フランスの犯罪映画。あちらの刑務所では面会に来た夫人とベッドを共にすることができる個室が用意されている、という驚きの冒頭シーンで始まる。
男は強奪した金を独り占めし、獄中でも仲間だった男から責め立てられている。家族にも危害が及びそうになり、冤罪で釈放になる同室の男に家族を託す。ところが彼がとんでもない危険人物だったことが分かり、家族を守るために脱走する、というお話だ。
主人公が犯罪者で、犯罪者対犯罪者の話に追っての警察が絡み、迫力の逃亡劇にサスペンスが盛られる。
この一途な主人公にすっかり感情移入してしまい、彼が悪人であったことを忘れそうになる。
言葉に障害がある彼の幼い娘は可愛いし、女性刑事は美しいにもかかわらずタフでカッコいい。主人公の妻も、同室の男の妻も含めて、女性で見せてくれる作品だ。
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