瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

桜橋~神田川の源流を訪ねて~その2

2019年04月10日 02時21分08秒 | 旅の覚書
前回に続いて、神田川を下流より遡りつつ、架かる橋を渡ります。
思い起こせばハウステンボスでも橋の写真を頻繁に撮影している。
どうやら自分は橋に特別な思いを持っているようです。
橋は異なる地域を繋ぐ役割を持った建造物、人や物が行き交うと同時に文化・経済も渡る。
橋は交流の象徴です。

●下流から数えて5番目の橋…和泉橋 

 
橋の上は車も走る大通り(昭和通り)、その上には首都高速道が走っていて、周辺はとても喧しい。
…首都高速道や鉄道も神田川に架かる「橋」の数に含めるか悩んだんですが、今回は主に人が対岸へと渡る「橋」をカウントする事に致しました。
鉄道や高速道は「道」に含まれるし…だがそうなると「歩道橋は?」って疑問が生まれるのですが、こちらも今回はややこしくなるので含めません、この場合「和泉橋」とセットって事で…。(ざる過ぎるカウント;汗)


↑和泉橋下流側の眺め、大きなビルに挟まれ狭苦しい構図。

 
ひっきりなしに車が通行する大きな橋の為、橋の下流側から上流側に行くには、歩道橋を渡らなくてはなりません。
必然的に歩道橋から和泉橋を見下ろす形になる…渡ってる間、走る車による震動で、歩道橋が揺れて恐いです。
首都高速裏で物凄い数の鳩が羽を休めてる様子に和んだ、しかし音が煩くないのだろうか?

 
上流側には柳と早咲きの桜が1本ずつ立っており、付近は良い喫煙場所になってます。
神田駅と秋葉原駅が近いビジネス街、近年は喫煙者に風当たりが強い企業増えてますからね、桜の下で一塊になり煙草吸ってる姿に悲哀を感じます。

 
↑和泉橋上流側の眺め、喫煙場所化してる親水テラス隣には、防災船着場が設置されています。
防災船着場は普段ユリカモメが羽を休める場所、ここは企業戦士達だけでなく、海鳥の憩いの場にもなってる様です。

⭐和泉橋~神田ふれあい橋間の立ち寄りスポット…秋葉原公園

↑神田川から道を外れるけど、秋葉原公園も春は枝垂桜が満開になり綺麗。
鏡ビルに映る姿はフォトジェニックです。

●下流から数えて6番目の橋…神田ふれあい橋 
親柱は江戸町火消の「纏(まとい)」をデザインした物でしょうか?
「二番組」の文字が薄らと読めます。

 
下流域では珍しい歩行者専用の橋で、路地裏に入って渡る感じがミステリアス。
見付ける積りで居ないと通り過ぎる細い橋です。
新幹線工事の為の作業橋だったのを、残して一般に開放したのだとか。


↑神田ふれあい橋下流側の眺め…写真右に神社が見えますね。
都心のど真ん中に古びた神社が在るのもミステリアス、寄り道してみました。

⭐和泉橋~神田ふれあい橋間の立ち寄りスポット…柳森神社
 
側に立ってた由来書きによると、江戸城築城で有名な太田道灌が、江戸城東北方面の鬼門除けに、京都の伏見稲荷大社を勧請して創建したそうです。
その際に柳を植えたとの事、これが神社の名前の由来でしょうか?
今でも鳥居の前に柳の木が1本立っています。
前に立つ桜の木との色のコントラストが美しいです。


↑神田ふれあい橋上流側の眺め、上を電車が走る為、壁で塞がれ前が見えません。

 
↑神田ふれあい橋の上はJR鉄橋、山手線や東北・上越新幹線が、轟音立てて走ります。

●下流から数えて7番目の橋…萬世橋(万世橋) 
今やオタクのメッカとして世界的に有名な秋葉原の街、そのメインストリートに続く橋という事で、大いに賑わっております。
石造りの重厚な親柱と周辺の風景とのギャップが面白い。

 
明治の文明開化をイメージしたガードレール、国道17号線が走る橋の上を、現在は車が行き交います。


↑萬世橋の全体を横から撮影、一羽のユリカモメがここまで羽を休めに来てました。
大分海から離れた様に感じてたけど、まだまだ海鳥達の生活圏内らしい。


↑萬世橋下流側の眺め、奥は先に紹介したJR鉄橋。


↑萬世橋上流側の眺め、写真左の煉瓦造りの建物は、旧国鉄萬世橋駅の遺構で、現在はレストラン等が入る商業施設になってます。
旧国鉄萬世橋駅は、東京駅よりも早く開業し、鉄道の歴史の上で有名な存在との事。
その辺りの複雑な歴史は、ここでは紹介し切れない為、ネットで検索をお願い致します。(汗)


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