みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

ホビーマスターのMiG-15

2010年02月06日 13時08分01秒 | 航空機(露・軍用機)
 二月に入ってからまだ更新していませんでした。いろいろ仕事が集中するときはするもので…。さて、またMiG-151の話にちょっともどります。私は塗装済み完成品にはあまり興味がないので、1/144の食玩系統を少し持っているだけです。HobbyMasterからは1/72の塗装済み完成品がたくさん出ていますが、これに一つ5,000以上出す気にもならないんですよ。
 確かに魅力的な塗装のものも出ています。朝鮮戦争のトップエース、エフゲニー・ペペリヤーエフの325番機夜間戦闘用下面黒塗装のガリシェフスキー中佐546番機盧今錫(No Kumsok)の亡命機にテスト用の米軍塗装を施したもの中国人民志願軍のエース王海2249番機(bisの方)機首に「中國人民志願空軍」と書いてあるプロパガンダ用塗装(国籍マーク無し)、といったところが朝鮮戦争関係ですか。でも、今のところ一つも持っていません。
 で、買ってもいないのにとやかく言うのはあれですが、やはり気になるのは尾翼の角度。いえ、HobbyMasterって中国製でしょ(正確には香港でしたっけ)。ネット上の写真を見ると、胴体が上下分割になっている(胴体側面に合わせ目が走っている)ので、「どうせ」HobbyBossのパーツを使っているんだろうと思っていたんです。しかし、HobbyMaster製品の写真を見ていて気づきました。これ、HobbyBossとは別の金型ですね。
 写真をご覧下さい。上がHobbyMaster、下がHobbyBossです。HobbyMasterの写真は上のリンク先から引用し、機軸が水平方向になるように向きを調整しました。一見して分かるように、尾翼の形状、各部のパネルライン、胴体の上下分割ライン、みんな別物ですね。以前、インジェクションプラスチックとダイキャストとは同じ金型を使用できると聞いたことがあるので、HobbyMasterの完成品はHobbyBossの金型を使っているんだろうと勝手に思っていましたが、そうではなかったわけですね。
 さて尾翼ですが、残念ながら、HobbyMasterは垂直尾翼前縁がやや寝ていますね。おまけに垂直尾翼後縁も立っているので、全体的に先端がすぼまりすぎです。要するに、タミヤ風。HobbyBossは尾翼上端がもう少し広くて丸みを帯びていますが、こちらの方が正しいと思われます。他にも、キャノピーの形状もHobbyBossと異なります。ちゃんと窓枠のラインは入っているので問題はありませんが、キャノピーの後端がやや胴体から浮いている。機関砲周辺はよさそうです。この写真だとエアブレーキが付いていないのはご愛敬。別パーツで入っていて、自分で取り付けるんだと思います。「どうせ」金型の流用だろうと思っていたのは私の偏見でした。ま、その内どこか量販店のワゴンセールにでも出ていたら、買おうかな。尾翼は気に入らないけど。