瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

桜橋~神田川の源流を訪ねて~その9

2019年04月18日 01時41分40秒 | 旅の覚書
前回に続いて神田川を遡り、架かる橋を数えて行きます。
早稲田より高田馬場へ。

●下流から数えて36番目の橋…高戸橋 
明治通り上に架かる橋。
明治通りと新目白通りとが交差する地点の側な事も有り、交通量が非常に多い場所です。

 
早稲田より走る都電荒川線は、高戸橋を渡って明治通りを下り、学習院下駅に向かう。
学習院下駅はその名の通り、日本の皇室所縁の学校、学習院の側に在ります。


↑高戸橋下流側の眺め、手前は都電が渡る鉄橋。
桜並木を背景に走る都電は絵になります。
或いは線路を折れ曲がる都電の車窓より、一瞬視界を埋める絶景を楽しむのも良い。
桜並木、外から観るか?乗って中から観るか?(パッと開いてー咲いった♪)


↑高戸橋上流側の眺め、下流側ほど華やかではないですが、こちらにも桜並木は続いています。
前方に架かるのは、次に向かう高田橋。
橋下の左側は神田川の本流、真ん中と右側口は高田馬場分水路の暗渠出口だそうです。

●下流から数えて37番目の橋…高田橋 
高戸橋から見て斜め隣の、新目白通りに架かる方の橋です。

 
↑こちらも見ての通り車の交通量が多い。
付近には大正製薬の本社が在る。
高田馬場付近って薬品系の会社が多いんですよ。


↑高田橋下流側の眺め、前方に高戸橋が見えます。


↑下流側は一部テラスの様に突き出た造りで、広々としています。


↑高田橋上流側の眺め、川床に下りられる階段が在ります。
普段は安全の為に出入口を封鎖しているもよう。

●下流から数えて38番目の橋…源水橋 
水車小屋と桜の図柄が入れられた欄干がお洒落。
昔この付近に在った村に水車が回ってて、その水力を工場の動力源にしていたとか…成る程それで「源水」なんだなと納得。

 
↑この橋の側にも階段テラスが設置されてます。


↑源水橋下流側の眺め、並木って程ではないけど、桜が数本植えてある。


↑源水橋上流側の眺め、高田馬場駅に近付く事から、歓楽街の色が交じり始めます。

●下流から数えて39番目の橋…戸田平橋 
名曲「神田川」を作詞した喜多條忠氏は、この橋の近くに建ってたアパートをイメージして、歌詞を書いたと言われています。(旧千登世旅館の隣に建ってたアパートとの話…現在はアパート・旅館共に無くなってます)
現在この辺りにはカレー等のエスニック料理店、居酒屋が多く建ち並んでいます。

 


↑戸田平橋下流側の眺め、上の写真の人達は、ここから桜を観ていました。


↑戸田平橋上流側の眺め、この橋の欄干にも桜がデザインされています。

●下流から数えて40番目の橋…高塚橋 
高田馬場付近に架かるからか、この辺りの橋には名前に「高」が付く事が多いです。
この橋の名の場合、豊島区「高田」と、新宿区「戸塚町」より、一文字ずつ取ったのだそう。
高田馬場エリアは豊島区と新宿区が入り交じる地域なのです。

 


↑高塚橋下流側の眺め、欄干に鳩が一羽留まってました。


↑高塚橋上流側の眺め、次の神高橋と共に、鉄橋が見えます。

●下流から数えて41番目の橋…神高橋 
嘗ての「高田馬場渓谷」出口地点に架かる橋。

 
橋から上りがきつい方へ真っ直ぐ進むと、高田馬場駅早稲田口に到ります。(逆方面に進むと新目白通りに出る)
長閑な神田川周辺から、高田馬場駅前の歓楽街に出ると、ギャップを物凄い感じる。
ちなみに高田馬場駅早稲田口前には、手塚治虫キャラ大集合の壁画が描かれてます。
また、JR高田馬場駅の発車メロディーが鉄腕アトムなのは有名かと。
高田馬場には手塚プロダクションが在る、その縁から壁画や発車メロディー等で手塚作品を推してるらしい。


↑神高橋下流側の眺め。

 
↑この神高橋下流側では、5月5日の子供の日が近付くと、鯉のぼり(with吹き流し)が群れをなして泳ぐ。
…つっても観たのは2017年5月の事で、地域恒例の季節イベントかは未確認です。(汗)


↑神高橋上流側の眺め、渓谷と呼ばれるのも納得の風景。
昔は水害多発地点だったとか…今でも大雨が降った後の激流には、恐怖を覚えます。
写ってないけど、この橋の上流側左にも、川床へ下りる階段と共に、親水テラスが設置されている。
やはり普段は封鎖されていて、下りれない様になってますけど、丸石が敷かれたテラスを、橋の上から観る事が出来ます。

神高橋上の鉄橋を走るのは西武新宿線、その反対側をJR線が走ります。


↑神高橋~清水川橋間を緩やかなカーブを描いて走る西武新宿線。


↑神高橋~清水川橋間を直線に走るJR山手線。


コメント
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