ヒーロー大集合の豪華大作。怪獣ものならば対決企画映画になるところ、いずれも正義のヒーローなのでチームを組んで地球を守ろう、という方向になる。
それぞれに主役を張ってきたヒーローたちなので、時代劇とモンスターとロボットを一緒にどうまとめ上げていくかが見どころの一つ。
特に面白かったのは「ハルク」で、平常時の学者としての能力を買われての参加であり、怒りによって変身してしまうと敵味方の区別なくパワーが暴走してしまう。前半はとんでもないところで変身が起こってしまい、誰がこんなやつを連れてきたんだと言いたくなるが、後半はなぜかチームの一員になりきっている。
キャプテン・アメリカは身を張ってのアクションだから、ロボットスーツのアイアンマンとの能力差は明らかながら、軍を仕切った統率力でヒーローたちを動かすところはさすが。
最後の長い長いクレジットで、大半の客が帰った後に、本作一番の見せ場と思われるヒーローたちの食卓シーンが登場して笑える。くれぐれもお見逃しなく。