きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

最後の日の こどもの城 

2015-04-03 | 美術館・博物館・記念館・園
2015年2月1日、閉館のその日。






館内は、多くの親子でごった返していました。
こどもたちと出かけて ワークショップで何やら造ったり、
屋上で三輪車に乗ったり、
走り回るのを見守った遠い日を思い出しながら
館内を歩きました。














竣工 1985年
設計 山下設計
東京都渋谷区神宮前5-53-1

「閉館に際し、お伝えしたい
こどもの城の気持ち」小パンフレットより

1985年11月、国際児童年を記念して、日本で
初めて国立の児童館「こどもの城」が誕生しました。
子どもの芸術、体育、音楽、造形、科学、保育、保健に関わる専門家が集まり、
多彩な遊びのプログラムをとおして子どもの可能性を引き出し、
家族の子育てを支えてきました。
子どもの城が大切にしてきたことは、
本物に触れるさまざまな体験や人と人とのかかわりを提供することにありました。
思いきり遊ぶことで感性を磨き能力を培い、人とふれあう心地よさ、喜びや達成感を伝えてきました。
 子どもにとっての遊びは、自発性、創造性、人を思いやる心、役割、
責任感、社会のルールを育むかけがえのない栄養です。子どもたちがこれからも多くの人とふれあい、
さまざまな刺激を受け、魂を揺さぶられるような体験を重ねてほしいと考えています。
 また、ご家族が多様な家族と出会い、楽しく子育てできることを願ってやみません。そして、なにより、
こどもの城で過ごした時間を胸に、
たくさん遊んで、心身ともに元気に育っていくことを願っています。

長い間、活動へにご理解、ご来館、誠にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

2015年2月1日
国立総合児童センター
こどもの城
コメント (2)
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