後者の場合2Lサイズの大きなペットボトルは投入できない。それようの大きな投入口のボックスがあるか探したが見当たらない。
 で、蓋を持ち上げて中に入れた。

 そしてエコの裏側を見てしまった。なんと中は仕切りも何にもなく、結果的にはどちらの口から入れようが「そんなの関係ない」のだ。

 回収した業者がこれを分別するのだろうか?忙しい業者にそんな手間隙を期待できるのだろうか?

 利用者が多いのか同じ回収用ボックスが2つ並んでいる。ならば一つをカン用、もう一方をペットボトル用にすれば分別手間はないはずだ。だけどそうなってはいない。だから分別などやっていないのではないかと疑いたくなる。

 限りなく怪しい。

怒涛の五月

2008年05月29日 | 日常生活・事件
 うるわし五月 緑に映えて 歌声響く 野に山に・・・・ 昔歌ったことのある歌の歌詞だ。

 しかし、今年の五月はこんなのどかなものではなかった。

 何かあらゆることがいっぺんに起こったという印象。突然というのではなく、スケジュールされ、あらかじめ何がいつ起こるかは分かっていた。

 しかしそれも昨日、5月28日ですべて終わった。

 仕事とプライベート、文に武に、あらゆる力を注ぎ込んだ。すべてが満足いくものではなかったものの、とにかくこなした。

 こなせたのだ。

自殺防止キャンペーン

2008年03月27日 | 日常生活・事件

 朝の通勤電車内の吊り広告を見てギョッとした。「東京から自殺を減らそう!」というのだ。「自殺防止!東京キャンペーン」最優秀賞受賞のポスターだそうだ。

 キャンペーンをやるくらい東京の自殺は多いのか?それも朝の電車で多くの人目にさらすほど深刻だとは。

 調べると年に3000人弱の方たちが自殺によって命を断っている。平成10年を境に、都内の自殺死亡者はそれまでの約2000人から急増したそうだ。交通事故死亡者の9~10倍というから深刻だ。

 春、桜の季節。死ぬとこの美しさをもう二度と目にすることは無い。

「願わくば 花の下にて 春死なん・・・」 と西行法師はうたっているが、これは命を全うして死の旅路をたどるとすれば花の季節に、ということだ。伊丹十三監督の「お葬式」で主演の山崎勉がしゃべる「俺が死んだ時、外は花吹雪・・・」という台詞もそうだ。

 春が自殺の季節であってはならない。

まさか・・・の光景

2008年03月14日 | 日常生活・事件
 
 朝の通勤途上での出来事。

 緑道になっている部分を通っていると、前から自転車が来ている。
 駅までここを通る人は少なく、皆さん一般道を歩くようだ。ときどき犬を散歩させている人やジョギング、散歩している人などと出会う。

 今日は珍しく自転車。気にも留めなかったのだが、すれ違いざまに運転者の顔に目が行った。

 右手に何か白く細長いものを持って、口に当てている。

 乗った人は黒い学生服を着ている!しかも坊主頭だ!

 タバコ吸ってるんじゃないのか???

 そう思った時にはもう彼方を走っていて確かめようも無い。だけど煙は出ていなかったようだ。非喫煙者として匂いには敏感な方なのだがそれも無かった。

 思い違いであることを願いたい。また、この光景を目にすることも無いように祈りたい。祈らなくても多分・・・、それはないだろう。

 7年以上この道を通っていて初めての出来事なのだから。

 もうじきこの緑道にも花が溢れる。季節は確実に動いている。

郵政民営化 初日

2007年10月01日 | 日常生活・事件

 今日2007年10月1日、郵政民営化が実現した。

 これまでの郵政省~日本郵政公社までの間、何か不便があったかというと何も無かった。むしろ他の多くのお役所よりも郵便局は親しみやすかったし、よく努力しているという印象であった。

 だから個人的には民営化を望んでいたわけでもなく、むしろ一部の政治家に無理やり民営化させられているように見えた。実際に困っていたわけでもないのに、「それで世の中は良くなるのだ」と国民は信じ込まされた、というべきだろう。

 しかし民営化前後から山間僻地の簡易郵便局はこれまでの受託者が閉鎖し始めている。窓口数は減ってきているのだ。送金手数料も一部を除いて上がるという。

 むしろ民営化されて不便になるところの方が増えるのではないだろうか?推進論者はそんなこと少しも教えてくれはしなかった。

 しかし、ここまで来てしまった。もう簡単には後に戻れなくなってきている。

 本日、その民営化の記念として切手が発行された。
 そもそも、最も強力な抵抗勢力は日本郵政公社自身であったはずなのだが、いざ民営化されてしまうと商魂たくましいというか、自らの逆境と信じていたものさえ商品化してしまう。

 でも、散々政治家に翻弄されてきたのだから、そのくらい逞しくもなるだろう。郵便局ファンとしてはそのバイタリティでこれからも頑張って欲しいものだ。

 さてその新しい郵政グループのマーク、Japan Postの頭文字JPをデザインしているわけだが、昨夜のニュースで見て以来、コーヒーのマグカップのように見えてしようがない。

 これから積極的に事業展開するというから、窓口の片隅でカフェ経営の可能性もあるのだろうか。

電車内で濡れる

2007年07月25日 | 日常生活・事件

 梅雨明け間近で暑くなってきた。満員の電車内は冷房の風も肩から上の話、下は体熱で蒸れた状態だ。
 通勤も上着なしの人が増えてきた。

 吊革につかまっていると、車体の揺れで、肘が前の人のワイシャツの肩の部分に付いたり離れたりする。半袖なので肌がじかに触れるが、水に漬かったようなひんやり感がある。
 2、3度揺られて分かった。どうもこの人の肩は濡れているのだ。

 前の人は太ったおじさん。やや汗臭い感じがする。
 下がランニングシャツだと肩の部分はワイシャツの下が即、肌だ。首の周りはそうでもないように見えるが、ワイシャツの下は汗が吹き出しているのだ。

 そう分かるとひんやりして気持ちイイというわけにはいかない。次のターミナルまでこれ以上密着しないように踏ん張るしかないのだ。

 かろうじて隙間を保ち、何とか持ちこたえて、ターミナルで人が降り始めるときにはっきり見えた。白いワイシャツはたっぷりと水分を含み、おじさんの動きに合わせて、張り付いた部分の肌色は微妙に形を変えていた。