6月の沖縄県議選、7月の参院選を目前に控え、日本共産党の不破哲三前議長は16日夜、那覇市内で講演、沖縄県民が主人公の、基地のない平和な沖縄への展望を縦横に語りました。
不破氏は初めて沖縄を訪問した1970年、返還規定のないサンフランシスコ条約体制の下で、祖国復帰を果たした県民の団結の力を痛感したと述べ、辺野古新基地阻止のたたかいでも、「『オール沖縄』が強固に団結した時、これに勝てる力はどこにもない」と指摘。県議選と参院選で勝利して「沖縄の心を安倍政権に、そして世界に示そう」と訴えました。
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会場には県内の首長はじめ幅広い人びとが訪れ、立ち見も続出。「勇気と希望をもらった」などの声が相次ぎました。講演会の実行委員会は県内の全首長や各政党、政府関係者などに参加を訴え、辺野古の新基地工事を阻止するたたかいの現場などでも参加の呼びかけが広がっていきました。
沖縄県の翁長雄志知事と、金秀グループの呉屋守将会長(「オール沖縄会議」共同代表)がメッセージを寄せ、知事は「今後も『辺野古に新基地を作らせない』という、変わらない沖縄の民意を示していきたい」と表明。呉屋氏は、「日本共産党が多くの国民の視点に立ち、一段と大きな役割を担ってほしい」と述べました。来賓あいさつした那覇市議会の金城徹議長は「『オール沖縄』のたたかいを全国に広げ、ともに日本の政治を変えていこう」と呼びかけました。
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