みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ModelsvitのSu-7シリーズ その2

2013年10月05日 18時59分23秒 | 航空機(露・軍用機)
 モデルスビットの1/72のSu-7シリーズの内最初に出たのが、本格的な戦闘爆撃機型としての初期のタイプ、Su-7BMでした。このキットに付属している武装パーツが意外と少ない、という話の続きです。トップ写真はこのキットに入っている武装関係のランナーです。
 前回も触れたように、このキットに入っているのは、IAB-50という大型爆弾一個だけです。Su7BMがこの他の武装が搭載できなかったはずはないのですが、このキットはこの爆弾だけで、他の選択肢無し。それも、胴体下面左右パイロンに増槽一個・爆弾一個という変則的な配置になっています。で、このIAB-500という爆弾、戦術核爆弾の投下訓練用模擬爆弾なんだそうです。低空侵入してトス爆撃で核爆弾落として素早く逃げる、ってやり方でしょうか。それって、ドイツやカナダなどのF-104が、低空での高速性能を活かして、東側の戦車大部隊に戦術核を落とす、という任務を担わされていたのと同じですよね。時代ですな~。なんだ、結局東西共に相手に対して同じ恐怖を抱いていたってことだな。Su-7は、大口径リューリカエンジンと鋭い後退翼を持ってますので、やはり低空でスピードは出るはずです。
 ところで、写真下側のランナーの内、矢印をつけたのがIAB-500爆弾のパーツです。他には増槽のパーツが並んでいます。ということはこのランナー、シリーズの他のキットとも共通だってことなんですよ。増槽は各タイプ使いますので。でも、他の「Su-7BMK」や「Su-7U」にはこの爆弾は使いません。いずれも普通の戦術攻撃機と練習機ですからね。少なくとも組み立て説明図には使用の指示はありませn。
 で、写真上側のランナーはと言うと、ご覧のとおり、IAB-500大型爆弾の運搬用ドーリ―なんです。へえ、面白い。他の武装パーツを入れるのではなく、情景用のドーリ―が入っている、って。それも結構パーツが細かいんですよ。もちろんこのドーリ―は他のタイプにはついていません。なんか、タイプによって差別化する意欲を感じるシリーズですね。