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印南町表彰に道、東海、辻本(故人)3氏 〈2015年8月12日〉

2015年08月12日 08時30分00秒 | 記事

日裏町長から表彰を受けた道さん(左)と東海さん(右)


 印南町は11日、教育・福祉・文化・学術などの向上に功績があった個人や団体を対象とした町表彰の表彰式を行い、日裏町長が道信慶さん(74)=印南=、東海重夫さん(82)=同=、故・辻本忍さん=宮ノ前、享年71歳=の受賞者3人に感謝状を贈り、功績をたたえた。町表彰は、産業振興や教育・学術・芸術の向上、社会福祉増進などの活動を支援、応援する意味から平成20年に表彰規程を設け、今回の3人を含め受賞者(団体)は1団体、個人6人となった。平成24年2月24日に日裏町長が就任以来、今回が初めて。

 表彰式は町役場町長室であり、受賞者の道さん、東海さんに日裏町長が感謝状と金一封を贈り「健康維持のためウオーキングを始めたが10日余りで止めてしまった。10年スパンでボランティアで活動されていることは本当にすばらしく、こういう人が印南町にいることに大変名誉であり心強く思っている」とたたえた。受賞者を代表し道さんがお礼を述べるとともに「今後もますます研鑽を重ね、内容の向上と会員増加に力を入れるとともに受賞を機に後継者の育成と指導にも努めたい」と話した。
 昨年11月に亡くなった辻本さんには、日裏町長が自宅を訪れ、妻・のり子さんが表彰状を受けた。
 道さんは、高齢者自らが介護予防に取り組む倒れんジャー教室で「わかやまシニアエクササイズ」の運動を学んだあと、自主活動として教室修了生らと毎週1回集まり取り組んでいるサークルや、高齢者が楽しく集える場として月2回実施しているいきいきサロンのリーダーとして運営に携わっている。
 東海さんは、孫の幼稚園通園をきっかけに、自宅近くの交差点に立ち、子ども達を見守る活動を始め、暑い夏、寒い冬、雨の日も関係なく毎日欠かさず子ども達の安全を見守ってきた。活動は体調を崩す昨年まで10年余し続け、この間、事故もなく、通学路の安全確保に努めた。
 辻本さんは、平成9年町農業委員に初当選、以来平成24年まで5期15年農業委員を務めた。地域農業者の代表として農地の保全や次世代の農業者育成、農業技術向上など様々な面から地域農業の充実に貢献。温厚な人柄から他の委員の信頼も厚く、会長職務代理者(2期6年)も歴任した。


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