黒澤清監督の「ロフト」に次ぐ新作。まじめに幽霊の映画だ。
同じ手口の連続殺人事件が起こるが犯人は同一ではない、ではなぜ・・・・という展開は「CURE」を思わせる。それを追う刑事が役所広司であるところも同じ。
違うのはそこから先に幽霊がからんでくるところだ。今回は黒く闇の中でうごめく幽霊とは違う。美女で、しっかりと両足で歩いている。スーパーマンばりに空も飛ぶ。映像的にもくっきりはっきりだ。久々、葉月里緒奈の美しき幽霊。
伊原剛志が遭遇する恐怖のエピソードなど、理詰めでは説明しきれない不可解さもあり、ミステリーの体裁ではあるが「J-ホラー」と呼ぶべきものだろう。
何気なく見てしまったのに何もしなかったことの責任を、ある日突然、突きつけられ、自分の中の闇を見つめることになる恐怖が描かれる。
オダギリジョー、加瀬亮がカメオ出演している。
味わいとしては「CURE」+「回路」だが監督の新境地だと思う。
叫び顔を正面からまともにとらえると、なぜかムンクの「叫び」に似てくるような気がした。
同じ手口の連続殺人事件が起こるが犯人は同一ではない、ではなぜ・・・・という展開は「CURE」を思わせる。それを追う刑事が役所広司であるところも同じ。
違うのはそこから先に幽霊がからんでくるところだ。今回は黒く闇の中でうごめく幽霊とは違う。美女で、しっかりと両足で歩いている。スーパーマンばりに空も飛ぶ。映像的にもくっきりはっきりだ。久々、葉月里緒奈の美しき幽霊。
伊原剛志が遭遇する恐怖のエピソードなど、理詰めでは説明しきれない不可解さもあり、ミステリーの体裁ではあるが「J-ホラー」と呼ぶべきものだろう。
何気なく見てしまったのに何もしなかったことの責任を、ある日突然、突きつけられ、自分の中の闇を見つめることになる恐怖が描かれる。
オダギリジョー、加瀬亮がカメオ出演している。
味わいとしては「CURE」+「回路」だが監督の新境地だと思う。
叫び顔を正面からまともにとらえると、なぜかムンクの「叫び」に似てくるような気がした。