SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画「世界から猫が消えたなら」

2016年07月11日 | 映画(サ行)
 5月中旬からのロングランで、シネコンでの上映回数は減ったものの大健闘中の邦画「世界から猫が消えたなら」をようやく鑑賞することができました。といっても積極的ではなく、時間があったから見た作品なのですが、大変失礼しました。とてもよく出来た感動作で、大いに泣けました。しかも映画に対する愛が詰まった、ファンなら必見の映画といえます。
 自分にとって大切なものとは何か、を考えさせられる映画です。主人公は突然余命がわずかと宣告を受けるのですが、もうすぐいなくなる自分の代わりに、周囲から大切なものが一つ、また一つと失われていくことと引き換えに生き永らえることができる、というファンタジーです。やがて主人公は死と向き合い受け入れる覚悟を持つにいたりますが、世界の美しさとそこに生きている人々への愛おしさが身に迫ります。
 見て良かった。大正解でした。まだの方にはお勧めです。終映も近いと思います。


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