桒田三秀税理士

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税務調査官の目 その34

2010-12-05 10:04:43 | 税と会計
 調査が始まると、早い時期に社員名簿や組織図、パンフレットの提出を求められることがある。ホームページを作成している場合は必ず閲覧してから訪問する。

 社員名簿や組織図は人的な全体像を掴み、架空人件費の計上がないかどうかをチェックするためだ。他にタイムカード、出勤簿、配席図、履歴書、給与振込の控、源泉徴収簿などあらゆる資料が要求されることもある。さらに建設業や製造業などでは、出面帳や作業日報などを見て、現場スタッフの現場ごとの割り振りがチェックされる。

 現場があるのに売上がないとか、給料が出ているのにどこの現場にも当てはまらない人がいるといったことが発覚すると徹底的に追及される。

 ひとつのポイントを異常なまでに深く追及される場合は、取引先などの反面調査により資料を持っている場合が多く、疑われていると思って間違いない。
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