みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

エアフィックスのクロムウェル その1

2011年11月14日 00時41分00秒 | AFV(英)
 またまたいきなりですが、エアフィックスの新製品、クロムウェル巡航戦車Mk.IVです。行きつけの模型屋さんにはすでに発注してあるんですが、エアフィックスは時々入荷までにとてつもなく時間がかかることがある。ところが、ちょっと出先で見かけたので、どうせ二つあっても困らないし、値段も安いしで買ってしまいました。特に、一体成形で輪っかになっているプラ製キャタピラ、というのも興味があったものですから。クロムウェルを本気で作ろうと思えば、やはりレベルでしょう。だから、これは気軽に作ればよい。失敗しても恐くない。

 で、先に結論ですが、本当に「気軽に」作れます。これはすばらしい。今まで私が「気軽に」作ると言っても、結局時間はかかるし、細部がどうしても気になるしで、あまり気軽にならなかったのですが、これは本当に気軽に形になります。すでにネットでも話題になっていますので詳説は避けますが、キャタピラがプラパーツで、しかも連結式ではなく、最初から一回り一本につながった一体成形なんです。それがうまく車輪に巻き付いてくれるのか気になっていたんですが、箱組みの車体に内側の車輪を取り付けて、そこにキャタピラをごっそりはめて、さらに外側の車輪を付ければ、はいできあがり。写真の程度ならすらすらと、車輪の湯口処理まで含めても三十分もあれば簡単にできてしまいます。
 ただ、軟質のベルト式ではないので、駆動輪の歯がキャタピラにうまくはまるかが問題です。でも結果はごらんの通り。もう少し外側の駆動輪が深くはまった方がよいし、またキャタピラ下面がやや浮いた感じがするんですが、まあ気軽にここまでできればよしとしましょう。駆動輪だけは接着せずにおいて、キャタピラとかみ合う位置に調整してから流し込み接着剤で固定しました。他の誘導輪も転輪もそもそも歯がありませんから、かみ合わせは気にすることなくぺたぺた接着できます。
 いや~、この方式、いいなあ。いわゆるロコ式とは違って、車輪は別部品ですから立体感はある。金型が左右割りになるので、キャタピラ表面のモールドはどうしてもダルくなるし、キャタピラ中央部にパーティングラインが来ることになってしまいますが、それほど目立ちませんよね。気になるなら、よく見える位置だけでも、パーティングラインを削り、凹んだ部分を彫り込んでおけばよいと思います。
 この方式は、やはり車種を選ぶと思いますが、クロムウェルのようなクリスティー懸架方式で転輪が大きく、しかもキャタピラの幅が狭い車輌なら、有効ですね。なによりこんなに簡単に形になるとは思わなかった~。

 ついでに車体上面を載せました。車体下部は箱組み式。前後の装甲板も別部品。しかし車体上面との隙間はほとんど出ません。よし、この調子なら、組み立ては短時間で終わりそうだぞ。

E.T.ModelのティーガーI初期型パーツ その2

2011年08月24日 00時00分20秒 | AFV(英)
 E.T.モデルでもう一つ買ったのが、初期型用のフェンダーパーツです。サイドスカートを一枚ずつ、内側の梁まで含めて作って行くわけです。これは、エデュアルドやPartにもありました。ちゃんとやれば、それはそれはすばらしいティーガーができることでしょうが、根気と技術を要します。
 で、なぜこれをわざわざ買ったかと言うと、写真右下に見える、後部泥よけが北アフリカの501重戦車大隊の極初期型のものだろうと、またまた早とちりしてしまったからなんです。つまり、これの

右側の車輌の標準的な形ではなく、左側の北アフリカで一部見られる現地改修の形ですね。しかし、買ってきてよく見ると、標準型の泥よけでした。ほらね。

パーツの状態では、横方向に広く、角が丸いように見えたんですってば。でも、広く見えたのは単に折りしろだったようです。縁を折って、標準型の泥よけを作るようになっているんです。いや、もっとよく見ればよかった。しかし最近小さい物が見えにくくなってきたし、それに北アフリカのティーガーの泥よけの形状を正確に暗記しているわけでもないし…。まあ、本来の使い方をすればよいので、無駄にはなりませんけど。
 北アフリカのティーガーと普通の初期型とを作り分けるには、やはりPartのエッチングパーツを使うのがベストですかね。ファイフェルフィルターの形状の違いは、レベルにトランペッターのパーツを移植すれば大丈夫。トランペッターのティーガーの存在価値って、それくらいしかないよな。ところで上の、初期型と北アフリカタイプの比較写真は、タミヤの1/48キットです。いつも申し上げているように、私にとっての1/35と1/48は、ミニスケールを作る時の立体資料に過ぎないのです。

 さて、このE.T.モデルですが、1/35のパーツもたくさん出しているようです。1/72のパーツはと言うと、メーカーのウエブサイトによれば、
E72-001 米軍 AAVP7A1 (ドラゴン用)
E72-002 レオパルトⅡA5 (レベル用)
E72-003 ティーガーI後期型 (レベル用)
E72-004 ティーガーⅡ ヘンシェル砲塔 (ドラゴン用)
E72-005 T-34/76 1941型 (ドラゴン用)
E72-006 ティーガーI極初期型 (ドラゴン7370用)
E72-007 Ⅳ号F1型 (ドラゴン7321用)
E72-008 T-34 履帯 (汎用)
E72-009 パンターG (ドラゴン用)
E72-010 パンターG砲塔上面増加装甲 (ドラゴン用)
E72-011 ヤークトパンター初期型 (ドラゴン用)
E72-014 Ⅳ号G型 (ドラゴン7278用)
E72-015 Ⅲ突G型初期型 (ドラゴン7283用)
E72-016 Ⅲ突G型フェンダー(ドラゴン用)
E72-017 Ⅲ突G型ツィメリットコーティング(ドラゴン用)
E72-018 Ⅲ突G型シェルツェン初期型 (ドラゴン用)
E72-019 Ⅲ突G型シェルツェン後期型 (ドラゴン用)
E72-020 ティーガーⅡ ポルシェ砲塔 (ドラゴン用)
E72-021 ティーガーⅡ・ヤークトティーガー フェンダー/シェルツェン(ドラゴン用)
E72-022 ヤークトティーガー (ドラゴン用)
E72-023 ティーガーI ケベックカステン (汎用)
E72-024 ティーガーI初期型フェンダー (ドラゴン用)
E72-025 75ミリ対戦車砲Pak 40 (ドラゴン用)
E72-026 米軍M1126 IFV (アカデミー用)
E72-027 レオパルトⅡA6 (ドラゴン用)
というラインナップとなっています。扱っているお店は少ないのですが、ご参考までに。ところで、レベルのレオパルトⅡA5用なら、操縦手ハッチが正しい形にできないと意味ありませんが、どうかな。またキングタイガーとヤークトタイガーのフェンダー・シェルツェンとありますが、キングタイガーとヤークトタイガーでは車体長が違うんではなかったかな。ってことはちゃんと2セット入っているのかな。同じで済ませてはいないかな。パンター砲塔の増加装甲というのは例の、航空機による攻撃を少しでも防御するために砲塔の上面に追加された装甲板です。3突Gのツィメリットというのは、エデュアルドにもあったように、ツィメリットの溝が刻んである板を、車体各面に貼って行くというもの。これなんかは適切なエッチングパーツの使用に絞ったセットですね。ただ他のものは、最近のドラゴンのⅣ号やティーガーIはエッチングパーツがなくてもそこそこいいし、ドラゴン古い物はいまさらエッチングパーツを細部に使ったところでどうしようもないしで、よほどディテールアップしようとする人以外には、まあなくても構わないという感じもします。

Airfix 1/72 MiG-15 その2

2011年05月26日 21時47分31秒 | AFV(英)
 またまた分かりにくい写真で恐縮ですが、エアフィックスのMiG-15、右側胴体にコクピットを組み込んで、オモリを入れたところです。仮組みして、主脚接着部分に棒を立てて釣り合いを見たところ、かなりのテールヘビーのようです。機首にオモリを詰め込まなければなりません。テコの原理でできるだけ前方に効率よくオモリを入れたいのですが、うまいスペースがありません。
 まずノーズコーン、と言うべきか、コーンではないので機首インテークの内側ダクトパーツと言うべきか、空気を左右に分ける三角形のパーツの中にオモリを詰めます。と言っても、大きくて丸いガン玉だと隙間ばかりできて数が入りませんので、ここは小さい玉をできるだけ多く詰め込むことにします。その次は、機首の上側。ここには胴体左右パーツの位置合わせ用のダボがあって邪魔なので、削り取ってしまいます。そこに、ペンチで若干つぶしたガン玉を入れ込む。それでもまだテールヘビーなので、コクピットの前にもいくつか。これもペンチでガン玉の頭をちょっとつぶして接着部分を作っておいて、できるだけパーツに密着させて瞬間接着剤で接着します。いいかげんに接着して、あとで機体内部でガン玉がころころ転がっては困りますから。
 さて、くれくらいで十分かな。実はこれよりも2個少なくても機首が下がってくれたのですが、念のため余分を入れました。あんまり多いと今度は脚に負担がかかるし…。そしていよいよ胴体左右を接着です。

フジミのティーガーI 二輌目できました

2011年04月03日 23時14分06秒 | AFV(英)
 フジミのティーガーI、二輌目がやっと完成しました。あれ?前回の途中経過とあまり変わっていませんね。一応ドライブラシや剥げチョロを施し、うっすら錆びている感じになるように金属部分にはレッドブラウンを薄く上塗りし、パステル汚しなども加えたんですけど…。ドゥンケルゲルプの単色塗装が単調にならないように、退色や汚しや埃を派手に表現しなければならないのですが、やり過ぎるとくどいし、特にミニスケールの場合は一目で全体が目に入ってきますから、その釣り合いが難しいところです。一応これくらいにしておこうと思ったのですが、室内で見ても気づかなかった不釣り合いが、太陽光下で見たり、あるいはデジカメで撮影した画像を見たりすると、意外に目立ったりするんですよね。もうちょっと修正しなければならないな。
 私は、ほこりっぽさに加えて、つやの統一のためもあって、最後にパステル粉やピグメントをうっすら全体にかけることにしています。このティーガーのように車体の塗装が完全つや消しで、そこにワイヤーや車外装備品などがある場合には、金属塗装のつやが浮き上がって目立ちすぎるんです。そこにパステル粉をふりかけると、金属っぽい感じは残りつつ、全体が落ち着いてくれるんですね。それとデカールの縁も目立たなくなります。この際、暗い色のパステルを使うと思った以上に仕上がりがどす黒くなりますので注意が必要です。明るめの薄い色のパステルを細かく下ろしてうっすら使うのがよいようです。パステル粉って、一度かけてしまうと、除去するのが大変ですから。
 それと、タミヤのウェザリングマスター、付属の化粧品用みたいなハート型スポンジは、ミニスケールでは使いづらいみたいです。ウェザリングマスターもスティックも、私はドライブラシ用に毛を短くカットした筆に一度すり付けてから使っています。もちろん新品の筆をカットするのはもったいないので、使い古して反故にする前の筆をカットして使います。それから、百円ショップの平筆にも毛の硬さがいろいろあって、ドライブラシにちょうどよいものを選ぶとこれが結構使えます。

ズベズダのミニスケールフィギュア その5

2011年01月21日 19時00分30秒 | AFV(英)
 すみません、もう一回だけズベズダのミニスケールフィギュアについてレビュー。歩兵は全員一体成形で、これが結構よく出来ている、という話をしていました。この写真は、機関銃チームのパーツの一部です。これでお分かりのように、機関銃手の方は割と細かく部品分割がなされているんです。
 この機銃は、ええっと、PM1910重機関銃でしたっけ。この写真の範囲には写っていませんが、車輪なども結構細かく出来ています。また、射撃中の手が機銃の方と一体成形になっているなど、今風な分割になっています。また射手の下半身のみ左右割りパーツなど、ちょっとプライザーを思わせるパーツ割りにもなっていますね。
 このPM1910重機関銃、タミヤのフィールドカーにこれを搬送中のフィギュアが入っていましたね。その影響で、今は懐かしいエッシーの1/72ロシア兵セットにもスケールダウンした同じポーズのフィギュアが入っていました。我々の世代だと、この機関銃はやっぱり射つものより引っ張るもの、って感じです。ところが、そのエッシーのセットには搬送中のもの以外に、伏せ撃ちの射撃ポーズのものも入っていました。これはエッシーオリジナルだったのでしょうか。ところが、今見直してみると、部品分割は従来の常識的なもの。これはエッシーの組み立て説明図ですが、両手が別パーツ、胴体は一体パーツ、機銃は別パーツになっています。

PM1910の射撃ポーズ、ミニスケールのインジェクションとしてはエッシーに続いてたぶん歴代二つ目であるこのズベズダのキット。そのパーツ割りに、やはり時代の進歩を感じますね。

AFVクラブのチャーチルMk.Ⅳ

2011年01月08日 19時27分54秒 | AFV(英)
 あ、これもちゃんと買いましたよ、AFVクラブのチャーチルMk.Ⅳ。1/35に手を出す時間が今ありませんけどね。一度手をつけると保管スペースが余計に必要だから、箱のまま在庫しておくのが一番です。
 で、箱には「Special Parts, First Edition Onlyl」というシールが貼ってあります。これは、砲塔や車体に装甲の補助としてぶら下げるためのキャタピラがオマケで入っている、ということですね。パーツはこういうのが入っています。

一つの袋にランナー二枚分が入っています。大きな枠がいわゆる「重量型」キャタピラ、小さいのが「軽量型」キャタピラ。軽量型は以前別売りで出ていた連結式キャタピラ、重量型の方は最近連結式キャタピラとして発売されたものと、それぞれ同じものです。数はキャタピラ片側分の枚数。だから残念ながら車輌に履かせて使おう、というのはダメみたいです。それなら別売りを買わなければならない。これはあくまで補助装甲用です。キットにはただパーツが入っているだけ。このキャタピラに関しては説明図は入っていません。でもまあ、パーツを見れば組み立て方は分かるはずです。
 砲塔の周囲にぶら下げる以外に、

こういう使い方、ドイツの3号や4号に見られる予備キャタピラの装着法に似ていまが、これもやってみたいものです。ただ先日友達と話題になったのですが、砲塔周囲にぶら下げてあるキャタピラ、どこからぶら下げているんでしょうか。Mk.Ⅳの砲塔側面には、カモフラージュネットやシートや個人装備品をぶら下げるための小さな取っ手はついていますが、どうもそれに取り付けているんではないようです。もしその取っ手なら前面にはないはずですし、砲塔のもっと上からぶら下げてあるように見えますし。
 たぶん、これは予備キャタピラとして使うつもりはなく、あくまで装甲の補強として砲塔に溶接するなどして結構しっかり取り付けてあるのではないかと思います。上からぶら下げておくだけだと走行中に結構ゆれるはずですから、ブラブラするキャタピラが砲塔側面にガンガン当たっては中の乗員がうるさくて仕方がないはずですし。まあもっとも、チャーチルの場合、車体スポンソンの上面に上部支持輪は無く、キャタピラ(走行用の、車輪に履かせてある本来のキャタピラ)はスポンソン上面を擦りながら流れて行くだけです。何箇所かキャタピラを通すためのガイドがあるだけ。だからどのみち車体内部はキャタピラのガラガラいう音で相当うるさかったので、今さら補助装甲用キャタピラがブラブラしたところで大した違いはないのかも知れませんが。

マッチボックスのL.R.D.G.

2011年01月03日 00時00分36秒 | AFV(英)
 年賀画像に使ったマッチボックスの「L.R.D.G.」、全体を見たいというご意見をいただきましたので、アップしました。もう随分前に作ったので(あれ?二十年近く前じゃねえか?)今となってはお恥ずかしい出来でして、レベルからの再版分でそれこそリベンジしたいところです。よく見ると、ジープの方に載せているべきトミーガンがどこかへ行ってしまいました。ジープの向こうに見える白い板は、地雷原か何かを示す看板で、「Mines!」の文字を入れたいと思っていてそのままになっています。ほんと、作っていて楽しいキットですね。今でも十分通用します。と言うか、今はこうしたオールインワンのジオラマキットってなかなか発売されませんから、今でこそ価値を増していると言えるかも知れません。マッチボックスの古い箱のを持っていても、レベルで再販されるとやはり買ってしまいます。一時期は中国に金型が移っていて、いくつか中国で発売されていました。中国人は借り受けた金型でもいつのまにか自分のものにしてしまい、適当な法律を作って国外へ出せなくしてしまう、と聞いたことがありますが、今は金型がレベルに渡ったんでしょうか。中国人に雑に扱われて金型が痛むことを考えれば、ちゃんと保有すべき会社に金型を保有してもらいたいものです。
 まあそれはそれとして、シャールB1bisはトランペッターから出ていても、やはりマッチボックスかレベルの、このジオラマ台付きシリーズで作りたいと思います。ルノーFTもRPMから出てますが、このマッチボックスの味は捨てきれません。当時、フランス兵のミニスケールフィギュアって、これしかなかったもんな(今もないけど)。コートの裾を端折ったフランス兵にしびれましたね。

フェアリー企画のチャーチルNA75

2010年12月28日 00時00分36秒 | AFV(英)
 箱を開けてみました。1/144のキット本体に対して箱が大きいため、中袋はちゃんと固定してあります。ワールドタンクミュージアムではチャーチルは出ていなかったような氣がしますが、違うかな? これは1/144では唯一のチャーチルってことになるのでしょうか。あ、1/150という半端スケールで、ガチャポン用の組み立てキット(がちゃプラモ)が出てましたね。確かMk.Ⅲ。これはまた今度レポートします。
 さてここの製品は、こういう薄いブルーの成形色ですよね。時々車体や足回りが前後二分割というパーツ割りがありますが、このチャーチルは車体と左右スポンソン、という標準的な分割です。いやもう、ほれぼれするような出来です。組み立ても難しくなさそうなので、丁寧に塗装してやりたいところです。はて、デカールはどうしたものか…。ドイツものだと1/144でも別売りデカールが出てるんですが、イギリスものとなるとねえ。

フェアリー企画のチュニジアセット

2010年12月26日 22時55分25秒 | AFV(英)
 東京のお土産でいただきました。フェアリー企画の1/144レジンキット、「チュニジア」のセットです。いや、それが、模型に詳しい人ではないのですが、お土産何がいいと尋ねられ、模型と答えたら、何の模型がいいのか分からない、と言う。そこで、チャーチルがいい、但し、AFVクラブとタミヤとハセガワとイタレリは持っているから、他のものならなんでもいい、と。じゃあ店の人に尋ねてみる。何があるかはお楽しみ、ってことになってたんですね。そしたら大当たり。これを買ってきてくれました。
 フェアリー企画のレジンキットは、そのシャープな彫刻、独特の部品分割、独特の成形色など、一目見てそれと分かります。普通の模型店だけではなく、ワンフェスなどでもどんどん新製品を出していて、すばらしいメーカーですね。ただし1/144がメインなので、今まであまり持ってなかったんです。ここは、いろんなコンセプトで車輌何台かをセットにしていることも多いのですが、そのコンセプトも多彩で面白いし、また入っている車輌も私などほとんど知らないような珍しいものまであって、楽しめます。
 今回は「チュニジア」戦線のセットなのですが、オッター装甲車くらいまでなら私も知っているのですが、ロレーヌトラックに75ミリ砲を搭載したものなど、全然知りません。説明書によると、トラックはチェコ製のものをライセンス生産したタイプで、自由フランス軍海兵隊によって使われたものだそうです。いや、すげえ。それに、チュニジアのチャーチルと言えば、やはりNA75タイプですよ。そうこなくっちゃ。

ドラゴンのチャレンジャーⅡ その4

2010年12月23日 00時04分44秒 | AFV(英)
 しかし… イラクのチャレンジャーⅡ(スカートにリアクティブアーマー装着)とKFOR(リアクティブアーマー無し)とをこうして並べてみると、結局スカートの内側は普通に見る限りあまり目立たないんですね。KFORのタイプ(右側)は、後方にさらにもう一枚波形のスカートを接着することになりますから、起動輪直前まで隠れて結局そんなにキャタピラは目立たなくなります。下からのぞいて見ればばっちり途切れたキャタピラが見えてしまいますが、普通の角度ならこのままでも十分隠れるな。
 他で節約したキャタピラを、本番仕上げの作品に移植してきっちりつなぐ、ということを考えていたんですが、またそれは将来ってことにしましょう。そもそもDS素材になってからは長さも訂正されているので、そちらには必要ないし。

 で、今考えたのですが、サイドスカートに隠れてどうせ見えない、ちらりと見える場合だけを適当にごまかしておく、という目的なら、キャタピラの途切れた部分にプラ板を切ってそれらしく当てておく、後は塗装で適当に、という手段もありますね。もしくは、エポキシパテを適当に麺棒で伸ばしたものを当てておくとか。「型思い」で裏側(センターガイドのある側)を型取りして、数コマだけ複製して断裂部分に当てる、ってのも有りかも。いずれにせよ、ドラゴンの尻ぬぐいにコストや手間をかけるのは無駄ですから、あくまで簡単に、ってことで。