とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

日吉の春

2015年04月02日 | 横浜市港北区
  「日吉の鎖国が解かれた!

  その報を耳にし、さっそくと足を運んだ。

  というのも昨日(1日)から、東急バスの独裁状態にあり他の地域へ足を向けることが困難だった日吉5~7丁目、通称日吉宮前地区に、臨港バスという他国の勢力が進出するという歴史的な出来事が始まったのである。

  当えにっきでも過去に既報のとおり、10年前にはその宮前地区で「新川崎に行かせてくれ!」という民主化に向けた市民運動も展開されていた。今回の臨港バス進出は、四半世紀前に市外局番が「044」から「045」へと変更され局番も2桁から3桁になったことで、ようやく正式に横浜への仲間入りができたことに次ぐ画期的な話といえよう。

  ネタ半分はともかく、本来なら初日に足を運ぶべきものだろうが様々な理由から今日になってしまった。

  ツイッターのフォロワー氏に声をかけたところ同行を希望なさったため日吉駅で待ち合わせ。1530時に日吉駅に着くと学生がうじゃうじゃいて落ち着かない。もう入学式だろうか。

   日吉駅に着いた臨港バス(望遠のため画像がイマイチなのはご容赦)
   来ました来ました

  せっかくなので臨港バスの担当便に乗ってみたい。系統番号は「日95」で日中はおおむね30分間隔での運行です。1545時発の便に乗客は我々を含めて5名。この時間ならこんなものか。東急バスの定期を持っている人なら別途運賃が発生するし、両社に乗れる共通定期(この系統のみ有効)も発売されているけれど東急の新羽営業所と小杉の案内所でしか扱わず、沿線では買えないというのはひどい。しばらくはいろいろ様子見ということなのか。

  矢上川を渡る前に降りる人もいる。昨日は沿線で盛大な開業記念式典が挙行されたであろうことは寡聞にして存じませんし、早期開業を願って「早く開通しますように」という願い書きがアスファルトになされていたというのもあったのかなかったのか。

  その矢上川を挟んだ一本橋と江川町では正面の案内板に、停留所名に次いで「(95)」という文字が付されている。一瞬頭を捻ったがどうやら系統によりバス停の位置が異なるため便宜的に付与している、といってもこれだけでは何のことやら。むしろ運転手向けなのだろうか。

  日吉駅で乗った老婆が夢見ヶ崎動物公園で降りていった。やはりこうした需要はあったのである。細かい乗降が繰り返され、混雑することなく15分ほどで新川崎交通広場にすべりこんだ。

   路線開業を告知する貼り紙(新川崎にて)

  
   新川崎に入る東急バス

  新川崎に東急バスというのも新鮮な感じがします。

  ここからは原62系統(新川崎~元住吉~中原駅)で帰途に。この系統も昨日のダイヤ改定で新川崎へ来るのは朝2回(土休日は1回)、夕1回だけになってしまった。1635時が“最終”です。(土休日は1630時)

  この系統も日中は全く走らないのですが需要ないのでしょうか?

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2 Comments

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Unknown (けんもつ)
2015-04-05 23:56:57
鎖国  爆笑
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鎖国 (雲葉)
2015-04-18 21:09:42
1997年2月に川54系統(日吉駅~平間駅~川崎駅)が廃止され、18年にわたる鎖国政策が終焉を迎えたのは歴史的快挙です。
次なるは市バス乗り入れという“大政奉還”に期しましょう(違
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