2D派だが、時間の関係で3Dで鑑賞した。が、これが正解。直接ストーリーと関係ない情景描写も、駅の雑踏もずっと見ていたくなる。
マーティン・スコセッシ監督にしては珍しく暴力とも狂気とも無縁の世界だ。代わりに映画への愛が満ちている。映画創世記の幻の監督ジャック・メリエスについての秘話の趣である。
リュミエール兄弟が撮った最初の映画を作中で見ることができる。単に汽車が目の前を通っていくだけの短いフィルムに、当時の人たちは轢かれやしないかと肝を冷し、狂喜した。その技術革新の新しいステージを現代の観客は3Dで経験していることになる。映画のテーマと表現がぴったりと寄り添った稀有の映画だ。
どんな人にも存在する意味があるという主題に、元気をもらえた。心から見てよかったと思える、今のところ今年一番の作品になった。
マーティン・スコセッシ監督にしては珍しく暴力とも狂気とも無縁の世界だ。代わりに映画への愛が満ちている。映画創世記の幻の監督ジャック・メリエスについての秘話の趣である。
リュミエール兄弟が撮った最初の映画を作中で見ることができる。単に汽車が目の前を通っていくだけの短いフィルムに、当時の人たちは轢かれやしないかと肝を冷し、狂喜した。その技術革新の新しいステージを現代の観客は3Dで経験していることになる。映画のテーマと表現がぴったりと寄り添った稀有の映画だ。
どんな人にも存在する意味があるという主題に、元気をもらえた。心から見てよかったと思える、今のところ今年一番の作品になった。
「2011 映画ベスト10」に目を通しましたが、邦画&洋画中で1本も観ていません。(^^ゞ
昨年は大震災以降、観る気が失せたせいもありますが、そもそも指向がちがうようではあります。
http://www.geocities.jp/ina570/cinema.html
SEA sideさんご指摘の汽車が向かってくる映像に逃げたように、3Dに臨場感を抱けるテーマ性にブレ
はなく、好い映画でした。
ベスト10は本当に十人十色ですね。映画好きの友人と持ち寄ってもまったく重ならない時があります。
特に2011はバラツキ傾向大の印象です。