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新田次郎の小説「映画剱岳ー点の記」の紹介

2010-08-27 23:43:46 | 貧困と社会
映画新田次郎「剱岳」が地上波で放映されたので、録画しておいたので視聴しました。ストーリーというより測量という仕事が人間の生活にどう役立っているのかということを感心したというのが感想なので、はじめのビデオのセリフを紹介しました。あとは映画紹介ということにします。

新田次郎の小説のあらすじ

明治39年、参謀本部陸地測量部の測量手柴崎芳太郎は、五万分の一地形図作成のために三等三角点を完成すべく、北アルプス剱岳への登頂と三角点埋設の至上命令を受ける。当時の剱岳は前人未踏の信仰の山であった。ほぼ同時期には日本山岳会(当時は山岳会と呼称)が結成され、剱岳初登頂を虎視眈々とねらっていた。



 柴崎は、かって剱岳に挑んだが登頂できなかった先輩の古田盛作を訪ねる。古田は信頼できる案内人として、宇治長次郎を紹介した。そして柴崎は現地へと向い、宇治長次郎と登頂路を探すが、なかなか見つからない。そんな中、不思議な行者との出会い、山岳会の小島との出会いがある。



剱岳の公式ホームページの有名人のコメント

十八才の木村大作が、初めて黒澤組で映画を知ってから五十年。今、彼はその凡てを注ぎ、劔岳の頂上に自分の点の記を刻んだ。その執念と情熱が観客を熱くする。
――――野上照代さん(元・黒澤プロ・マネージャー)

本当に感動します。涙も出ます。人間の凄さ、自然の厳しさが感じられて!情熱があれば、こんなことも出来るのだ、と知りました。
――――黒柳徹子さん(女優)



小説「剱岳」の秘話

作家新田次郎氏は、「劍岳 点の記」の書き下ろしにあたって、主人公「柴崎芳太郎」氏を直接知っている人に会おうと考えていました。そこで、当時日本測量協会の副会長であった園部蔀氏に話を聞くことにしました。園部氏は、陸地測量部時代に、無口で取り付き難い柴崎氏から、剱岳初登頂の話を直接聞く事ができた数少ない人です。



「測量の苦労は世の中に知られていない。ぜひ柴崎さんのことを書いて下さい。」それが私に残した彼の最後の言葉になった。園部氏は、この小説を書くために取材した多くの人の中で最も重要な証言者であった。もし園部氏に会わなかったら、この小説はできなかったであろう。なにか運命的なものを感ずる。
文芸春秋社 文春文庫 「劍岳<点の記>」401ページより



ロケ隊は大変だったと思います。ブルーレイに録画してみたので綺麗な映像でした。


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