役場ロビーに新庁舎のイメージ模型や図を展示
印南町が取り組む庁舎高台移転建設事業は、早ければ9月にも庁舎の建設工事に入る。町は庁舎建設に向けてこのほど入札を行い、県建設等総合評価審査委員会の審査を経て仮契約を済ませたあと、9月の議会に工事請負契約議案を提案、議会で可決されれば業者と本契約を結び着工となる。平成28年度末に完成、平成29年4月からの新庁舎での職務スタートをめざしており、日裏町長は「防災拠点としての機能を備えた町のシンボルとしてふさわしい庁舎にしたい」と話している。
新庁舎は現庁舎東方約600メートルの町有地の通称「かえるの里」周辺の海抜約30メートルの神子ノ尾団地に移転し、敷地面積8923平方メートルに免震構造を採用した鉄筋コンクリート造り3階建て(敷地面積910平方メートル)のほか、鉄骨造り2階建ての車庫・書庫棟(225平方メートル)を建設する。
建設に向けて用地買収を進めていたが6月までに登記など所要の手続きが完了したのを受けて今月12日に総合評価方式による指名競争入札を実施。入札には9社が参加。町新庁舎建設工事に係る総合評価委員会で各社が提出した技術提案などを基に審査し、順位(案)を決めたあと、有識者らで構成する県建設等総合評価審査委員会の審査を経て総合評価による順位が確定すれば順位1位の業者と仮契約を済ませ、9月議会に工事請負契約議案を提案、可決されれば着工の運びとなる。
新庁舎建設事業は、町民の理解と協力の下で進めようと、新庁舎建設の基本設計が完了した昨年11月に町ホームページに計画概要や設計方針のほか完成予想図も添えた基本設計図書を公表、昨年12月号の広報紙に概要などを記した特集を組むなど情報公開に努めている。来月にも着工となることから、より周知を図るため役場1階ロビーの受付カウンター近くに新庁舎のイメージ模型や図を展示、来庁者の目を引いている。担当課の企画政策課は「今後も町民の理解を得ながら進めていきたい」としている。
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