工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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家本主審の誤審騒動を考える

2017年08月17日 12時26分00秒 | サッカー馬鹿
町田と名古屋の一戦において、家本主審がまったくプレーに関与していない選手にレッドカードを提示し退場させるという出来事がありました。

『J史上二度目の“人違い退場”…本人が認めても審判団は認めず』(Goal.com)

『「僕はやっていない」退場者誤認は明らか…家本主審の“大誤審”町田は口頭意見』(ゲキサカ)

問題のシーンがこちら。



これはもう何をどうしたら対象者を間違えるのか?というレベルです(;・_・)

家本主審は一時期本当に審判としての資質を疑われるジャッジが多かったのは事実です。でも実は、家本主審のいわゆる「誤審」と騒がれたジャッジはルールブックと照らし合わせればそれ自体は間違っていないというシーンが非常に多いのです。
ただ、「ルールを厳守する」のはもちろんですが、良い審判の資質は「試合を上手くコントロール出来る」こと。10年前の家本主審は前者に重きを置き過ぎ、ルールに対して厳密に笛を吹き過ぎて試合がコントロールできなくなるタイプでした。でもそれは過去の話。その時期に比べれば今のジャッジは比較的現場の空気に則していますし、そのおかげで大荒れになる試合も少なくなりました。
この試合においてもこのジャッジ以外はさほど問題にはならない、というかごく普通の笛を吹いていました。この場面だけを切り取って「やっぱり家本は…」と言ってしまうのはちょっと気の毒な部分もあります。

ただねぇ…ルールの運用以前の問題ですからね、今回の人違いは。誤審かどうかの議論すら必要ない、明らかな間違いでした。

とにかく彼は過去のジャッジに対する印象が悪すぎます。主審が家本氏であると発表された際のスタジアム全体のザワつきを体感すると、この印象はもう払拭できないと強く感じます。先入観で見てしまうのはいけないことだと理解していますが…。

家本主審の著書によると、彼は京都サンガのクラブスタッフとして働いていた過去があるため、京都の試合は担当できないそうです。この事実に対しても個人的には疑問を感じていますし、そういう事情を抱えている家本主審を京都と同じカテゴリの試合に起用し続けるJリーグ側にも問題があると思っています。

家本主審の騒動に関しては、もはや彼だけの責任ではいような気がしています。
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