みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

各種スジ彫り工具 UMMスクライバー

2009年11月07日 23時21分38秒 | 工具・材料
 大阪のホビーランドさんのところで、ちょっと変わったスジ彫り工具を買いました。UMM SCRIBER(UMM SCRIBING TOOL, SCR-01)です。メーカーはUMM-USAというところ。説明書に書いてあるURLはここ。このスクライバーはここに載っていました。私の写真では、いっぱい並んでいるスジボリ工具の一番右に置いてあるのがそれです。右端に説明図をおいておきました。ご覧の通りおもしろい形をしています。各面に刃がついているので、慣れない内はどこを持って作業をしていいやら分かりません。熱中してカリカリやっていると、思わず痛ってことになりそうな(大袈裟)。
 で、実際の使い心地はと言うと… これが実にいい。スジ彫りには主に、Pカッターの刃みたいに曲がった部分を使いますが、きれいにまっすぐな線を彫ることができます。力の入れ具合で細い線太い線もある程度調整できます。普通は定規やテープをガイドにして彫ることになりますが、フリーハンドでもけっこうまっすぐ線が引けるんです。写真では小さいから見にくいでしょうか、3の「SCRIBE」の写真にあるように、直線部分の刃は航空機の胴体のような筒状のものに、まっすぐ当たりを取るのに便利。他にもカンナ(キサゲ)のように削ったり、ノミのようにえぐったりもできますね。航空機に細かくパネルラインを引く、と言ったスジ彫り作業にはもってこいです。こいつはいいものを買ったわい。

 で、ご覧の皆さん、これまた沢山スジ彫り工具を買い込んだものだと、あきれておられるかもしれません。ああこれは使えそうだと買い込んでいる内に、いつのまにかこんなにたまってしまいました。左から二番目はハセガワのトライツールのニードル。これを一番古くから使っています。主にPカッターと併用。そのほかのニードルは、ミネシマやコトブキヤなどなど。
 一番左は、チェコのplus modelの「MODELLER GRAVING TOLL(ママ)」。説明には、鉛筆のように線が引けるようなことが書いてあります。ご覧の通り、ねじをゆるめると刃が交換できるようになっていて、けがき針状の先端と、斜めに切り落として三角形に尖らせた先端と、二種類が用意されています。確かこれが一番値段が高かったと思うのですが、実を言うと今ひとつ使い方がよく分かりません。いろいろ試してみようとは思っているのですが。
 で、これだけある中のどれが使いやすいかと言うと… この中には、こいつはダメだというものは一つもありませんでしたが、まあ強いて挙げるなら… 写真中央下の方にクリーム色の柄のついた小さなニードルがありますよね。こで、ハセガワのスグレモノ工具シリーズの「テンプレート&エングレーバーセット」に入っているものです。説明書にはカルコと書いてあります。これが非常に使いやすかった。値段的には一番安いんですけどね。なにしろテンプレートのオマケみたいなものですから。もちろんパネルラインの直線を引くにはあまり適していないのですが、テンプレートを当てて四角い点検パネルを彫るとか、給油口の丸いキャップを彫るとかには、実にぴったりで、細い線をきれいに引けます。もっと高価な工具もそれなりに使いやすいのですが、コストパフォーマンスから言うと、このハセガワスグレモノ工具はさすがに「優れもの」です。
 あとこれ以外には、十和田技研のヒートペンに、極細スジ彫りの引ける先端工具があります。ピンポイント・プロとういやつ。これは非常に細い線が引けるようです。これで線を引いておいて、その後でスクライバーとうい方法もあると思います。これについては改めて詳しくレポートするつもりです。いやあ、ヒートペン大好き。