レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

『嵐にしやがれ』次回予告「左利きの大変さのニノ」のこと

2015-06-11 | 左利き
6月6日放送日テレ(NTV)系の『嵐にしやがれ』で、来週の予告として「二宮和也の小っちゃな野望 左利きの大変さを世の中の人に知ってもらいたい!」という企画を他の二本とともに放送するそうです。

(画像:番組サイトより、次回予告)

どういう内容になるのか、楽しみです。

大体の予想(従来から言われている、ネットでもよく挙げられているような例――例えば、自動改札機とかハサミとかが使いにくい)はつきますが、あえて、なるほどそういうのもありか、というものを見せていただけるといいのになあ、という気持ちがあります。

今の時代ならではの…、アイドルさんゆえの…、といったものであれば、意外性もあっていいのではないでしょうか。
例えば、IT機器類が使いにくいとか、マイク等のパフォーマンスが限定されるとか、CM等で右使いを強要されるとか。

まあ、一般的な最低限度これぐらいの配慮は欲しいよね、といったものでも、もちろんいいのですけれど。
テレビ的には、前者の方が面白く見てもらえるんでしょうね。


 ●テレビの左利き特集

過去にも、テレビ番組で左利きに関連した特集やコーナー企画が放送されたことが何度もあります。
直近では、ZIPの左利き男子萌えの話題がありました。
(2015.3.3 日テレZIP!ハテナビ左利き特集~「左利き男子」萌え~に思う

そういったものは、左利きを取り上げてもらえたという点では非常に嬉しいものです。
がしかし、どうしても時間的な制約があったり、バラエティ番組として面白さを必要とするのか、最終的には笑いに持って行こうとしたり、茶化して論点をぼかそうとしたり、利き手・利き側の問題に無知な出演者が無定見なコメントを発したりで、利き手・利き側における左右平等を目指す私の立場から納得できにくいケースが出て来ます。

社会の改善に役立つ機会でもあるのに、うやむやにされてしまうことも少なくありません。
もう一息頑張ってほしいものです。

例えば、障碍者の問題だったら、少なくともお笑いで閉めようとはしないでしょう。
うわべだけでも真面目を装うのでは?
(ホントは、障碍者の問題であっても、その存在を当たり前のこととして受け入れて特別扱いしないという視点から言えば、笑って済ませてもいいのですけれどね。)

その辺に、無意識の内に偏見があるのではないでしょうか。


そういう中で、今回は、左利きの当事者からの情報発信ということで、期待は大です。

 ・・・

ちなみに、私のサイトの「左利きで困ったこと」と、そのデータを引用した、2007年12月の『R25』誌の記事を紹介しておきましょう。

<左利きプチ・アンケート>第2回 左利きで困ったこと(物理的バリア編)
右利きが左利きより多いのはなぜ?
↑の記事の私のコメントを紹介しておきます。
「右利きの人は、利き手に関して恵まれた環境で暮らしています。私は、左利きの人も同様に自分らしい生き方ができるように、メルマガなどを通じてご理解を求めるべく努力しています。よろしくご協力を!」

=参考になるかもしれない本=
*右利き社会での左利き生活の不便さ解説本:
『左利きの人々』渡瀬 けん/著 中経の文庫 2009.1
―左利きの著者による、右利き偏重社会における左利きの人の不便「あるある!」エッセイ集。

*左利きの子供のための生活支援のガイド本:
『左利きの子 右手社会で暮らしやすくするために』ローレン・ミルソム/著 笹山裕子/訳 東京書籍 2009.4
―左利きの子を持つ親で自身左利きの著者によるイギリスの有名左利き用品専門店オーナーによる、今までの日本になかった、左利きの子供を持つ親・先生へ向けた、左利きの子の生活支援のための手引書。

*左利き「矯正」に反対する本:
『ぼくは左きき 本当の自分であるために』度会金孝(わたらいかねたか)著 日本機関紙出版センター 2014/12/18
―左利きの元教師の本。自身の書字「矯正」体験と左に戻した体験を通して語る「矯正」を否定し反対する本。

--
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「『嵐にしやがれ』次回予告「左利きの大変さのニノ」のこと」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
--
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする