バットマンに続きスーパーマンも帰ってきた。
スーパーマンのスピードはともかく、映画としてのテンポは他のハリウッドアクション映画に比べるとゆったりしている。アクションよりドラマに比重があることの現われだろう。
確かに手に汗握るスーパーマンらしいアクションに関しては冒頭間もないエピソードが最大で、クライマックスでもある。
後は三角関係に近いラブストーリーと親子の絆(特に父と子の)の物語で引っ張ることになる。そこがやや物足りなく感じられれば2時間半が長い。
スーパーマンの家族といっても朝タイツ姿で「行ってきます」と出勤するわけではないので、ラストは暗示によって観客の想像にゆだねるのが夢があって良いかも知れない。
それにしても病院に入ったスーパーマンはスーパースーツ姿でもないわけで、クラーク・ケントとの差はもはやメガネの在る無しだけでしかないのにロイスが気付かないというのも・・・・。それもスーパーパワーの一つなのかもしれないが。
初々しく爽やかなニューヒーローの誕生だが続編はあるのだろうか。