身動き出来なくなり、暇に任せて隣を覗き見していて事件に巻き込まれる、というプロットを聞けばヒッチコックの「裏窓」のリメイクかと思ってしまう。
が、それをベースにした翻案というわけでもなく、まったく別のストーリーが作り上げられている。
「裏窓」では主人公のジェームズ・スチュワートを事故で身動き出来なくしたが、さて本作ではいかにして主人公を拘束するか?そのためだけのエピソードに結構手間隙がかけられている。
高校生の主人公は学校で教師を殴って謹慎処分にあい、家から出ることが出来なくなってしまうのだ。そのために警察がとる処置=センサー技術を応用した最新装備にも驚いてしまう。さすがアメリカというべきか。
さて、なぜを教師を殴ったか?ある決定的な言葉が主人公の癇に障ったからなのだが、そのためには主人公の父親が死ぬ必要がある。ではどのような設定で父親を死に至らしめようか、という順序で脚本の構想は練られたのではないだろうか。
しかも全編住宅周辺の閉塞感の中で、その冒頭のパートは遥かな山並みを望む美しい川での父と子のうらやましい情景を綴っており、その後の悲劇の描写も含めて、単なる状況設定のプロットにしては金のかけ方にも風格がある。
主人公は「トランスフォーマー」に続いてシャイア・ラブーフが演じており、全体は青春ミステリーとでも呼ぶべき楽しめる作品に仕上がっている。
それにしてもよく大事件に遭遇する高校生だ。
「マトリックス」シリーズのキャリー=アン・モスが主人公の母親で、豪華といえば豪華な配役だが彼女ならではの見せ場があるわけではなく、他の誰かでも十分な気はした。
が、それをベースにした翻案というわけでもなく、まったく別のストーリーが作り上げられている。
「裏窓」では主人公のジェームズ・スチュワートを事故で身動き出来なくしたが、さて本作ではいかにして主人公を拘束するか?そのためだけのエピソードに結構手間隙がかけられている。
高校生の主人公は学校で教師を殴って謹慎処分にあい、家から出ることが出来なくなってしまうのだ。そのために警察がとる処置=センサー技術を応用した最新装備にも驚いてしまう。さすがアメリカというべきか。
さて、なぜを教師を殴ったか?ある決定的な言葉が主人公の癇に障ったからなのだが、そのためには主人公の父親が死ぬ必要がある。ではどのような設定で父親を死に至らしめようか、という順序で脚本の構想は練られたのではないだろうか。
しかも全編住宅周辺の閉塞感の中で、その冒頭のパートは遥かな山並みを望む美しい川での父と子のうらやましい情景を綴っており、その後の悲劇の描写も含めて、単なる状況設定のプロットにしては金のかけ方にも風格がある。
主人公は「トランスフォーマー」に続いてシャイア・ラブーフが演じており、全体は青春ミステリーとでも呼ぶべき楽しめる作品に仕上がっている。
それにしてもよく大事件に遭遇する高校生だ。
「マトリックス」シリーズのキャリー=アン・モスが主人公の母親で、豪華といえば豪華な配役だが彼女ならではの見せ場があるわけではなく、他の誰かでも十分な気はした。