本日は国際女性デーなのだそうです。そんな日だからこそ読んでおきたいnoteをご紹介します。
「女の子に負けるな」。我が家の娘が第4種登録で戦っていたジュニア時代、対戦相手の保護者からよく聞こえてきた言葉です。実際に試合をしている対戦相手の子どもたちからはそういう発言はほとんど聞いたことがありません。悪気がないのはわかりますけど、大体が保護者からの発言なんですよね。対戦相手の子どもたちは娘のことを「女子」としてではなく「サッカー選手」として見てくれていましたし、リスペクトしてくれました。
ただ、そう言われてもさほど娘も気にしていませんでしたし、親である私達もそんなに気にしたことがありませんでした。幸いなことに娘は男子の中でも普通にプレー出来ていましたし、何よりチームメイトのみんなやHFC.ZERO真岡のコーチの皆さん、そしてチームメイトの保護者の方々が男女分け隔てなく普通に接してくれていたからこそ、親も娘も他所から何を言われても気にならなかったのだと思います。
結局娘はジュニアユースまでZEROでお世話になりました。選手たちは今でも深い絆で結ばれている様子ですけど、ジュニア時代から今日まで性別の違いなど無関係で仲良くしてくれる彼らのおかげで今の娘がいるのだと思っています。
高校からは女子サッカーへと移行し、現所属のつくばFCレディースさんは女子チームからスタートしたクラブです。おそらくもう公式戦で男子の中で戦うことはないと思います。女子サッカーの中ではもう「女の子に負けるな」と言われることもないでしょう。だからこそ今、男子の中で懸命に戦う女子選手に対する差別的な発言や無意識下で傷つけてしまう言動がないサッカー界になることを願いたいです。
そこにいるのはひとりのサッカー選手。男か女かは関係なく、選手たちの背中を後押しする前向きな声かけを心がけたいものです。