ピケティ 『21世紀の資本』を読む 格差と貧困の新理論
トマ・ピケテイ著「21世紀の資本」はベストセラーが続き、解説本が次々に発刊されている。私も先日、「現代思想」を購入しました。トマ・ピケティのインタピーや学者識者が評論しています。その中で同志社大学大学院教授。国際経済学者でもある浜矩子さんが書評を書いていた。
見出しは「国家の社会性を取り戻すために」となっていた。トマ・ピケティを高く評価し、「21世紀の資本」が壊すトリクルダウンの幻想が副題。
冒頭「21世紀の資本。この言い方がいい。決して21世紀の資本主義とは言っていない。ここにこの大著の見識を感じるとのべ、21世紀型のグローバル経済と国家の今日的問題を展開している。
資本の野生返りとそれに何の対応措置も取ろうとしないことを指摘し、安倍政権のアベノミクスはむしろ資本がもっと野生化し、のびのびとワイルドに暴れまわることに加勢していることに情熱を傾けていると指摘し、日本を取り戻すとは、強い日本だと断罪している。これ以上、論評するとネタバレになってしまうので、ぜひ、読者の皆さんもお読み下さい。
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