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由良町の戸津井鍾乳洞が観光客に人気 〈2015年8月16日〉

2015年08月15日 08時30分00秒 | 記事

鍾乳洞を見学する家族連れ


 厳しい暑さが続く中、由良町の観光スポット、戸津井鍾乳洞が観光客の人気を集めている。例年、盆ごろから利用客が増えるが、今夏は8月に入って増え始め、一日あたり100人以上も珍しくない。夏休みは家族連れが多く、ひんやりとした鍾乳洞で涼を楽しんでいる。来場者数は年々増加し、今年は7月末現在ですでに4438人が訪れ、昨年以上の利用客が見込まれる。

 連日30度を超える日が続き、観光客も涼を求め由良へ。大半は大阪方面からで、観光パンフレットやHPを見たり、口コミで訪れる人が多く、中にはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で知って訪れる人もいるようだ。
 戸津井鍾乳洞はかつて石灰採石場として利用され、地元民の要望を受け県の補助金で町事業として洞内を見学できるよう開発し、平成元年7月にオープン。延長約100メートルで、ペルム紀(2億5000万年以上前)のものとされる。
 洞内の気温は常時15℃に保たれ、入り口付近に立つだけでひんやりした空気が流れ込む。規模は小さいが、その分、子どもには「洞窟を探検しているみたい」と好評。料金は大人200円、子ども100円とオープン当初から変わっておらず、安価で気軽に回れるのも人気の理由。
 例年、ゴールデンウィークや盆は人出が多く、今年のGWも5日間連続で一日あたりの来場者数が100人を越え、最も多い日で300人を記録。最盛期の8月は8日以降は毎日100人以上で、9日は276人も。盆を迎えた13日は180人と好調で、管理人も「この夏は特に多い気がしますね」と。
 今年は雑誌やテレビの取材もあって、注目度がさらにアップ。事務所では「10~15分程度で回れるので、小さい子どもさんを連れている親御さんもそれほど疲れないし、子どもさんも探検気分で楽しんでいます。戸津井鍾乳洞に涼みにきて下さい」とPR。昨年は約8500人が来場し、今年は7カ月間ですでに4438人と記録を更新しそうな勢い。
 夏休み中は31日まで毎日開園しており、時間は午前9時から午後5時まで。問い合わせは事務所(電話66・0406)か、町産業建設課(65・1203)へ。


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