瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

桜橋~神田川の源流を訪ねて~その1

2019年04月09日 02時39分42秒 | 旅の覚書
東京の川沿いでお花見と言えば、目黒川や千鳥ヶ淵が有名ですが、最近は海外からも観光客が集まり、花見と言うより「人見」の趣です。
目黒川も千鳥ヶ淵も、お花見の名所な事は間違い有りません、しかし私が勧めたいのは神田川!
目黒川や千鳥ヶ淵に負けず劣らず桜が咲き続く場所でありながら、マイペースで歩ける神田川沿いこそ、花見のベストコースに推したい!
「若かったあの頃♪ 何も恐くなかった♪」
…若い頃、神田川を下流から上流まで、2日で遡った事が有ります。
自分にとって神田川は思い出の川…数年前ふと神田川に架かる橋の数が気になり、ネットで検索したところ、こんなHPに出会いました。(→http://www.kanda-gawa.com/guide/bridge/kanda.html)
架かる順に各橋を見易く纏めていて、大変参考になりました。
記事を読んでいる内、桜が咲く時季に下流から上流まで遡り、橋の写真を撮りたい気持ちが募りまして…構想3年、企画・制作2年の歳月懸けて、フォトアルバムを完成させました。
完全な自己満足ではありますが、桜前線過ぎるまで宜しければ御観覧ください。

●下流から数えて1番目の橋…柳橋  
神田川最下流に架かる柳橋の最寄り駅は両国か浅草橋、浅草橋駅からだと、次の浅草橋から道を戻る形になります。
片側のみですが、柳の並木道が柳橋~浅草橋まで続き、川沿いに歩けます。
下流域では柳橋~浅草橋間のみ、それより先、川沿いに歩く事は、水道橋付近まで出来ません。
しかし両岸に、川と並行する道が敷かれている為、多分迷う事は無い筈。

 
柳をイメージしてか橋のカラーはグリーン、ドイツのライン河に架かる橋を参考にした、隅田川に架かる永代橋のデザインを採り入れたのだとか。(ややこしい書き方)
中央区民文化財だそうです。

 
親柱のたもとに建つ船宿風の小料理屋、店の前には早咲きの桜と、柳の木が立っていました。

 
柳橋より更に下流へ歩いてくと、隅田川テラスへ出ます。
隅田川との合流地点を見晴らせるスポットで、目前には両国橋を始め隅田川に架かる橋、スカイツリーと、The・東京の風景が広がります。


↑柳橋下流側の眺め、隅田川を挟んで前方には首都高速道、右に架かるのは両国橋…海からの潮風が強く吹き渡ります。
神田川に比べ隅田川はさながら大河、とても大きく感じられるのです。


↑柳橋上流側の眺め、昼間は屋形船を係留する基地なもよう。

●下流から数えて2番目の橋…浅草橋 
都営浅草線浅草橋駅より江戸通りを真っ直ぐ行くと浅草橋に出ます。
総武線浅草橋駅から目指す場合も、南に真っ直ぐ行けば神田川に突き当たります。

 
浅草から離れてるのに何故「浅草橋」なのか?
江戸時代この辺りは浅草観音への道筋になっており、幕府が警護する目的で「浅草御門」が築かれたとの事、その門前に架けられた「浅草御門橋」が、何時しか「浅草橋」と縮めて呼ばれ、地名に残されたそうです。
写真で見て橋を渡った先には大きな鯛焼き屋が有る、近くを通る度に気になってるけど未だ食べた事は無い。
鳴門鯛焼本舗」なる店名で、全国展開している鯛焼きチェーンらしい。
鯛焼きにも「天然」とか「養殖」とか有るんだ。(笑)


↑浅草橋下流側の眺め、奥に緑色の柳橋が見えます。


↑浅草橋上流側の眺め、奥の水色橋は、次に紹介する左衛門橋。
浅草橋の下流側、上流側とも、昼間は屋形船パーキング。

●下流から数えて3番目の橋…左衛門橋 
江戸時代の荷揚げ場所「左衛門河岸」が名前の由来らしい。
親柱は灯篭をイメージしたデザイン?水色の橋は比較的新しいのか綺麗。

 

 
↑左衛門橋のたもとに立つ桜の辺りは、小休憩スペースになってます。


↑左衛門橋下流側の眺め、屋形船が係留されてるのはここまで。
満開桜が1本だけ見えますね。


↑左衛門橋上流側の眺め…左衛門橋より上流は千代田区の条例でか、屋形船が係留出来ないらしい。

●下流から数えて4番目の橋…美倉橋 

 
江戸時代、橋の近くに建ってた三棟の倉が、名前の由来になったんだとか。
河岸に揚げた荷を積む為の倉だったんでしょうね。


↑美倉橋下流側の眺め、奥に見えるのは水色の左衛門橋。


↑美倉橋上流側の眺め、視界を遮るガス管は、ユリカモメ達の止まり木になってるもよう。


↑橋のたもとに倉みたいな建物が建ってるから、何だろうと近付いたら公衆トイレでした。(笑)
橋名に合わせて建てた事は解るけど、正体を知って少しガッカリ…現在は工事中で使えません。


コメント
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