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印南町で国体会場彩る花を学校、地域が共同で育てる「花のリレー」 〈2015年8月1日〉

2015年08月01日 08時30分00秒 | 記事

組合員、きいちゃんと一緒に写真を撮る園児


 9月に開催の紀の国わかやま国体に伴い、印南町は大会応援事業として競技会場を彩る花を園児や児童、生徒、地域住民が共同で花を育てる「花のリレー」に取り組んでいる。子ども達が育てた花の地域への引き継ぎも始まり、30日には、いなみこども園で引き継ぎが行われた。

 花のリレーは、マリーゴールドのセル苗を町内のこども園、4小、4中学校の園児や児童、生徒がプランターに植えて育て、さらにそのプランターを地域住民に引き継ぎ、地域の公共施設などに置いて住民らが水やりなど世話をし、大会前に現地に運び、コース沿いや開会式会場などに並べ来町した選手、大会関係者ら迎えようというもの。
 園児や児童、生徒がプランターで育てた花の地域への引き継ぎが、自転車ロードレース競技のメーン会場となる清流中、ゴルフ競技の監督・代表者会議会場となる印南中の2校を除いてこのほど始まった。30日にはいなみこども園で年長児57人と宮ノ前営農組合(木下博之代表)の3人、国体イメージキャラクター「きいちゃん」も参加して園庭で引き継ぎ式を行い、園児が「お世話をよろしくお願いします」と述べ、木下代表らが「大切に育てます」と笑顔で応え、花のプランターを前に並べて一緒に写真を撮った。同園から60個のプランターを引き継いだ同組合は、組合員が自宅の庭などで世話をし、大会近くにロードレースのコース沿いなどに並べて彩ることにしている。
 切目小・中、稲原中、清流小、印南小はすでに引き継ぎを終えており、稲原小は8月5日に行う。


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