西川菊次郎先生有難うございました

2023-03-07 09:23:33 | 日記

早いもので、西川菊次郎先生の忌明けを済ませたと京志郎さんより連絡があったので、光音寺町のお宅におまいりに伺いました。

お正月早々に伺った時には、自分の中の整理がよくできていないままでしたが、それから月日が経つうちに、漸く菊次郎先生のいらっしゃらない現実への理解が進みました。命をかけて私へ芸の厳しさを教えて下さったのだと思うとただただ申し訳なく、それにお応えしなければとは思いつつ、お応えできるのだろうかと不安にかられています。

写真に写っているのは「英執着獅子」の衣装です。お稽古が終わって遅くなるのにこつこつとご自身で縫われたものだと京志郎さんが説明して下さいました。一針毎に魂を込めて役に一歩一歩近づいていくー私にはまだまだそんな執念が足らないなあと思いながら、その足りなさをご自身の身を削って教えて下さったのだと、遅すぎるとは思いながら、感謝して名古屋を後にしました。


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