文学的な作品で昔の大衆芸能が強く前面に出ているため「オシャレな韓国映画」ではない。さらに四天王系のスターも出演していない。
したがって日本で受ける系の韓流作品とは一味違う。韓国では歴代を競うヒットだったそうだが、日本では「トンマッコルへようこそ」よりさらにマイナーな印象がある。しかし、都心では新宿にオープンしたミニシアターのオープニング作品として選ばれているだけに見ごたえのある作品になっている。
大ヒットした韓国テレビドラマ「チャングムの誓い」で、チャングムが仕える王様の先王が描かれている。本作の画面には登場しないものの、ラストのクーデター決起で重要な役割を果たしたのが幼少のチャングムである。
チャングム・ファンはぜひ劇場へ足を運ばれては。