きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

夏休みで日光へ 旧山縣有朋邸

2010-08-18 | 西洋館
決めているのは 宿だけ…。
日光へ3泊4日の家族旅行に出かけました。
家族には申し訳ありませんが、けっこうわがままな旅となりました。

お盆前の東北道を、快適なドライブ。
少し遠回りして 矢板インターチェンジから20分くらいのところにある
山縣有朋記念館に行きました。
駐車場から、林を少し歩くと 洋館が二棟見えてきます。





なぜか1体。館の手前に佇んでいます。
明治38年10月刻(1905年)



左側が、山縣有朋記念館。
右側は、現在 子孫の方が住まわれています。

神奈川県小田原にあった山縣の別邸・古稀庵の敷地内に1909年に建てられた洋館です。
関東大震災で被災し、1923年に現在地に移築されました。
設計は 伊東忠太。
当時の装飾品と、山縣有朋の遺品が展示してある、私設の記念館です。





山縣有朋のイニシャル「YとA」をモチーフとしたデザインだそうです。



正面玄関から 入るのかと思いましたが…。


このサンルームから 中に入りました。



残念ながら、内部は撮影禁止です。
2階の応接間は、重厚感に溢れていました。
階段室のステンドグラスや、頭柱など
さりげなく 細部にこだわった建物でした。
窓を締め切った室内は
少し湿気を帯びた 時が止まったような 香りがしました。

エキソプレッソをいただきながら、建物の説明に耳を傾けてきました。

山縣有朋記念館
竣工 1909年
設計 伊東忠太
所在 栃木県板矢市上伊佐野1022
(駅からタクシーだと、往復約7,000円かかるそうです)
コメント (14)
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