なでしこリーグ2部は第15節までが終了(DR広島さんと静岡さんの第9節のみ未消化)。今シーズンも残りあと3試合となりました。今シーズンの今後の展望を昇格・残留争いをするチームを中心に考えてみたいと思います。
まずはここまでの順位をおさらいいたします。
【なでしこリーグ2部順位】
01位 ac福島 34 +26 ※
――<1部自動昇格>――
02位 静岡 33 +14 ☆
――<1部2部入替戦>――
03位 大和 30 +16
04位 DR広島 23 +8 ☆
05位 福岡 15 -9
06位 吉備 15 -10
07位 北海道 14 -11
08位 つくば 13 -13
09位 三重 11 -5
―――<2部参入戦>―――
10位 湯郷 10 -16
※1部参入不可
☆1試合未消化
なお、ac福島さん(JFAアカデミー福島)は1部加盟基準(スタジアム要件)を満たしておらず、仮に2位以内でシーズンを終えても1部昇格はありません。言わば「なでしこ2部の門番」「なでしこのHonda FC」です(;^^)
では、まずは1部昇格争い。
2位以内に入る可能性は現在4位のDR広島さんまで残されておりますが、残り試合(DR広島さんは残り4試合)を全勝しても2位以内に食い込むのは難しいと思います。現実的にはac福島さん、静岡さん、大和さんの3チームに絞られたと見ていいと思います。
優勝の大本命はac福島さん。次節大和さんとの直接対決を制すればほぼ2位以内が確定いたします。残り試合もつくば、三重さんと下位チームとの対戦のみで、さらなる勝点の上積みが見込めます。ただ、つくばには今季唯一黒星を喫しており、油断は出来ません。大和さんに敗れた場合は優勝を逃す可能性も出て参りますが、最終順位で2位以内の確保は手堅いのではないでしょうか。
静岡SSUボニータさんは第9節が延期となった影響で残り4試合あり、DR広島さんとの対戦が2度残っています。広島さんから勝点を奪えるかどうかが優勝への大きなポイントです。ところが今夏#10藤原選手(→ノジマステラ神奈川相模原)、エースFW#11三好選手(→海外挑戦)が揃って退団。得点源をふたり失った影響はかなり大きいと思われます。
現在3位の大和さんは次節のac福島戦が最大の山場です。ここで勝点3を奪うことが出来ればそのまま3連勝でシーズンを終える可能性も出て参ります。大逆転優勝もまだ可能ですし、3連勝なら少なくとも2位以内に滑り込める可能性が高まります。残り3試合、とにかくひとつも負けられませんが、1部昇格への望みはまだ十分残されており、悲観する状況ではないという印象です。
では次にボトムズの残留争いです。最下位になると来季のなでしこリーグ2部参入を争う参入決定戦へ回る事になります。過去のデータを参考に、今季は勝点14が残留ラインと予想します。
5位から10位までが勝ち点差5の中でひしめき合っている大混戦ですが、勝点14の7位北海道さんまでは何とか残留圏に入っているように思いますので、下位3クラブが残留争いの中にいると考えます。
まずは8位つくばFCレディース。残り3試合は吉備国際大さん、ac福島さん、福岡さんとの対戦が残っておりますが、次節吉備国際大戦の結果がすべてだと見ています。ここで勝点3を奪えればほぼ残留間違いなし、最悪ドローでも残留の可能性は高まります。最後に3連敗さえしなければギリギリで残留できるのではないかと予測しますが、ケガ人続出のチーム状況からその「最悪」が起こる可能性もあり、最後まで油断は出来ません。
今季初参戦の三重さんは、善戦するも勝点を落とす試合が続き、なかなか勝点を伸ばせず現在11位。最後の3連戦で静岡さん、福岡さん、ac福島さんと上位勢との対戦を残しており非常に苦しい状況ですが、失点数が少なく得失点差では最も有利な立場です。ドローでもいいのでとにかく勝点をひとつでも多く上積みすることで、残留への道筋が見えてくるように思います。昇格1年目ですぐ降格は避けたいでしょうね。
そして現在最下位、参入決定戦行きに最も近い位置にいるのが岡山湯郷Belleさん。最後の3連戦は福岡さん、北海道さん、DR広島さんと難しい相手が続きますが、この3チーム相手に前期対戦では2分1敗。手も足も出ない相手ではありません。最下位脱出は非常に厳しい状況ですが、残り試合で最低でも1勝1分1敗、勝点4を奪えればまだまだ残留は実現可能です。2年連続参入決定戦行きは何としても阻止したいところです。
・・・とまぁここまで昇格1.5枠、参入戦行き1枠の前提でお話を進めて参りましたが。
実はなでしこリーグ1部のセレッソ大阪堺レディースさんが2023‐2024シーズンからのWEリーグ参入のために今夏参入申請をすることが明らかになっております。昨シーズン申請した3クラブ、大和シルフィードさん(なでしこ2部)、伊賀FCくノ一三重さん(同1部)、スフィーダ世田谷FCさん(同1部)は財務面とハード面で落選となりましたが、C大阪堺Lさんはいずれも心配ないはずで、WEリーグ参入・なでしこリーグ脱退はほぼ確実の情勢。来季は少なくとも1チームがなでしこリーグから脱退することが見込まれます。
もし仮に想定通りなでしこリーグ1部から1チーム(C大阪堺L)が脱退した場合、1部2部入替戦が1部最下位と2部2位の対戦カードに変更される予定です。さらに1部参入資格がないac福島さんが2位以内に入った場合は入替戦もなくなり、2位以上が1部自動昇格となるはずです。
また、なでしこリーグから1チームが脱退した場合は2部最下位の参入決定戦行きがなくなり、今季の降格枠がゼロとなることが予想されます。
2部上位チームにはより上の順位を目指して、そして下位チームは残留のために全力で戦って欲しいですけど、他力本願ですべてが好転する可能性が非常に高いのではないか?と勝手に予想しております。そうなれば2部所属のすべてのチームにとってWIN-WINの関係性になるのですが・・・まぁそれは結果論なのでねぇ、今の段階ではまだ何とも(;^^)
昨シーズンのWEリーグ参入審査の結果が発表されたのが9月23日でした。今年も同じくらいの時期に2023-2024シーズンの審査結果がリリースされるはずです。その結果もふまえ、来季のなでしこリーグ2部がどうなるのか、今季最後の3試合に注目したいと思います!
延期となっていたDR広島さんと静岡さんの第9節が8月25日(木)に開催され、サマーブレイク明けのリーグ戦再開となるのは第16節は9月23日(土)・24日(日)です。10月9日(日)の最終節ですべてが決まります。
まずはここまでの順位をおさらいいたします。
【なでしこリーグ2部順位】
01位 ac福島 34 +26 ※
――<1部自動昇格>――
02位 静岡 33 +14 ☆
――<1部2部入替戦>――
03位 大和 30 +16
04位 DR広島 23 +8 ☆
05位 福岡 15 -9
06位 吉備 15 -10
07位 北海道 14 -11
08位 つくば 13 -13
09位 三重 11 -5
―――<2部参入戦>―――
10位 湯郷 10 -16
※1部参入不可
☆1試合未消化
なお、ac福島さん(JFAアカデミー福島)は1部加盟基準(スタジアム要件)を満たしておらず、仮に2位以内でシーズンを終えても1部昇格はありません。言わば「なでしこ2部の門番」「なでしこのHonda FC」です(;^^)
では、まずは1部昇格争い。
2位以内に入る可能性は現在4位のDR広島さんまで残されておりますが、残り試合(DR広島さんは残り4試合)を全勝しても2位以内に食い込むのは難しいと思います。現実的にはac福島さん、静岡さん、大和さんの3チームに絞られたと見ていいと思います。
優勝の大本命はac福島さん。次節大和さんとの直接対決を制すればほぼ2位以内が確定いたします。残り試合もつくば、三重さんと下位チームとの対戦のみで、さらなる勝点の上積みが見込めます。ただ、つくばには今季唯一黒星を喫しており、油断は出来ません。大和さんに敗れた場合は優勝を逃す可能性も出て参りますが、最終順位で2位以内の確保は手堅いのではないでしょうか。
静岡SSUボニータさんは第9節が延期となった影響で残り4試合あり、DR広島さんとの対戦が2度残っています。広島さんから勝点を奪えるかどうかが優勝への大きなポイントです。ところが今夏#10藤原選手(→ノジマステラ神奈川相模原)、エースFW#11三好選手(→海外挑戦)が揃って退団。得点源をふたり失った影響はかなり大きいと思われます。
現在3位の大和さんは次節のac福島戦が最大の山場です。ここで勝点3を奪うことが出来ればそのまま3連勝でシーズンを終える可能性も出て参ります。大逆転優勝もまだ可能ですし、3連勝なら少なくとも2位以内に滑り込める可能性が高まります。残り3試合、とにかくひとつも負けられませんが、1部昇格への望みはまだ十分残されており、悲観する状況ではないという印象です。
では次にボトムズの残留争いです。最下位になると来季のなでしこリーグ2部参入を争う参入決定戦へ回る事になります。過去のデータを参考に、今季は勝点14が残留ラインと予想します。
5位から10位までが勝ち点差5の中でひしめき合っている大混戦ですが、勝点14の7位北海道さんまでは何とか残留圏に入っているように思いますので、下位3クラブが残留争いの中にいると考えます。
まずは8位つくばFCレディース。残り3試合は吉備国際大さん、ac福島さん、福岡さんとの対戦が残っておりますが、次節吉備国際大戦の結果がすべてだと見ています。ここで勝点3を奪えればほぼ残留間違いなし、最悪ドローでも残留の可能性は高まります。最後に3連敗さえしなければギリギリで残留できるのではないかと予測しますが、ケガ人続出のチーム状況からその「最悪」が起こる可能性もあり、最後まで油断は出来ません。
今季初参戦の三重さんは、善戦するも勝点を落とす試合が続き、なかなか勝点を伸ばせず現在11位。最後の3連戦で静岡さん、福岡さん、ac福島さんと上位勢との対戦を残しており非常に苦しい状況ですが、失点数が少なく得失点差では最も有利な立場です。ドローでもいいのでとにかく勝点をひとつでも多く上積みすることで、残留への道筋が見えてくるように思います。昇格1年目ですぐ降格は避けたいでしょうね。
そして現在最下位、参入決定戦行きに最も近い位置にいるのが岡山湯郷Belleさん。最後の3連戦は福岡さん、北海道さん、DR広島さんと難しい相手が続きますが、この3チーム相手に前期対戦では2分1敗。手も足も出ない相手ではありません。最下位脱出は非常に厳しい状況ですが、残り試合で最低でも1勝1分1敗、勝点4を奪えればまだまだ残留は実現可能です。2年連続参入決定戦行きは何としても阻止したいところです。
・・・とまぁここまで昇格1.5枠、参入戦行き1枠の前提でお話を進めて参りましたが。
実はなでしこリーグ1部のセレッソ大阪堺レディースさんが2023‐2024シーズンからのWEリーグ参入のために今夏参入申請をすることが明らかになっております。昨シーズン申請した3クラブ、大和シルフィードさん(なでしこ2部)、伊賀FCくノ一三重さん(同1部)、スフィーダ世田谷FCさん(同1部)は財務面とハード面で落選となりましたが、C大阪堺Lさんはいずれも心配ないはずで、WEリーグ参入・なでしこリーグ脱退はほぼ確実の情勢。来季は少なくとも1チームがなでしこリーグから脱退することが見込まれます。
もし仮に想定通りなでしこリーグ1部から1チーム(C大阪堺L)が脱退した場合、1部2部入替戦が1部最下位と2部2位の対戦カードに変更される予定です。さらに1部参入資格がないac福島さんが2位以内に入った場合は入替戦もなくなり、2位以上が1部自動昇格となるはずです。
また、なでしこリーグから1チームが脱退した場合は2部最下位の参入決定戦行きがなくなり、今季の降格枠がゼロとなることが予想されます。
2部上位チームにはより上の順位を目指して、そして下位チームは残留のために全力で戦って欲しいですけど、他力本願ですべてが好転する可能性が非常に高いのではないか?と勝手に予想しております。そうなれば2部所属のすべてのチームにとってWIN-WINの関係性になるのですが・・・まぁそれは結果論なのでねぇ、今の段階ではまだ何とも(;^^)
昨シーズンのWEリーグ参入審査の結果が発表されたのが9月23日でした。今年も同じくらいの時期に2023-2024シーズンの審査結果がリリースされるはずです。その結果もふまえ、来季のなでしこリーグ2部がどうなるのか、今季最後の3試合に注目したいと思います!
延期となっていたDR広島さんと静岡さんの第9節が8月25日(木)に開催され、サマーブレイク明けのリーグ戦再開となるのは第16節は9月23日(土)・24日(日)です。10月9日(日)の最終節ですべてが決まります。
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