瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

クリスマスには歌を歌おう♪その6

2005年12月20日 21時28分05秒 | クリスマス
――6曲目~♪






           『サンタが街にやって来る』





貴方から♪

メリークリスマス♪

私ーかーらー♪

メリークリスマス♪

サンタクロースイズカミィントゥーターウン♪


ね、聞えーて♪

来るでーしょ♪

鈴のー音ーがー♪

直ぐそこに♪

サンタクロースイズカミィントゥーターウン♪


待ち切れないで♪

お休みした子に♪

きーっと素晴しい♪

プレゼント持ーって♪


さぁさ貴方から♪

メリークリスマス♪

私ーかーらー♪

メリークリスマス♪

サンタクロースイズカミィントゥーターウン♪




さぁさ貴方から♪

メリークリスマス♪

私ーかーらー♪

メリークリスマス♪

サンタクロースイズカミィントゥーターウン♪


ね、聞えーて♪

来るでーしょ♪

鈴のー音ーがー♪

直ぐそこに♪

サンタクロースイズカミィントゥーターウン♪


クリスマスイブを♪

指折り数えた♪

幼ーい思い出も♪

今宵懐かし♪


さぁさ貴方から♪

メリークリスマス♪

私ーかーらー♪

メリークリスマス♪

サンタクロースイズカミィントゥーターウン♪


サンタクロースイズカミィントゥーターウン♪





…英語で書かないのはわざとでして、書けない訳じゃないですからね?(笑)

クリスマスソングの中では1番好きです、歌詞にクリスマス原始の頃の思想が含まれてる気がするから…なんてなv




以前サンタのモデルは4世紀頃のミュラに司教として実在してた(←かどうかは定かではないらしいっすが)『聖ニコラウス』だったと書きましたが…や、ミス・メリーがですが。(←殴)

1人の聖ニコラウスだけがモデルとなったんでなくて、何人もの聖ニコラウス伝説がサンタのモデルに生かされてるっつう仮説が現在立てられてるみたいで。

『ニコラウス』って名前は、日本で言えば『太郎』さんや『花子』さん位ポピュラーな名前らしくって。

6世紀にも『ニコラウス』って名前の修道院院長さんが近隣に実在(←こっちは確からしい)、数々の奇跡を起してたって事で、伝記が残ってるらしいんですよ。

数人の『ニコラウス』伝説が合さってってそれに土着の信仰も加わってって、現在のサンタクロース伝説となってったのでは~?っつう。

現トルコ、イスタンブール近くには『ゲミレル島』っつう、その数人のニコラウスさん達の遺骸を一堂に集め造られた巡礼地…中世には『聖ニコラウス島』と呼ばれた島が在るそうな。

今風に言えば『サンタクロース島』?



――サンタがいっぱい。(←ジブリビデオのキャッチコピー風に)



参考文献、『ワールドミステリーツアー13(地中海編)角川書店』より。





写真の説明~、ハウステンボス園内ホテル、『ホテルヨーロッパ』ロビーに有る、お菓子の家(ってか魔女の家、ヘクセンハウス)を写した物。

…これは今年の写真です。(笑)
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クリスマスには歌を歌おう♪その5

2005年12月19日 18時49分33秒 | クリスマス
――5曲目~♪





            『ママがサンタにキッスした』




そーれーはクーリースーマースのー♪

静かな夜の事ー♪

おーくーりーものーをー♪

楽しーみーにーしてー♪

サンータクロースの夢を見たー♪


白ーいお髭のサーンタはー♪

ママのお友達ねー♪

2人ーでなーにーかー♪

笑ぁっているぅーのー♪

うーれーしそうなーマーマー♪





そーれーはクーリースーマースのー♪

静かな夜の事ー♪

おーくーりーものーをー♪

楽しーみーにーしてー♪

サンータクロースの夢を見たー♪


やさーしいパパのおかーおにー♪

よく似たサンタさんー♪

ママにーやーさーしくー♪

キィッスしーたーけーれどー♪

そーのーサンターはーパーパー♪






…ほのぼのムードで歌わせつつ、子供にしっかり現実を教える怖ろしい童謡。(笑)



――そしてまた1人、少年(少女)は夢破れて大人の階段を昇る…良いんですかね~?これ。(笑)

歌詞読むと、キッスしたのはママからじゃなくてパパからじゃ??ってなどーでもいいツッコミもしてみる。

まぁ、『ママがサンタにキスされた。』ってなタイトルだと、ちょい問題有り気でセクハラ気味に聞えちゃいますからな。(笑)




写真の説明~、ハウステンボス『ユトレヒト』地区に在る、『パティスリー』という店で飾られてるシューツリー。

幾個ものプチシューを積上げて作ってあります、最早恒例、今年も有りましたv




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クリスマスには歌を歌おう♪その4

2005年12月18日 13時50分27秒 | クリスマス
――4曲目~♪





           『飛んで来たサンタクロース』




楽しい♪

クリスマースなーのに♪

サンターのおーじさん♪

なーにしているのー♪

みんなで♪

声を合ーせて♪

呼ーんーでーみーよう♪

みーんーなーでーえーえー♪


居眠りが好ーきなー♪

サンタのおじさーんはー♪

子供ー達のー声でー♪

目がー覚めーましたー♪


や!大変だ♪

や!寝過ごした♪

さ!トーナーカーイーくーん♪


しっかり♪

走ーれ♪

飛ぶように♪

走ーれ♪

オーレ♪ (オーレ♪)

オーレ♪ (オーレ♪)

オーレイ! (チャチャチャ♪)


鈴の音♪

響かーせなーがら♪

サンターのーおーじさん♪

飛んでー行ーくーうーうー♪




みんなが♪

待ってーいるーのに♪

サンターのおーじさん♪

どおして来ないー♪

みんなで♪

声をー合ーせて♪

呼ーんーでーみーよう♪

みーんーなーでーえーえー♪


子供達がー待ってるー♪

あのまーちこのーまちー♪

海越ーえ山ー越えてー♪

ソリーは走ーるよー♪


や!大変だ♪

や!寝過ごした♪

さ!トーナーカーイーくーん♪


しっかり♪

走ーれ♪

飛ぶように♪

走ーれ♪

オーレ♪ (オーレ♪)

オーレ♪ (オーレ♪)

オーレイ! (チャチャチャ♪)


鈴の音♪

響かーせなーがら♪

サンターのーおーじさん♪

飛んでー来ーたー♪


飛んでー来ーたー♪


飛んでー来ーたー♪



飛んでー来ーた♪





…う~ん、ちょっと未だマイナーな歌か?(汗)

物語形式で楽しい歌なので、収録されてるレンタルCDが有れば、是非借りて聴いてみて欲しいです。

何かマジレンジャーとかのヒーローショーん時みたいな歌詞ですよね。(笑)


写真の説明~、昨日言ったベアツリーの、夜点灯した時に撮った物~、はい、毎度済みませんが去年の写真です。(汗)

昨日の写真よりはこっちのが熊だって判る…かな??(汗)

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クリスマスには歌を歌おう♪その3

2005年12月17日 17時10分46秒 | クリスマス
――3曲目~♪




                『ジングル・ベル』




ジングルベール♪

ジングルベール♪

鈴がー鳴るー♪

嵐ーも吹雪ーも消えて行くう♪


ジングルベール♪

ジングルベール♪

鈴がー鳴るー♪


ランランラーラ♪

ランランランラン♪

朗らかに♪


雪をつき♪

丘を越えて♪

橇は行くよ♪

心は躍ーる♪

燃える血潮♪

若い翼♪

空翔る希望だ♪ 憧れだ♪


ジングルベール♪

ジングルベール♪

鈴がー鳴るー♪

嵐ーも吹雪ーも消えて行くう♪


ジングルベール♪

ジングルベール♪

鈴がー鳴るー♪


ランランラーラ♪

ランランランラン♪

朗らかに♪


ランランラーラ♪

ランランランラン♪

朗らかに♪





…横綱級に有名なクリスマスソングっすが、元は特にクリスマスソングとして作られた物じゃないみたいです。

確かにこの詞見てもそれは解る…『クリスマス』なんて一言も出て来てないし。


J.S.ピアポントって人が1857年に、ボストンの或る日曜学校の式典の為に作った曲らしいのですが、原題は『一頭立ての橇』だったらしいですよ。(『クリスマス小事典(遠藤紀勝氏、大塚光子氏、共著)』より)

…誰も呼んでませんね、そのタイトルで…現在。(汗)


英語で歌った方が、この歌は絶対的に格好良いんですがね~。

歌い易いように…主に自分が(笑)…和訳でもって書いといたっつう。


考えてみればもう来週にはクリスマス・イブなんですよね~早いな~。



写真の説明~、ハウステンボスの入国口に在る、『ナイアンローデ城&ベアツリー』、毎度済みませんがこれも去年のクリスマスシーズンでの写真です。(汗)

正面のベアツリー、名の通り熊型のツリー(←ツリー?)で可愛いんすがね…小さ過ぎて見えないだろうな~。(汗)

明日はライトアップしたベアツリーの写真を上げまする。


ベアツリー、今年は名前変えて出国口の方に飾ってあるんですよね~。

や、去年も正式にはベアツリーじゃなくて『ラブベアツリー』と呼ばれてました。(汗)

まぁ、その方が入国者に長時間観て貰えるからでしょうが…入国口の方に在ると、終了時間には入国口閉じられちゃってるから観られなくなっちゃうもんね。






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クリスマスには歌を歌おう♪その2

2005年12月16日 18時41分48秒 | クリスマス
――2曲目~♪




                   『もみの木』





もーみーの木ー♪

もーみーの木ー♪

変わらぬーそーのー葉♪


もーみーの木ー♪

もーみーの木ー♪

変わらぬーそーのー葉♪


夏にもー冬にもー♪

変わらずー繁るよー♪


もーみーの木ー♪

もーみーの木ー♪

変わらぬーそーのー葉♪





もーみーの木ー♪

もーみーの木ー♪

美しいーすーがーた♪


もーみーの木ー♪

もーみーの木ー♪

美しいーすーがーた♪


クリスマースごとにー♪

美しーく飾るー♪


もーみーの木ー♪

もーみーの木ー♪

美しいーすーがーた♪




『オー・クリスマスツリー(或いはザ・クリスマスツリー)』というタイトルで、ポピュラーには知られておりまする。


…北欧の人のもみの木への想い…『樹木信仰』の念が良く表れてる歌で御座いますな。

『樹木信仰』については、12/4のブログを参照して頂きたいのですが…北欧圏では樹木は太陽と同じく『生命の源』、シンボルなのですね。

その辺り、北欧神話で「九つの世界に根を張り繋ぐ世界樹『ユグドラシル』」といった形からも見受けられる。

所が冬には、そんな生命のシンボルである太陽は輝きを弱くし、樹木は枯れてしまう…雪で覆われ全てが死絶えたかの様に見える中、変らず緑の葉を湛える常緑樹、『もみの木』に対して畏敬の念を感じるのも無理からぬ話でして。


クリスマスに限らず、昔の人は祭の度に、木を飾り立てちゃ祀る習慣が有ったそうで。

当初は実を付ける広葉樹だったんですが…気候の変化や(当時から)人による環境破壊のせいで広葉樹が枯渇してしまってからは、針葉樹に切り替えたと。


キリスト教は初期にはこの樹木信仰を異端だと弾圧してたんですけどねー。

どうしても根絶やしに出来なかった、相手が木なだけに根っこが深かったんですよ。(←その洒落はもう言った)

出来ないならいっそ取り込んじゃえって事で、「左右対称三角形してるもみの木ならば、キリストの教えの『三位一体説』に適うから良いよー」と許した事で、今日のクリスマスツリーに繋がる訳っす。

まぁ信仰の接ぎ木っすな。(笑)


素朴な歌詞の中に、そんな古代の人達の思いを感じ取り噛締めつつ、どうか歌って下さいませv(笑)



写真の説明~、ハウステンボス、オレンジ広場の点灯した『ギャザリングツリー』。

しつこく去年の物なんですが(済みません、去年に撮った写真が相当有るもんで…)、この年には銀のベルやリボンや林檎等が飾られていました。

尚、ギャザリングツリーはもみの木でなく、ドイツトゥヒを組上げた物だそうな。(もみの木は現在希少だそうで…)




……仰木さんが…オリックス元監督の仰木さんが亡くなられてしまった…!!(号泣)

『マジック』とは、氏の為に有った言葉だと思う。



――御冥福をお祈り致します。
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クリスマスには歌を歌おう♪その1

2005年12月15日 22時00分33秒 | クリスマス
え~今日から12日間、クリスマスソングを1曲づつ、歌っていこうかと。


わはは♪実は年末故予定テンパリ出して、ちょっと連載間を置きたいって魂胆有ったりもしております。(苦笑)


まぁクリスマスには歌を歌うもんですよ~って事で…もしも知らない歌だって場合は、どうか御自分の好きなリズムでもって歌って下さいませv



では先ず1曲目――




                   『ひいらぎ 飾ろう』





ひいらぎ飾ろう♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

晴れ着に着替えて♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

キャロルを歌おう♪

ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪

楽しいこの時♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪



輝くこの夜♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

キャロルに合せて♪

ファララララーンラ♪ ランランラン♪

楽しく踊ろう♪

ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪

昔を偲んで♪

ファ・ラ・ラ・ラ・ラーン・ラ♪ ラン・ラン・ラン♪





…最後の歌詞の、「昔を偲んで…」って所で、じ~~~んと何かが込上げて来る…そんな年になりました。(ふっ…)


この歌、早く歌うと愉しげで如何にもパーティが始まるよ~的なワクワクソングに聞えるんすが、ゆっくり歌うとノスタルジックな物悲しさが漂うっつう…そんな奥の深さを感じるのでした。





恒例?写真の説明~、昨日と同じく去年の今頃『旧、ホーランドハウス』の店先を撮った物。

自転車は撮影用の小道具として自分が置いた物です。(笑)

ハウステンボスで絵になる店っつうと、個人的に、1位がこの木靴屋『ホーランドハウス』、2位がステンドグラス屋『ビス』、3位がお花屋さん『キューケンホフ』だと考えてたりしたんすが…『ビス』、場所変っちゃったからな~。(涙)

で、済みません、昨日のブログで『ホーランドハウス』の店名変ったって書いちゃいましたが、今現在?店名変更せず、シンボルのでっかい木靴も健在だとの情報頂きました。(←御指摘、有難う御座います)


…私の早合点です、皆さん惑わしてしまい失礼致しました!!!(土下座)


尚、昨日と今日のブログで、そのミスを訂正しちゃってます、既に。(汗)


あ、それでですね、ブックマークに毎度勝手ながら(汗)、何時もお世話になっておりますハウステンボス仲間の皆さん…ふくちゃん、ちばさん、ぐらさん、ウロウロさんのブログを入れさせて頂きました。

半年位は様子見~とか言っといて、手の平返して皆さん済みませんです。(土下座)

今の連載、実は皆さんのブログ参考にしながら書いてますからね~、ハウステンボスに新たに興味持たれた方が、参考にしたりもし易いように、やっぱり入れさせて頂きました、御免なさい。(汗)

金曜~土曜にかけて、お礼行脚に参りますので、どぞ宜しくです。




余談、『世相を表す漢字一文字』、今年は『愛』だそうで。




言われてみれば、確かに今年1年、色々な『あい』に満ち溢れておりました。




私の今年1年は主に『哀』に満ち溢れておりました。




そんな訳で、今年もまたピコピコハンマーをゲット出来ず。(←詳しくは11/22のブログを御覧下さい)





――道は険しいの~。

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『何度も廻り合う』その5

2005年12月14日 23時05分23秒 | 桜トンネル(ワンピ長編)
前回の続きです。





腹もまずまずふくれたんで、てきとーに散歩する事にした。




ナミの言うここ、『ビネガースタッド』って所は、店が沢山並んでて、観て歩くだけでも楽しかった。


「ビネンスタッド!」


ナミの言うここ、『ビネンスタッド』って所は、店が沢山並んでて、観て歩くだけでも楽しかった。



どこの店行ってもクリスマスツリーやサンタクロースが飾ってあってきれーだ。


さっきは通り過ぎちまったテント市の中へ入ってみる。


ケーキやチーズやソーセージ、美味そうな物がどっさり売っていた!


『ししょく』が置いてあったんで食ってみる。


――ぱくっっ


……美味ェ…!メチャクチャ美味ェェ…!!



「ナミ!ナミ!このケーキ美味ェ!!何てェんだ!?」

「ああそれ?『ケルス・カースタート』って言うのよ。ヨーグルト風味のレア・チーズケーキでね、中に洋酒に漬込んだチェリーが入ってるの。結構人気有るみたい。去年行った友達から貰って食べて美味しかったんで、私もお土産に買ってこうと思ってんだ。」

「よし!!俺も買うぞ!!おばちゃんいくらだ!?」

「はい、有難う御座います♪1260円になりま――」
「今から買ったら荷物になるでしょ!?買うんならチェックインしてからにしなさいよ!!」
「そうかわかった!!おばちゃんまたな!!」
「はは、はい!…お、お待ちしております…」

「お、このピンク色したソーセージ、イケるぜ。酒のツマミに合いそうだ。」

「どれどれ?……あ、本当、プチプチしてて不思議な食感…変った魚肉ソーセージね~。」

「いらっしゃいませ♪それは『ししゃもっ娘』って言ってね、ししゃもの卵を魚肉ソーセージ風にして固めた物なんですよ!」

「へー、ししゃもの卵なんだ。なんかトビコ食べてるみたい。」

「これもイケる。へー、チーズに醤油と葱とカツブシって合うんだな。これも酒のツマミに良さそうじゃねェか。」

「お醤油はハウステンボス特製醤油の、この『ターフルソース』を使っております。こちらにその『ターフルソース』とクリームチーズと鰹節1パックがセットになってる物も御座いますよ。」

「ふぅん、何かコクの有る冷奴って感じだな…うん、美味ェ。」

「お!バームクーヘン!これも美味ェ!!あ!カステラも有るぞ!!クッキーも有るな!!全部美味ェェ!!」
「試食を食い散らかすな~~~~!!!店員さんと他のお客さん達に迷惑でしょ!!!」



テント市(←ナミが言うには『ワールドバザール』っていう名前のトコらしい)の向うから音楽が聞えたんで、行ってみると回転木馬が在るのを見つけた。


ガキが何人か、白い馬や馬車に乗って楽しそうに、グルグルグルグル回っている。


「良いな~~!俺達も乗ってみようぜ!?このパスポート使えば乗れんだろ!?」

「ゴメン、言い忘れてたけど、今日はパスポート使わないようにしといてくれる?」

「え!?これ有ればアトラクション何でもフリーになんじゃねェのか!?」

「2日間だけね。今日使っちゃうと明日までで、残り3日目は使えなくなるでしょ?」

「……は!?…え!?ど、どーいう意味だ!??」

「…つまりこのパスポートが有効なのは2日間だけだから、今日1回でも使っちまうと、2日目の明日で有効期限が切れちまって、最終の3日目は使えなくなっちまうって事か?」

「そういう事!ゾロ、案外理解力有るじゃない。このパスポートは使った当日から日付がカウントされるシステムになってるから、今日使わないでおけば、明日から最終の3日目まで使えるって訳よ。」

「全っっ然解んね~~~~~~~~!!!」

「別に初日から使っちまや良いじゃねェか。最終日は買い物や飲み食いすんのに時間当ててよ。」
「だって今日はこれから『アフタヌーン・ティー』の予約入れてるし、ショーも観ておきたいし…つってたらアトラクション回ってる暇、あんまり無いでしょ?なのに使っちゃったら損よ。」
「だからどうしておめェはそうやって勝手に全部予定組んじまうんだ?」
「まーまー、最終日は疲れて歩き回るの億劫になってるかもじゃない?…そゆ時こそパス使って乗物で場内巡れれば楽ちんだろうっていう、云わば思い遣りの予定組みなんだからv」


「…やっぱよく解んねーけど…今日パスポート使ったらダメだって事は解った。」

「良かったわ。それだけ解ってくれれば充分よ、ルフィ。…お昼のショーまでは未だ時間有るし、も少しこの辺ブラブラしましょ♪」

「「へ~~~い!」」




ビネガーもとい『ビネンスタッド』には本当に沢山の店が在った。


木靴やらチューリップの顔した変なぬいぐるみやら花の香水やらガラスのクリスマスツリーやらトトロやらミッフィーやら…色々色んな物が売っていた。


食い物売ってる店また見つけたんで入ろーとしたら、これ以上食い散らかすなっつってナミに止められた。


通りを出るとそこは広場で、正面にきれーな花時計が在る、白くて立派な教会?が建っていた。


となりにはその教会?に負けねーくれェ、すっげーのっぽのクリスマスツリーが立っている。


あんまりきれーだったんで、通りがかりのおっさんつかまえて、3人並んで教会?の前で写真をとってもらう事にした。


最初真ん中立ったらナミが、「3人の真ん中に立って写真撮られた人は、早く死んじゃうってジンクスが有るのよ」って言ったんで、ゾロを真ん中にしてとってもらった。


真ん中に立ったゾロは嫌そーな顔をしてカメラに写っていた。



「此処は『スタッドハウス』って言ってね、中は硝子の美術館でも在り、教会として結婚式場に使えたりもするのよ。」

「へー、ここって結婚式も挙げられるのか!」

「昼間見ても綺麗だけど、夜は照明が燈って一際美しく輝くんだって。HPに写真付で紹介出てたわ。」

「へー!へー!」



ヨッシャーって奴が描いた絵をグッズにして売ってる店にも入った。


「エッシャーよ『エッシャー』!!」


そー、『エッシャー』……店ん中は何となくSFっぽい音楽が流れてて、不思議なふんいきだった。


オランダの版画家っていうエッシャーの絵は面白かった。


水が上に流れてく滝の絵だとか、魚が鳥に変ってく絵だとか、どっちが上で下だか判んねェ絵だとか…『だまし絵』って呼ぶんだとナミが言った。


エッシャーの絵が描かれた、入れたお金が小っさくなっちまう貯金箱ってのが売ってて、面白かったんで買った。


入れてみたら本当にお金が小っさくなっちまったんだぜ!!


すげーな、どーゆー仕組になってんだろ?こわしてみたら解るだろーか??



となりにも店が続いてたから入ってみた。


『トラベルマンコレクション』って名前の店らしい。


『トラベルマン』ってのは、ハウステンボスの社員が考えたキャラなんだそーだ。


ピカソが描いたみてーな簡単絵だったけど、悪くねーなと思った。


木ぐつが『視力けんさ表』みてーになって並んでる絵のカップが有った。


『視力けんさ』ん時使う、片目かくすスプーンみてーなスプーンがセットになってて面白ェ。


髪にかくれて片目しか出してねェサンジにぴったりな土産だなと思ったんで、これも買おうとしたらナミに止められた。



「あんた、チェックイン前に買ったら荷物邪魔になるから止めときなさいって言ったでしょ!?…大体そんな買ってばっかいたら直ぐお金尽きちゃうわよ!」
「だってよ~~気に入ったらつい欲しくなっちゃうじゃんか~~~!」

「っとに我慢利かないおコちゃまなんだから…だったら、せめて定価より安く買える場所教えたげるから、付いて来なさいよ。」
「定価より安く?そんなトコ有んのか?」
「あらゾロ居たんだ?静かだったからどっかで迷子になってるかと思って心配しちゃったわ。」
「おめェ殴るぞ本当に!」
「そこってドコだ!?ドコに在るんだ!?」
「オークションハウス『ランガダイク』よ。最初に来た港街の方に在るの。…今から走って行けば、12時開始の回に間に合うわ。急ご!」
「なっ!?ちょっ!!…また元来た道戻んのかよ!?」
「食後の運動よv午後の紅茶を美味しく頂く為にも、走ってお腹空かせときましょvルフィ、行くわよ!」
「おーー!!がってんだ!!」
「ちょっと待っ…!!おい!!俺は未だ承諾してねェ…!!おい待てって!!お~~~~い……!!!」



俺達は『らんが大工』を目指して、来た道をたどり走った。



……あれ?『ランバダいく』ってったっけか??






その6に続】





…ピカソ、元からあげな簡単絵だった訳じゃないですがね。(汗)

何時まで『小学生が書いたよな作文』的文章読ませられるのか、既にまいっちまってる方も多いでしょうが(汗)……御安心下さい、2日目のレポは『ゾロ編』、『中学生が書いたよな作文』程度にはレベルアップすると思われ。(←中学生かい)

連載は今日までで一旦中止、明日から12/26までクリスマス企画やる予定っす。

再開は12/27~、どぞ宜しくお願いします~。


写真の説明~、去年ですが(汗)…木靴屋さん『ホーランドハウス』の店先を撮った物です。

12月にリニューアルオープンしたらしいっす。


2006年5月追記)場内のパン屋さん、『グーテン・アペティート』のパンですが、提携する企業が変更した事により、売ってるパンが大幅に変更となりました。
連載中で紹介しましたバナナマフィンは現在売ってません。(涙)

…残念ですが…でも今売ってるパンは、以前と比較しても尚美味しいですよとの評判が有るんで…そう悲観する事は無いかと。
いや、残念では有るけどね。
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『何度も廻り合う』その4

2005年12月13日 23時06分09秒 | 桜トンネル(ワンピ長編)
毎度ダラダラ連載、前回の続きです。






船がさん橋着くと、俺は1番に飛び降り外に出た。




正面には窓から見えてた街が、どーーーんと広がってる。


どこもかしこも道までレンガで出来ててチョコレート色だ。


目の前だと一段と立派で堂々と見えて、本当に違う国に来たみたいだった。




どうしようもねェくれェワクワクしてる。




めいっぱい息を吸いこむ――冒険の匂いがした。



吸いこんだ息全部ぶちまけて俺は叫ぶ。




「1番乗りだーーーーーーーーーー!!!!!」




――スカーーーン!!!


「痛ェェェェ!!!」

「喧しい!!出口の前立塞がるな!!他のお客さん降りられなくて迷惑でしょ!?」

「ご…御免なさい…!」


わきにどくと、ゾロゾロどんどん船から人が降りて来る。


中に居た時はあんま気にしちゃいなかったけど、カップルや家族連れが沢山、みんなニコニコうれしそうに、海の上に細長~~く伸びた橋渡って街の方へ歩いて行った。



「あーー…漸く着いたか…何か未だ体揺れてる様に感じるぜ…。」

「ゾロ、あんた未だ寝惚けてんの?いいかげん、シャッキリ起きなさい。ルフィもほら、ぼーっと突っ立ってないで、先行くわよ!」

「お、おう!!解った!!」




長い長いさん橋渡りながらナミと並んで話す。


「へへへっ♪なんか、すっげーワクワクすんな♪」

「どうしたの?やたら浮れちゃって。」

「まるで知らねー島見つけて上陸したみてェな…そんな気しねーか!?」

「ふふvあんたらしいわ、ルフィ。」




さん橋渡りきって前の建物ん中入ると、受付の女が1人、ニコニコしながら話しかけて来た。


「こんにちわ。場内ホテル御宿泊予定の方ですか?宜しければこちらで手荷物お預かり致します。」


「『場内ホテル受付』よ。此処に荷物預ければ、宿泊するホテルに運んどいてくれるの。」
「へー!親切だなーー!」
「そりゃ助かるぜ。邪魔な荷物引き摺って、場内歩き回らなくて済む。」


「本日はどちらに何泊の御宿泊予定ですか?」

「フォレストヴィラに今日から2泊する予定です。」

「2泊ですね。貴重品類はお手元にお持ちになってからお預け下さい。」

「…という訳で、2人共、お財布なんかは抜いて荷物預けるように!」

「お、おう!」
「りょーかいした!!」


あそっかそっか!金持ってかねーと、何も買ったり食ったり出来ねーもんなー。


俺とゾロは急いでバッグから財布取り出すと、ジャケットのポケットにしまいこんだ。


ナミは「は~、清々した~」とか言ってカバンを預けている。


だろうな~、デイバッグ1つっきりしか背負って来なかった俺やゾロと違って、ナミはパンパンにふくれたでっけー黒バッグを肩から提げていた。


何つめてんだか知んねーけど、あれじゃ重かったに違いねェと思う。


「あんた達、カメラも持って来て無いの?」

「あー、どうせ誰か持って来るだろ思って持って来て無ェ。」
「俺持って来たぞ!!中入ったらバンバンとろうぜ!!」
「じゃ、それも抜いて預けるのよ、ルフィ。」

「…あ、ハイ。」



『場内ホテル受付』を過ぎた前には、『入場券発券所』ってのが在った。


ナミはそこで『オフィシャルホテル・リゾートパスポート』と場内ガイドをもらって来た。


このパスポートが有れば、1回入場出来て、アトラクションが2日間フリーになるらしい。



ゲートにパスポートを通していよいよ入場する。


此処では入場する時は『入国』、退場する時は『出国』と呼ぶんだとナミが言った。


ゲートの横にいた女が、通したパスポートを渡してくれながら、笑顔で「行ってらっしゃいませ!」と言ってくれた。




外に出るとそこは、のどかな音楽が流れる港街だった。


着いたばかりの時はモヤモヤした天気だったのに、いつの間にか晴れて青空が見える。


日がさしてジャケット脱ぎたくなるほどあったけェ。



どんどん、どんっどん、ワクワクして来た…!!



「さってっと!…先ずは何処行こっか?」
「メシ!!メシ食いに行きてェ!!!」
「右に同じ。」

「……だから未だお昼にもなってないってェの…あんたらの脳は獣並か!?」

「しょーがねーじゃん!!腹減ったんだからさ~~~!!!」
「朝コイツに食われちまってにぎりメシ2個しか食ってねェんだぞ!?腹減ってて当り前だろが!!」
「そうだ!!腹が減ったら食う!!当り前だ!!!」
「ああもう解ったわよ!適当なトコ連れてってあげるから付いて来なさい!」

「やほーー!!メッシだーーー♪♪♪」

「但し!予め断っとくけど、途中で逸れた場合、その場に置き去りにしてくので、くれぐれも私を見失わないように!」


そう言ってにーーっこりすごんだナミは、クルンと回れ右してスタスタ前へ歩いて行った…


慌てて、俺とゾロもナミの後を追っ駆けてく。



ふと左っかわ向くと『お菓子の家 ヘクセンハウス』っつう看板出てる店が在る。


――お菓子の…家!!?


「ナ、ナミーーー!!お菓子の家発見!!中入ってみよーぜーーー!!!」


スタスタと全く振り返ろうともせず、ナミは前に進んで行く…


後ろに付いてくゾロが、ちらっと振り向き『ありゃ本気だぜ』と、目で伝えて来た。


仕方なくあきらめて、また慌てて後を追ってく。



ふと今度は右っかわ向くと、海に帆船が浮かんでんのが見えた。

ちょっと小せェけど、絵本に出て来る海賊船みてェですげカッコ良い!


「な!なァ!ナミー!!船だ!!海賊船だぞ!!乗れんのかな!?乗ってみようぜ~~~!!?」


スタスタと、無言でナミは進んでく…


また仕方なくあきらめて、慌てて後を追う。


目の前に今度はでっけークリスマスツリーが見えた。


三角形してて、リボンやキラキラ光る玉が飾られてて、すっげーきれーだ!


「ナミ!!ナミ!!ナミーーー!!クリスマスツリーだ!!すげきれーだぞ!!なーーちょっと見てくれよ!!おーーーーい…!!!」


――スタスタスタスタスタスタ……


「お~~~~~い…!!!ナミ~~~~さ~~ん…!!!おぉぉぉ~~~~~い…!!!!」



――スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ……





『お菓子の家』通り過ぎて、カッコ良い『海賊船』を通り過ぎて、でっかくてきれーな『クリスマスツリー』も通り過ぎて、『時計とう』も『教会』も『テント市』も通り過ぎてったナミが入ってったのは、『グータラタベテート』っつう店だった。



「『グーテン・アペティート』って言うの!」
「そう!それだった!」
「脇目も振らずに人連れて来た店がどんなんか思えば…。」

「あら、悪くないでしょ?トレー持って好きな料理選べるキャフェテリアタイプのが、あんた達には合うだろうと思って。」
「ま、確かに味はまァまァだ。この焼メシ、『ナシゴレン』っつったか?辛くてイケる。酒が欲しくなるな。」
「未成年が何言ってんのよ!」
「俺の『ダッチプレート』もイケるぞ!!このU字型のソーセージ、かむと肉汁じゅわ~~~ってこぼれてうんめェェェ!!!」
「Uの字じゃなくて馬蹄型、『ダッチソーセージ』って言うのよ、ルフィ。」


俺の選んだのは『ダッチプレート』って料理で、U…馬蹄型したでっけーソーセージが1本とラザニアとチャーハンみてェな辛いメシ『ナシゴレン』が一緒の皿に盛られてるヤツだ。

3つまとめて食えるなんて得だと思う、ソーセージ、マジ美味ェし。

『ナシゴレン』ってのは元はインドネシアの焼メシで、インドネシアがオランダにせんりょーされてた時に伝わった料理だとナミが言った。

舌がピリピリするほど辛ェ、けど美味ェ。


ゾロは『ナシゴレン』だけを選んだ。

今説明したメシの上に目玉焼きが乗っかってて、回りにはエビと鶏の唐揚が盛られてるヤツだ。


ナミはプレーンとバナナのマフィンを1個づつ買っただけだった。

「…そんなんだけで足りんのかー?ナミ。」
「実はね、2:30に『アフタヌーン・ティー』を予約してあるんだ。だからあんまお腹いっぱいにしないでおこうと思って。…あんた達は今食べても余裕で大丈夫だろうけど。」

「あふたぬーんてぃー??」
「ちょっと待て。そんなん一言だって聞いてねェぞ?」
「当り前よ、言ってないんだから。」
「何でてめェは何時も人に断り無く勝手に1人で決めちまうんだ?」
「あんたに断り入れたら絶対反対するって知ってるからよ、ゾロ。」
「『あふたぬーんてぃー』って何だ?ナミ?」
「まァ、言ってしまえば、午後の紅茶を優雅に楽しむ茶会って言うか…。」
「午後の『紅茶』!?えーーーー……んなんだったら俺、行きたくねーなー。」
「紅茶だけでなく、サンドイッチやスコーンやケーキも出るのよ。それも好きなだけ!…それでも行きたくないの?ルフィは?」
「ケーキも出るのかーー!!?なら行くぞ!!!」
「ふざけんな!俺は行かねェぞ!…悪ィが別行動取らせて貰うからな。」
「止めた方が良いと思うわよ?遭難したくなければね。」
「あ?馬鹿言うな。たかがテーマパークで誰が遭難すっかよ。」
「これ見て!」


ナミは場内ガイドの地図を、ばさっとテーブルの上に広げた。


「東京ディズニーランドの2倍は優に有る広大な敷地。
 全長6000mの運河を張巡らし、さながら迷路の様に複雑な場内は、2、3回来た経験が有る人だって迷ったりするらしいわ。
 あんた達みたいな『玄関開けたら2分で迷子』になるような人間が1人取り残された日には――ま、場内遭難、ほぼ確定ね!」

「迷子言うんじゃねェよ!!!」
「そうだ!!ゾロと一緒にするなんて、しっけーな奴だな!!!」
「んだとルフィ!?こっちの台詞だそれはァァ!!!」

「これは脅しじゃないわ。『テーマパーク初の遭難者』として名を轟かせたくなければ…人に逆らう様な真似は控えた方が良いわよと忠告しとくv」


にこーと勝ちほこったみてーにほほ笑むナミ。

何とか言い返そーとゾロは、「あー」とか「うー」とか唸ってたけど…結局はだまってそっぽ向いてふてくされて負けを認めた。




昼近くなって店が混み出した。


何組かの家族連れは、パンを買って行こうと前カウンターに並んでる。


待ちくたびれた小せェガキどもが、飾ってあるクリスマスツリーいじって遊んでた。



ここはホテルメイドのパンを売るベーカリーでもあって、ああしてパンをティクアウトしてくお客も結構いるのだとナミが話した。


特にバナナマフィンが人気だって言う。


そんなに美味いのか?と聞いたら一口くれた。


――バナナがしっかり焼きこんで有って、振りかけてある砂糖でしっとりしてて、メチャクチャ美味かった!!



「ゾロも食べるー?」
「要らねェ。」
「あんた未だ不貞腐れてんの?執念深い男って嫌われるわよ~?」
「煩ェ!馬ァ鹿。」
「馬鹿って言った方が馬ァ鹿!」




あんまり美味かったんで、店出る時に5個買ってった。



したらナミは、「どうせ宿泊するトコの朝食で出るのに」って笑った。







その5に続】






…ルフィの言う『海賊船』は、本当は海賊船でないです。

正しくは帆船『デ・リーフデ号』、1598年、大航海時代にオランダから日本に渡って来た船を忠実に再現した物。

パークのシンボルの1つ故、乗ったりは出来ません。


後、「場内はさながら迷路~」なんて書きましたが、別にそこまで複雑でないです。
自分、ああ書いといて何ですが、迷った経験無いし。(汗)

ただ、迷う方も居られる。

兎に角広いです、東京ディズニーランドの2倍って言うけど、実際に回れる面積考えると4倍近く有りそな気がする…内田康夫氏なんか、自身の『不知火海』って作品で、「丁寧に回るなら最低3日は必要」って書いた位で…。(汗)


写真の説明~、また去年のになりますが(汗)、『グーテン・アペティート』のクリスマス・デコ、良い雰囲気だったんで撮ってみた。
コメント (7)
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『何度も廻り合う』その3

2005年12月12日 21時23分26秒 | 桜トンネル(ワンピ長編)
毎度、ダラダラ連載企画ぱーとすりー、前回の続きです。





空港降りてずっとずっと右っかわ行って、エスカレーター昇って、またずっとずっとずっと先行った所に、高速船の船着場は在った。


『高速船』って名前から、どんなすっげーカッコ良い船だろって期待して見たら…釣りのおっさんが使ってるみてェな、何の飾りも無ェちっちぇ船でがっかりした。


「……なんか…『高速』って感じ、全然しねーなー…。」
「味も素っ気も夢も希望も無ェデザインだな。これでどうやって感動的に到着出来るってんだ?」
「るっさいわね!!!内情色々有んのよ!!外見よりも問題は中味でしょ!?ケチ付けてないでさっさと入れ!!」



中は外よりもっと夢も希望も無いデザインだった。

うす暗ェ中に病院の待合室置いてあるみてェな長イスがズラリ並んでるだけで、窓の外っかわには海苔みてェな黒い何かがベッタリ貼り付いていた。

でも見た目より案外広いのか、俺達以外にも結構大勢客いたのに、全員ちゃんと座る事が出来たのはいがいだった。


客席の1番前の列は荷物置き場になるから座らないよう注意されたんで、俺達は前から2列目の1番左っかわに、飛行機乗ってた時と同じ並び順で座った。



出発時刻より5分遅れて、船長のおっさんが正面運転席に座った。


大きくエンジンの音がして、船はユラユラ揺れながら、ゆっくり進み出した。



「………と~れ~~~……なー、ナミ、これ本当に高速船なのか?ちっとも『高速』出ねーじゃん!」

「発後着前暫くは、安全の為にスピード落としてんじゃない?も少ししたら走り出すわよ。…まァでも四方を陸に囲まれた大村湾は『琴の海』と称される程波穏やからしいから、案外ずっとこんな感じで、あまり揺れずに静かに航行してくかも――」


――ガタン!!ゴトンガタガタゴン!!ガタンガタガタ!!!ゴン!!ガタガタゴン…!!


いきなり、地震が来たみてェに船がゆれ出し、すごいスピード出して走り出した。


「…こ!こ!ここれの何処が『波穏やか』だっつうんだよ…!?」
「あああははvやっぱ波越えて行くんですもん!多少の揺れは当り前って言うか…!」
「ぎゃはははははは♪いいーじゃねェか!!!ジェットコースター乗ってるみてェで面白ェ♪」


――ガタン!!ゴトゴトガタガタゴン!!!ガン!ガタゴトガタン!!ゴン!!ガタガタン…!!


「…で?これ乗って行って、何分で着けんだ?」
「50分位だと思うわ。」
「未だそんなかかんのかよ!?――ちなみにバスだと何分位なんだ?」
「約55分。」
「殆ど変んねェじゃねェか!!!」
「だから着いた時の感動が変んの!!!渋滞無く定刻通り着けるし!!」
「感動出来るか!!!こんな船で!!」

「…前2列目左のお客さん、周りのお客さんの迷惑になるから声静かにねー。」

「「あ、すいません。」」


船長のおっさんに注意されて、ナミとゾロは下向いて縮んじまった。



ナミとゾロは昔からよくケンカする。


3人で初めて遊んだ時からケンカしてた、けど仲が悪い訳じゃない。



俺は、知ってる。



――ガタンゴンゴトン!!ガタガタガタ!!ゴン!!ゴトン!!ガンゴゴゴン!!ゴトン…!!



「…ゾロ、あんた、何が気に喰わなくてぶーたれてる訳?旅行決めた時からずーっとでしょ?来たくなかったんなら来なきゃ良かったのに。」(小声)

「…来たくなくてぶーたれてんじゃねェ。受験シーズン期末直前、日・月・火と人に学校サボらせてまで組んだ無茶日程に呆れてるだけだ。」(小声)

「しょうがないでしょ。平日が1番お安くなるんだもん。」(小声)

「後四月過ぎれば卒業だろが。それからでも良かったじゃねェか。」(小声)

「しょうがないでしょ。クリスマスイベントやってる内に行きたかったんだもん。」(小声)

「ならせめて冬休みにしとけよ!!学校サボって行く程のトコか!?」
「だからその頃だと料金お高くなんの!!しょうがないでしょ!?クリスマスイベントやってて低料金の条件クリアしてんの今日位しか残ってなかったんだもん!!!」

「2列目のお客さーん、静かにねーー。」


「「はい、済みません。」」


「…別に問題無いでしょ?私とあんたは志望大推薦入学本決まり。ルフィは元から受験する気無。それとも何?今更皆勤賞狙いでもしてたっつうの?」(小声)


学年1番に成績良いナミは、都内の有名大学へのすいせんが決まってた。

ゾロも剣道の大会で中学高校連続優勝っつう成績が認められて、他県の体育大学へのすいせんがほぼ決まってる。


「……ウソップな、行けねェ事、メチャクチャ悔しがってたぞ。」

「………私だって、一緒に行けなくて残念よ。」


ウソップってのは、俺達のクラスメートで仲間だ。

公務員試験受けたけど落っこちちまって、今は大学の一般入試に向ってがんばってる。


「クル眉毛なんか、ギリギリまでてめェと一緒の旅行が諦め切れずに葛藤してたんだからな。『あんな女の為に人生棒に振るのは止せ』って俺が止めてなきゃ、今頃てめェの横に座ってただろうよ。」

「へー、何時も仲悪げに喧嘩してるクセして随分思いやり有るじゃない?『男の友情』、泣ける話ねー。」
「茶化してんじゃねェよ。この冷血魔女が。」


『クル眉毛』ってのは本名サンジっつって、やっぱり俺達のクラスメートで仲間だ。

クルンて渦巻いてる変った眉毛してて、ゾロはよくそう呼んでる。

もっともそのたんびにサンジとケンカになるけどな。



家は都内でも人気のレストランで、爺ちゃんが腕の良い名コック。

そのせいかサンジもメチャクチャ料理上手くて、将来は一流コックになるのが夢らしい。

最初、専門学校行ってちょーりしめんきょ取るつもりだったらしいけど、爺ちゃんに「大学くらいは行っとけ」って言われたっつって、今はウソップと同じく一般入試目指してモー勉強している。




「……未だ、家族が揃ってた頃にね、1度だけ、来た事有るんだ…」


「……あ?」


「街中、クリスマスのイルミネーションいっぱいに飾られてて、まるで星空の中に浮かんでるみたいに、綺麗だった……」


「………」


「…卒業してバラバラになっちゃう前に、あんた達にも見せたかったのよ。」


そう言って、正面じっと見つめてるナミの顔は、なんだかすっげェ寂しそうで、今にも泣きそうに見えた。



「……最初から素直にそう言え、我侭女。」




ナミには父ちゃんと母ちゃんが居ねェ。

ナミが小さい頃、事故で死んじまった。

今は姉ちゃんと親戚の叔父さんと、3人で暮らしている。



――ガタンゴン!!ガタガタ!!ゴンガタンガタガタガタガタ!!!ゴゴゴンゴトゴトン…!!




……それにしても、ゆれっぱなしだなー、この船…しんど6くれェ有んじゃねーか?

波しぶき高くて窓おおっちまって景色は見え辛ェし、眠ろーとして窓寄っかかってもゆれがひどくて眠れねーし。


「ZZZZZ……」


…こんなひでェゆれなのに、眠れるゾロはすげーと思う、才能だよなー。



――ゴゴン!!ゴトトンガンゴン!!ガタガタガタ!!!ゴン!!ガタガタガタガタゴガン…!!




………退屈だ……早く、着かねーかなーーー………






※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※







――ぺしぺしぺし!!!



「―フィ…!!ルフィ!!」




「…ふぁ…?ほ……お、朝メシか…!?」


「寝惚けてないで!!もう後10分で着くわよ!!」




…ふ…ふ…ふあああああああああああああ~~~……ふ…!!




……あーー…寝ちまってたのか…俺も……




何時の間にか、ゆれがおさまってる……




「んほら!!!ゾロも起きて!!!もう直着・く・の・よ!!!」


――べしべしべしべしっ!!!


「ZZZZZZZZZZZ……」


「…いいかげんに~~~起きろォォォォォォ!!!!!」



―― ドゴォッッ!!!!!



「物凄痛ェェェェ!!!!」

「あんた調子に乗ったら48時間余裕で寝ちゃってるじゃない!!後頭がマリモに似てるからって甘えてんじゃないわよ!!!」

「…な…!!ちょ…!!だからって…エルボーで顔狙うか!!?せめてグーで殴れよ!!!」






………最初、『しんきろう』でも見てんのかと思った…



正面の窓、モヤってる中から、まるで昔絵本で見た『みやこ』みてェな街が、ふわーーって浮かんで見えて。



周りの山に囲まれてて、そこだけ外国みてェで。



赤っ茶けた街が、水面に浮かんでんだ……遠くに『時計とう』みてェな立派な建物が見えて……ものすげーきれーだ、堂々としてる。



そうだ、富士山みてェに、静かに、堂々と立ってるように見えて、本当にきれーに思えた。





「……あれが、『ハウステンボス』って言うのか?」



「はーーー…なんてのか…随分周りの景色から浮いてる街だな。」





「そう!あれが『ハウステンボス』。未来を夢見た男が造った、理想郷よ!」





そう言うナミの顔は、すっげーほこらしげで、すっげーうれしそうに輝いて見えた。





でも、いっぺん見ただけで俺にも解った。





あそこは、確かに『特別な街』なんだって。






その4に続】







……はーー…漸く着いた。(苦笑)

高速船について、色々ケチ付けてる様に感じるでしょうが、本当の事だしねー。(焦笑)
個人的に、安田産業汽船さんには、もちっとハウステンボスに合せて、船の内装だけでもメルヘン~にして欲しいかな~~と…ハウステンボスつぶれたら困るでしょうしさ。(笑)


後、「幾らなんでも褒め過ぎだろ?」とか「ナミはハウステンボスの回し者ですか?」とか「ナミがこんなん言うかな~?」とか「そもそも高校生だけで宿泊旅行出来るもん?」っつうお問い合わせには――

――応えられませんのでv(笑)


まぁ、フィクション♪フィクション♪

大目に見て下さいませv


ブックマークに高速船のサイト入れとくつもりですんで、参考にしてみて下さい。

色々言ったけど、バスよりかはやっぱ高速船のがお勧め出来ます。

船酔い?大丈夫!酔いやすい私がいっぺんも酔った事無い位なんだから!

あ、でも、確かに思ったよりは揺れるんで、心配な方は酔い止め薬飲んだ方が良いかも、用心の為に。

バスのが料金的に安くつきはするのですが、休日だと渋滞遭ったりするし、普通の市営バス故、途中停留所に停まったりもしますんで。


大村線と共に、海岸線見ながらのドライブも素敵では有るんですが…。


大村線が空港近くまで線路繋いでくれてると1番良いと思うんですがね~。




写真の説明~、マリンロードから観た早朝のハウステンボス。


海から高速船使って行くと、到着時、こ~んな景色観られますよって事で。
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『何度も廻り合う』その2

2005年12月11日 17時12分44秒 | 桜トンネル(ワンピ長編)
ダラダラ連載企画ぱーとつー、前回の続きです。





家出て山手線乗って浜松町からモノレール乗って30分。
羽田空港着いておにぎり食ってる間に、ようやく空が明るくなった。
こっから7:45発の飛行機乗ってって、長崎までは約2時間位だとナミが言った。


…なんだ、7:45発だったんなら、後30分は寝れたんじゃねェの?


「『早起きは三文の徳』って言うでしょ!?お陰でこやって1番窓際の良い席座れたんじゃない、あんた!――あ…ほら見て下!!富士山♪富士山♪」
「うおお!?ホントだすっげラッケェーーー!!!ゾロも起きてこっち来いよ!!今丁度富士山の真上飛んでっぞこの飛行機!!!」


俺の左っかわの席から首伸ばして窓をのぞくナミ、そのナミの左っかわの席で、ゾロは眠たそーに大あくびばっかしてる。


「もう富士山観て喜ぶ年でもねェだろ?騒ぐな。俺は寝る。」


「ルフィ~~、ゾロったらあんなコト言ってますケド。」
「信じらんねェ。日本人じゃねェよ。ヒコクミンだな。」
「ね~、剣士としても失格よね~。Mr.武士道の徒名が泣くわ。」
「煩ェ!!!日本人で剣士なら富士山拝んで涙流さねェと許されねェのかよ!?大体誰のせいで睡眠不足だと思ってるナミ!!?」
「――あの…お客様、失礼ですが他のお客様の御迷惑となりますので、搭乗中はお静かに…」
「あ、はい、すいません。」


スチュワーデス(←「今は『フライトアテンダント』とかって呼ぶのよ」ってナミからツッコミ有)に注意されたゾロは、クスクス笑いをしてるナミをじろりにらんでから、俺達に背中向けてそのまま寝ちまった。

ナミは「不貞寝よ。図体大きいクセして、まるでガキなんだから」とヒソヒソ声で俺に話した。


富士山は大好きだ。

昔もらった絵葉書に『雲をつき出て高くそびえる富士山』というのが有って感動した。
雲より高い山なんてすげェよな、さすが日本一の山だ。

そしてきれーだ、雪で真っ白んなった富士山は、青空にぴったりだった。
前にピンク色した桜の花が写ってて、あれこそ日本の風景だと思ったんだ。


窓の下に見えてる富士山は、真っ白ではなかった。
雲からボコッと出てる頭だけに雪積ってて…なんてェの?アポロチョコに似て見えた。


「今年は冬が来るのが遅いのねー。」
「雲ばっかりだなー。全然下見えねェよ。」
「予報では長崎は、朝の内は雨だけど、後、お天気回復するでしょうって。」
「えー!?あっちは雨なのかー!?…がっかりだな~~。」
「大丈夫!着く頃には晴れてるわ!私の予想は天気予報より確かだって、知ってるでしょ?」


そう言ってナミは自信たっぷりに笑う。

確かに今迄ナミは天気の予想をはずした事が無ェ。
何でか解んねェけど、ナミにはそーゆー超能力が有る。


…つってもなー、今回は行けば行くほど雲雲雲雲雲雲雲雲…でもナミが言うんなら大丈夫だろう。

雲ってワタアメに似てるよな、なめてみたら甘かったりしてな?

あの上降りて遊んでみてーよなー、なんか雪野っ原にも似て見えるし。


「止めときなさい。落ちて地上着く頃は、あんた、木っ端微塵子よ。」
「そうかー?世界中探せば、1つ位はフカフカ上に乗れて、ワタアメみたく甘ェ雲が見つかるかもしんねーじゃん♪」
「残念ですが、現在までそういった報告は受けておりません。」
「ちぇー、ナミの現実主義者!」
「そうゆうあんたは理想主義者ってェの!」




ナミの言った通り、長崎に着いたら霧でモヤってたけど晴れていた。


それにしても着陸ん時はびっくりしたなァ。

どんな空港だろうと窓から下見たら、どこにも陸が見当たんねェ。

てっきり海についらくしてんのかと思って慌てたら、ナミが笑って「長崎空港は海の上に在る空港なのよ」と言った。


「大村湾に浮かんでた、『箕島』と呼ばれた島を利用して造られた、世界初の海上空港なんですって。」
「世界初!?世界一の空港なのか!?すげーなー!!」
「そ、世界で1番早く海の上に造られた空港って訳。」

「その世界一の空港は、随分ショボくて土産屋少ねェじゃねェか。」


まだ眠たそーに目ェこすりながらゾロが言う。

確かに土産屋少ねェ、レストランも全然見当たんねェし…


「土産屋もレストランも、此処1階じゃなくて、搭乗ロビーの在る2階中心なのよ。小さい空港なのは否定しないけど、結構味良いレストラン知ってるわよ。」
「んじゃ先ずそこで昼メシにしようぜ。腹減ったぞ俺は。」
「ゾロ良い事言った!!俺も腹減った!!すぐメシにしよう!!!」

「未だ10時にもなってないじゃないの…5つも6つも7つも8つもおにぎり食べといて、よくお腹が空くもんねェ。」
「5つも6つも7つも8つも食ったのはルフィだけだろが!!俺は2つしか食ってねェ!!!」
「生憎だけど、10:00発の高速船予約してあるの。昼食取ってる時間は無いわ!」
「高速船!?こっから船乗って行かなくちゃなんねェのか!?バスとか通ってねェのかよ!?」
「船乗って行くのかーー!!?いーじゃねェかゾロ!!俺船大好きだ!!」
「バスも通ってるけど渋滞に遭ったりするし。より感動的に到着するなら船の方が良いのよ。」
「何だよ感動的に到着って!?無事着けんなら感動有ろうが無かろうがどうでも良いだろが!!」
「兎に角!!…既に予約済なんだから文句言わずに急いで!!空港から船着場まで、歩いて10分程の距離有るんだから!!…ルフィー!!何立ち止まってんの!?早く!!!」


「ナミーーーー!!!見ろよ『豚の角煮まん』だって!!!すっげ美味そーーーー!!!」


行く途中出てた店には『長崎名物 豚の角煮まん』って書かれた旗が立ってて、見れば肉まんみてーな皮で豚の角煮をはさんだまんじゅうが売られてた。

カゴん中並べてふかしてあって、美味そーなにおいした湯気が出てて、もうたまんねェ!!

売ってたおばさんが「味見してみて!」つって一口くれたんで食ってみたら……フカフカあったけ~~肉まんの皮にトロッととろける中の肉がぜつみょーにマッチしててマジ美味ェ!!!


「ナミ!!ナミ!!ナミーーーー!!!これすっげ美味ェよーー!!長崎名物だって言うし、50コ位買ってこーぜ!!なーーーーー!!?」


「黙れ。」



「御免なさい。すぐに参ります。」(お辞儀)



ゴゴゴゴと怒りのオーラ背負って、にっこり振り返るナミには、あの世の神様だってかなわねェと俺は思う。






その3に続】





――参考文献、『長崎歴史の旅(外山幹夫氏、著)』。

初めて長崎空港訪れた時、着陸するってのに直前まで陸が下に見えなくって、結構焦った思い出が有る。
あの頃は未だ海上空港って珍しかったんじゃないかな~と。

長崎空港、店の多くは2階に在って、1階はスタンド店ばっかなんすよ。
2階のお土産コーナーには、ハウステンボスの人気のお土産も有るんで、こっちで纏めて買う事も出来ます…ただし、全体的に店早く閉まっちゃうんで気を付けて。

2階に在るレストランで『エアポート』っつったか?
ファミレスなんすが、以前此処で食ったオランダ風鯛茶漬けが美味しくて、しかも割にリーズナブルなお値段で驚いた記憶が…オランダ風っつうのは、ピザ用チーズ振り掛けて有る所からなんでしょが、別にチーズ入れる必要は感じなかったっす。
でも鯛の刺身が美味くてね~~、長崎って全般的に魚介類が美味いです。
何食べるか悩んだら、魚介料理にすると良い思いますよ。
四方陸に囲まれた大村湾は、天然の漁場です故納得。

そんで長崎名物『豚の角煮まん』、美味いよ~~~!!
所謂肉まんの皮で豚の角煮挟んでおりまして、この皮とトロッと蕩ける様な肉の脂身が非常に合ってるんですな~、フカフカ~と蒸してあってね~、長崎訪れた際には是非食ってみて下さい!
出発ロビーん所(最終的な待合室)にスタンド有りまして、そこで1つから購入、温めてくれたのをその場で食べられまする。


ハウステンボスでもお土産用のは沢山売ってるんですが、その場で温めて食べられる露店でも出したら良いと思う、この寒い冬なら飛ぶように売れるだろうに、せっかく良い長崎名物が有るんだからさぁ。

長崎名物『豚の角煮まん』、東京のデパートの物産展出たりした時なんか、行列出来る位大人気なのに。




写真の説明~、また去年の今頃の写真になっちまいますが(汗)、早朝、ホテルデンハーグの煌くクリスマスリースを写した物。

デンハーグは、今年はロビーだけでなく外にもクリスマスツリー飾ってある(ワインバーで名高い『ヴィノテーク』横にも綺麗なクリスマスツリーが飾られてた)、去年よりもクリスマスデコが派手で綺麗っす。

夜なんか青いイルミで照らしてあって、このホテルのカラーに似合って素敵なのですよv
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