西川史礁が、プロ野球の舞台で華々しい鮮烈デビューを飾り、お立ち台に立った。28日に開幕したプロ野球、ソフトバンク対千葉ロッテ戦に、ロッテのドラフト1位・西川史礁外野手(日高川町、龍谷大平安高、青学大出身)が、プロ初安打となる勝ち越し適時打を放つと、左翼手の守備でも好返球で本塁封殺するなど攻守に躍動した。
「1番・左翼」でのスタメン出場は、ロッテの大卒新人としては1997年の清水将海捕手以来、28年ぶりの快挙となった。
開幕戦の先頭打者として打席に立った第1打席は右飛、2打席目は三振に倒れたが、1―1の同点で迎えた6回に見せ場がやってくる。4回、ソフトバンク小久保監督に「2点目が取れたと思った。あのプレーは大きかった。ルーキーが初の開幕スタメンで…」と言わしめたのは、2点目を阻止した本塁ダイレクト送球での補殺。気分を良くして値千金の一打を放ち、デビュー戦でお立ち台に立った。「記念球は、両親にプレゼントしたい」。
走攻守で躍動、勝利に貢献
デビュー戦で大きなインパクトを残した。ロッテのドラフト1位ルーキー西川が走攻守で躍動。勝利に大きく貢献し「プロの第一歩は本当にいいものになった。忘れられない日になった」と感慨に浸った。
最初に守備で見せた。0―1の4回2死一、二塁で周東の左前打に「絶対に刺す準備をしていた」と本塁へ矢のような返球。相手に流れが傾きかねない追加点を防いだ。
バットでの見せ場は同点に追いついた直後の6回無死一、三塁。内角の難しい球を「イメージしていた感じに打てた」と体を回転させながらさばき、勝ち越しの左前適時打。なお1死二、三塁では、藤原の右前打で「いけると判断した」と三塁コーチの制止を振り切って二塁から生還。その後の猛攻につなげた。
吉井監督は青学大出の新戦力を「張り切ってやってくれた」と高評価。昨季は8勝16敗1分けと苦手にした相手に快勝し、西川にもチームにも最高の滑り出しとなった。
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