漸く涼しい夜を過せるようになって来た。
今週末に衣替えできるかな?
それでは前回の続きです。
★第45回「衝撃の重大発言?!響子が五代に愛の告白」 脚本:島田満 コンテ:望月智充 演出:鈴木行 作画監督:中嶋敦子
…今回、絵コンテを担当した望月さんという人は、相当なアニメ・漫画マニアな事で有名で、めぞんについても原作から熱心なファンだったらしい。
脚本は良くも悪くも良心的で鳴らす島田満お嬢様という事も有り、今回の話はほぼ原作通りに作られていた。
骨折が祟って留年のピンチに陥った五代。
全て自分の責任と思い込んだ響子さんは、最後のチャンスである期末試験期間中、強力なバックアップを申し出る。
だが毎晩五代を宴会の肴にしている一刻館他住人達は不平タラタラ。
「今更何をやっても無駄」、「五代君には何時までも学生のままでいて欲しい」、「管理人さんは五代君にばっかり甘い、エコヒイキだ!」云々。
諸々の反論を管理人の権力で封じ込め、試験期間中の宴会謝絶を断行する響子さん。
果たして五代は留年を免れるのか否か!?
「1月ぅーは骨折ぅーで酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪
2月ぅーは期末試験ーで酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪
3月ぅーは試験に落ちて酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪
4月ぅーは留年ーで酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪」
「悪気は無い」で済ませられない畜生ソング。(笑)
こういうのを「貶し愛」と呼ぶんでしょうか?
常人ならノイローゼになって自殺するか、さっさと転居を考えるレベルです。(五代も未遂は有ったけど)
原作の話よりもギャグは抑え目、地味に映る筈なんだけど、巧みな絵コンテで最後まで惹き付けられる。
カメラをキャラ目線に固定してるよな構図が効果大、殆ど実写映画を観ているようなノリ。
階段駆け上るとこなんか見事な臨場感。
間の取り方も丁度良い、これ以上遅ければ苛々、早ければバタバタして感じられる、タイミングの見極めが絶妙だった。
響子さんの「頑張ってくださいね!」は、今迄も何度か出て来たけど、これ迄で1番わざとらしくなく、印象深い観せ方だったように思う。
絵コンテを担当した望月さんは、ぴえろ魔女っ子シリーズファンなら知らぬ者は居ないだろう名演出家。
オレンジロードの映画版「あの日に帰りたい」、ジブリの「海がきこえる」を監督した事でも有名。
ぴえろ魔女っ子シリーズに携わっている間、安濃さんから影響を受けて、実写を意識した構図を取り入れるようになったそうな。
あまりアニメらしからぬ演出をされる方で、この後同手法でもって映画めぞんを監督する。
ちなみに映画の脚本家は島田満お嬢様、何気に今回は映画と同じタッグだったんだなと。
作画美しい、響子さんの表情が、中期あにめぞんには珍しく豊かで可愛い。
微笑だけでなく泣き顔怒り顔酔っての赤ら顔と色々見せてくれた。
しかし自分のせいで留年させたと思い込み、ショックで「五代さんの人生はメチャメチャだわ…! 」と身も蓋も無く嘆くのには笑った。
更なるショックを浴びせられた五代君の顔が強張ってるんですけど。(笑)
背負い込んでる責任を軽くさせようと五代が必死で楽観してみせてるのに、何処までも悲観的になり本人へダメージを与え続ける響子さんの天然な残酷さが素敵。(笑)
コーヒーの空缶に落ちる煙草の灰や、鍋の蓋を開けた瞬間ほわ~っと拡散する湯気等、物の描写がリアルで感心してしまう。
生活描写については、この時代のアニメが、最高峰なんじゃなかろうか?
夜食の鍋焼きうどんにサンドウィッチ、とっても美味しそうです。(サンドウィッチにはパセリまで添えてあるよ)
(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画○ …今回の予告ナレは四谷さん、そして響子さんだった…珍しい組み合せだな。
【続】
今週末に衣替えできるかな?
それでは前回の続きです。
★第45回「衝撃の重大発言?!響子が五代に愛の告白」 脚本:島田満 コンテ:望月智充 演出:鈴木行 作画監督:中嶋敦子
…今回、絵コンテを担当した望月さんという人は、相当なアニメ・漫画マニアな事で有名で、めぞんについても原作から熱心なファンだったらしい。
脚本は良くも悪くも良心的で鳴らす島田満お嬢様という事も有り、今回の話はほぼ原作通りに作られていた。
骨折が祟って留年のピンチに陥った五代。
全て自分の責任と思い込んだ響子さんは、最後のチャンスである期末試験期間中、強力なバックアップを申し出る。
だが毎晩五代を宴会の肴にしている一刻館他住人達は不平タラタラ。
「今更何をやっても無駄」、「五代君には何時までも学生のままでいて欲しい」、「管理人さんは五代君にばっかり甘い、エコヒイキだ!」云々。
諸々の反論を管理人の権力で封じ込め、試験期間中の宴会謝絶を断行する響子さん。
果たして五代は留年を免れるのか否か!?
「1月ぅーは骨折ぅーで酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪
2月ぅーは期末試験ーで酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪
3月ぅーは試験に落ちて酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪
4月ぅーは留年ーで酒が呑めるぞ♪
酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪」
「悪気は無い」で済ませられない畜生ソング。(笑)
こういうのを「貶し愛」と呼ぶんでしょうか?
常人ならノイローゼになって自殺するか、さっさと転居を考えるレベルです。(五代も未遂は有ったけど)
原作の話よりもギャグは抑え目、地味に映る筈なんだけど、巧みな絵コンテで最後まで惹き付けられる。
カメラをキャラ目線に固定してるよな構図が効果大、殆ど実写映画を観ているようなノリ。
階段駆け上るとこなんか見事な臨場感。
間の取り方も丁度良い、これ以上遅ければ苛々、早ければバタバタして感じられる、タイミングの見極めが絶妙だった。
響子さんの「頑張ってくださいね!」は、今迄も何度か出て来たけど、これ迄で1番わざとらしくなく、印象深い観せ方だったように思う。
絵コンテを担当した望月さんは、ぴえろ魔女っ子シリーズファンなら知らぬ者は居ないだろう名演出家。
オレンジロードの映画版「あの日に帰りたい」、ジブリの「海がきこえる」を監督した事でも有名。
ぴえろ魔女っ子シリーズに携わっている間、安濃さんから影響を受けて、実写を意識した構図を取り入れるようになったそうな。
あまりアニメらしからぬ演出をされる方で、この後同手法でもって映画めぞんを監督する。
ちなみに映画の脚本家は島田満お嬢様、何気に今回は映画と同じタッグだったんだなと。
作画美しい、響子さんの表情が、中期あにめぞんには珍しく豊かで可愛い。
微笑だけでなく泣き顔怒り顔酔っての赤ら顔と色々見せてくれた。
しかし自分のせいで留年させたと思い込み、ショックで「五代さんの人生はメチャメチャだわ…! 」と身も蓋も無く嘆くのには笑った。
更なるショックを浴びせられた五代君の顔が強張ってるんですけど。(笑)
背負い込んでる責任を軽くさせようと五代が必死で楽観してみせてるのに、何処までも悲観的になり本人へダメージを与え続ける響子さんの天然な残酷さが素敵。(笑)
コーヒーの空缶に落ちる煙草の灰や、鍋の蓋を開けた瞬間ほわ~っと拡散する湯気等、物の描写がリアルで感心してしまう。
生活描写については、この時代のアニメが、最高峰なんじゃなかろうか?
夜食の鍋焼きうどんにサンドウィッチ、とっても美味しそうです。(サンドウィッチにはパセリまで添えてあるよ)
(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画○ …今回の予告ナレは四谷さん、そして響子さんだった…珍しい組み合せだな。
【続】