瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

ミス・メリーのクリスマス雑学講座その1

2005年12月03日 20時34分22秒 | クリスマス
…さて!今迄のオタクノリが全く嘘だったかの様に(苦笑)、またクリスマスモードにチェーンジ!

本日より12/7までは、『クリスマス雑学講座』と題しまして、或る方に御登場願いましょう。

つっても、ヤフー・ハウステンボス・トピで以前投稿した文と変らず…なんで、「それもう聞いたし!」っつう方もいらっしゃる事で御座いましょう。(汗)

…済みません、テンボスレポ書くまでの繋ぎとしてお許し下さいませ~。(汗々)


そんな訳で、出でよ!ミス・メリー!!




はぁい!私、ミス・メリーよ!

クリスマスの事なら、お・ま・か・せ♪

今日は『クリスマスの起源』についてお話するわね。

一般的にクリスマスは『イエス・キリストの誕生日』って事になってるけど、これは大嘘!

実はクリスマスの元とイエス・キリストとは何の関係も所縁も無いの。

え?じゃあ何でそうなったのかって?それはね…



キリスト教が生まれる以前から、12/25前後に祭を行うというのは、世界中で有ったらしいわ。

実りの秋が終わると、徐々に日が短くなり寒くなっていく…大昔の人々は、このまま太陽が消えてしまい、闇の世界に閉じ込められてしまう事を怖れたの。

だから不滅の太陽を信じ元気付け、新たな収穫を願う為に盛大な祭が行われたのよ…つまりは『冬至祭』、これこそがクリスマスの前身に当るイベント。


1つ例を挙げると――ローマ帝国の黄金時代には、農耕の神サトゥルヌス信仰が支配的だったらしいわ。

『サトゥルヌス』というのはギリシャ神話におけるクロノス、大神ゼウスの父親だった神様で、息子に主権を奪われる事を怖れ消そうとして、逆に返り討ちに遭った哀れな神様なのよ。

ギリシャからローマに時代の支配が替わった時、クロノスは時の神『サトゥルヌス』として生まれ変わり、持っていた鎌のイメージから農耕の神としても信仰されるようになったの…余談だけど死神の元もこの『サトゥルヌス』だったりするわ。

人々は12/17~24までサトゥルヌスを崇め、太陽の力が弱まると勢力を増すと考えられていた闇の力に対抗し、弱まった太陽に新たな力を与え景気付ける為にも蝋燭やランプに火を灯して呑むわ食うわ歌うわ踊るわ博打を打つわとあらゆる娯楽を破天荒に楽しんだ訳――これが『サトゥルナーリア祭』と呼ばれた冬至祭、クリスマスの原型の1つよ。

 古代ローマの支配が終焉を迎えてキリスト教が伝わった時、元々の信仰神サトゥルヌスは悪魔『サタン』と呼ばれ異端とされ、祭も一時中断を余儀無くされたんだけど…信仰は変えられても人の心は中々変えられないものね、結局キリスト教側としてはこの祭日を『キリスト生誕を祝う日』にすり替えて、土着信仰をも取得する方向を選んだという訳。


他の土地で行われていた冬至祭も同様にして、キリスト教の中に取り込まれていき…そして現在の形の『クリスマス』は誕生したの。



たまに「うちはキリスト教徒じゃないから、クリスマスは祝わない」なんて方や、「キリスト生誕を祝うのにどんちゃん騒ぎをやらかすのはおかしい」と言う方もいらっしゃるけど…此処まで書いた通り、元々クリスマスとキリストには何の関係も無いし、むしろどんちゃん騒ぎこそ由緒正しい(?)過し方だからして、安心して皆騒いじゃって頂戴♪


所で『Xmas』にアポストロフィーを付けるのは本当は間違いだそうよ、大概そうしちゃってるけどね…でも高々点1つ付いてるかいないかなんてどうでも良いわよね!

メリーもそう思うわ!

言ってみた・だ・け♪

それじゃあ、また明日ねー♪




……「ミス・メリーって誰!?お母さん全然解んないわよ!??」って仰る方へ…まぁ…私の中の24番目の人格だとでもお考え下されば……。(汗)

取敢えず、12/7まではこのミス・メリーにブログをジャック、もとい、メインに書いて貰いますんで。(苦笑)



写真の説明~、ハウステンボス、ビネンスタッド地区の、夜に瞬き煌くスタッドハウスを撮ったもの。

スタッドハウスでは現在、18:45~21:30までの15分毎に、カロヨンの鐘で『クリスマスソング』や『エリーゼの為に(←何故だ?)』等の曲を奏で、併せて窓の色を変えて点滅させて行く…といった『カロヨンドリーム』なるイベントを行っておりまする。

大層美しいイベントですので、近くに寄った際には注意して見上げてみましょう。


…自分も危うく忘れそうになって駆けつけた…写真が雑なのはそのせいだったりする…。(汗)
 
コメント (4)
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