平成29年度文化庁芸術祭賞贈呈式が終わりました!

2018-01-24 21:59:28 | 日記

1月22日、大阪中之島リーガロイヤルホテルで「平成29年度文化庁芸術祭賞贈呈式」が行われました。

私は「第24回西川充りさいたる」の成果に対して芸術祭優秀賞を頂戴しました。

「西川充は、長唄・新曲浦島と清元・顔見世芸者という曲趣の異なる二曲を踊り分け、実力を示した。新曲浦島は端正で品格のある踊りにスケール感もあり、顔見世見物に行く芸妓を歌舞伎の吉田屋などを織り込みながら綴った顔見世芸者は、扇を深編笠に見立てるなど振りのおもしろさを自分のものにし、楽しい作品として踊りこなした。」という評価をいただきました。

ここまでこれたのは一にも二にもK先生のおかげです。そしてK先生と巡り合わせて下さったお鯉先生のおかげです。そして私の我儘を許してくれた家族をはじめ、回りの皆様のおかげです。一度目の受賞は「やっと受賞できた!」という喜びが第一でしたが、今回はここまで育てて下さった皆様に感謝したいという想いがまずはじめに浮かびました。一年半前に「あわや?」という事故に遭遇した後だけに、「踊れた!」というだけでも十分嬉しかったのに、こんなご褒美をいただけて怖いくらいです。このご褒美は「もっと精進しなさい!」ということだと思い、更に前に進んで行きたいと思います。贈呈式で文化庁長官は「稽古は強かれ、情識はなかれとなり」という世阿弥の言葉を贈ってくださいました。よく噛みしめて歩んでいきたいと思います。

贈呈式の後は祝賀会があり、他の受賞者の方や私の為に駆け付けて下さったK先生やMさんや社中の皆さんと楽しい一時を過ごしました。その後雨の高速道路を通り京都へと向かい、K先生ご夫妻、Mさんと四人で、夢のような時間をワインを飲みながら過ごしました。「みっちゃんよかったなあ!おめでとう!お千代さんにちゃんと報告しいや。お鯉さんのお墓にもちゃんと行くんやで!」とK先生に言っていただき、少しは恩返しができたかなと感慨深かったです。


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